ある日、お好み焼きの店『みおつくし』。
店主のシンシアは立ち上がり叫んだ。
「…よっしゃ!ウチは決めたで!!」
「母ちゃん?どないしたん?」
「テムナ、ちょぉ手伝ったってな」
シンシアはテムナを連れ立って調理場へ。
一体何が始まるのか?
同時刻、パンの店『ル・シャトン』。
店主のミーアが手を叩いた。
「よしっ!コレで決まりね!」
「ママ、一体どうしたの?」
「ミウ、ちょっと手伝って!」
ミーアはミウを連れ立って工房へ。
一体何をしようというのか?
数時間後。
「ミーア!例のヤツできたか!?」
「準備万端よシンシア!」
ミーアが持ってきたのは焼きたてのパン。よく見ると上面に切れ込みが入っている。
一方、シンシアもちょうど焼きそばを完成させていたのだった。
「あとはこのル・シャトン特製パンに…」
「ウチの焼きそばをサンドや!」
試食。
「うん、これはイケるわね!やるじゃないシンシア、この焼きそばがパンに見事にマッチしてるわ」
「またまたぁ、ミーアのパンが美味いおかげやでw」
「じゃあ早速売り出しましょw」
「ほな数量限定っちゅうコトでw」
そして翌日。
期間限定メニューとして『特製焼きそばパン』がル・シャトンとみおつくしの両店で販売された。
奇跡のコラボレーションが実現したのだ!
その日、雪天小学校3年1組。半日授業の放課後。
「ねえ唯ちゃん、みおつくしの新メニューの話聞いた?」
「焼きそばパンでしょ?ル・シャトンと同時発売なのよね雪歩ちゃん!」
「そうそう。ミーアさんとシンシアさんが一緒に考えたらしいぜ」
「じゃあまずはみおつくしで15個ずつ買って…」
「そのあとル・シャトンで15個ずつ買って…」
「ふっふっふ」
「ふっふっふ」
「「ふっふっふのふ」」
そして唯・和美・雪歩が店を訪れた…まではよかったのだが。
「これは…『買い占めお断り!お一人様合計3個まで』って…?」
「そんなぁ、せっかく昼食まで抜いてここまで来たのに…ううっ…」
「ま、そんなことだろうとは思ったけどよ…ぐすん…」
…まぁこんな日もあるさってことで。
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数量限定なので大食いの方による買い占めはお断りだそうですw
■出演
シンシア:http://www.tinami.com/view/760717
テムナ:http://www.tinami.com/view/757380
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