No.780325

艦これ~岩川基地第00××鎮守府~ 第四話

ユウヤさん

第1艦隊五隻目。そして最後の艦娘。

それでは本編どうぞ

2015-05-29 13:25:28 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:2224   閲覧ユーザー数:1930

 

 

 

 艦隊コレクション岩川基地

          ~00××鎮守府~

 

 

 これは鎮守府の中でも性格に難があったり、性能が正規の者より大きく劣ったりと、難がある艦娘達の吹き溜まり・・・岩川基地00××鎮守府での一つの物語・・・

 

 

 

 

 

 長門は最後の第二艦隊の艦娘の部屋の前に来ていた。長門は覚悟を決めてノックをする事にした。

 

 長門「第二艦隊旗艦の長門だ。着任のあいさつに来たんだが入っても良いか?」

 

 ??「ん?どうぞ~。」

 

 長門「失礼する。先ほども言ったが第二艦隊旗艦に・・・任命・・・され・・・だれだ!?」

 

 目の前に居たのは顔が真っ白になっていた一人の艦娘だった。

 

 ??「あ、ごめんごめん。パックしてたんだった。」

 

 そう言って顔に貼っていたパックを取るとそこには色白で銀髪をなびかせた明らかに外国人風の少女が居た。

 

 長門「えっと・・・貴方は?」

 

 ??「私は潜水艦U-511。“ゆー”とお呼びください。」

 

 長門「U-511?確かドイツ海軍の潜水艦じゃないか?」

 

 ゆー「まあそこは色々あるんですよ。ここはそう言う所ですから。詮索すると酸素魚雷叩き込みますよ?」

 

 長門「な!?」

 

 ゆー「まあ・・・2,3割冗談です。」

 

 長門「そうか・・・冗談か。って7,8割本気か!?」

 

 ゆー「貴方面白いね~。で、挨拶だけ?」

 

 長門「ん、まあそうなのだが・・・ゆーはこの鎮守府に来てどのくらいなのだ?」

 

 ゆー「ん?9年だよ。これでもたいほーよりは古株だよ。」

 

 長門「・・・聞いていいか?7年前何があったのか。」

 

 ゆー「ん~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~。・・・・・・駄目。」

 

 長門「なぜだ?」

 

 ゆー「私が語るべきじゃない。本来なら提督かビッキーから直接聞くべき。」

 

 長門「・・・そうか。此処まで古参の艦娘が頑なに話さないのはよっぽどの理由があるのだろうな。」

 

 ゆー「そゆこと。じゃ。明日から演習だからよろしくね~。」

 

 長門「ああ、私の艦隊指揮の腕前見せてやる。」

 

 ゆー「ん、期待してる。・・・・・・沈まないでね、長門。貴方の事ちょっとは気に入ったんだから。」

 

 長門が部屋から出るとそうぼそりと呟くゆーはそのままコロコロと美顔ローラーで顔をマッサージし始めながら、ベットにぱたりと倒れ込んだ。

 

 

 

 長門「ふぅ・・・さすがに外国艦が居たのは驚きだ。さて、私の部屋は確か入り口近くだったな。」

 

 長門はそのまま自室に向かって歩き出した。荷物はもう届いてる筈、とかこれからどうなるのか心配だ、とかぶつぶつ呟きながら叢雲の部屋の前を通り過ぎようとすると、中から大鳳の声が聞こえて来た。

 

 大鳳『この鎮守府が出来たのは10年前なんだがな。発足当時からこの鎮守府は特殊だったらしいな。なんせ、初期秘書艦があの響だったからな。』

 

 長門(・・・まさか昔の話か?・・・盗み聞きは心苦しいがやはり気になる。聞いて行くか。)

 

 大鳳『まあその前に・・・長門、盗み聞きするぐらいなら入って来い。提督のケーキも食えるぞ?』

 

 長門「!?・・・失礼する。」

 

 大鳳「おう、ちょっと待ってろよ・・・」

 

 そう言って大鳳はケーキを切り分け、二つの小皿に取り分けると今度は壁を叩き始めた。

 

 トトトン、トントン、トトトトトン。

 

 大鳳「これでゆーも来るだろ。ちょっと待ってな。」

 

 そう言うと大鳳はお茶を一口飲むとふ~っと一息ついた。そしてもう一口含んだと同時に。

 

 ゆー「ど~ん!!」

 

 大鳳「ぶー!?」

 

 叢雲「きったな!?」

 

 うしろからゆーが突撃した衝撃で大鳳は口に含んだお茶を叢雲に向けて吹き出してしまった。

 

 初春「・・・叢雲、えんがちょじゃな。」

 

 長門「まったく部屋を汚すな。」

 

 叢雲「私の心配は無しか!?」

 

 大鳳「すまんすまん・・・ゆー、お前の事だから長門に昔話はしないと言ったんだろうが・・・此処までしつこいのだから何れ答えに行きついてしまうだろう。どうだ?話してもいいと思うが。」

 

 ゆー「ん~?大鳳が言うなら仕方ない。昔話しようか。」

 

 大鳳「それじゃあ語るとしようか。岩川基地第00××鎮守府で何が起こったのかをな。」

 

 こうして大鳳はゆっくりと語りだす。今、この鎮守府の隠された事件が語られる。

 

 

 

 

 

 今回の登場人物

 

 

 第二艦隊潜水艦―U-511

 

 UボートIXC型潜水艦。性格はおっとりさんでありながら悪戯っ子。美容大好き。パック、美顔マッサージなどとにかく美しく見せたい模様。性格が正規の艦娘より癖がある所為か性能はちょっと高め。

 

 

 第二艦隊旗艦―長門

 

 此処に来て語ることが無くなった。

 

 

 第二艦隊装甲空母―大鳳

 

 上に同じく語る事無し。

 

 

 第二艦隊駆逐艦―叢雲

 

 結構ないじられっ子。

 

 

 第二艦隊駆逐艦―初春

 

 叢雲大好き。だからよくいじってる。

 

 

 

 

 岩川基地第00××鎮守府について

 

 次回、七年前の事件が語られるのを待て!

 

 

 

 

 あとがき

 

 

 一刀「此処に来て外国艦か?」

 

 そです。風みたいな子いないかな~?って探したらおっとり口調がはまりました。

 

 一刀「いや、全然違うじゃん?」

 

 性格改変してるのであの口調で風っぽいの想像してくれ。

 

 一刀「・・・・・・・・・ん、悪くない。」

 

 お主も好き物よのぉ・・・

 

 一刀「さてと、次回は双呂旗だな。」

 

 その通り。次回『二つの呂旗~現代史~ 同棲騒動Ⅴ』だ。

 

 一刀「さてと・・・今回はゲストいないんだな?」

 

 ゲスト?居るよ??

 

 一刀「え?何処に・・・」

 

 ハム「・・・」

 

 一刀「・・・」

 

 ごめん、忘れてたww次回予告しちゃったww

 

 ハム「うわ~~~~~ん!!!!!」

 

 一刀「ぱ、ぱいれ~~~~~ん!!」

 

 じゃ、皆また次回~。

 

 一刀「あ、こら、てめ・・・くそ!白蓮、今行くぞー!!!」

 

 


 
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