No.780195

機動戦士ガンダム ジオンに生きる戦士の記憶第二話

蒼崎夜深さん

やっとこのさで二話目を投稿…………執筆速度をあげなくてわ
それではごゆっくり

2015-05-28 21:38:45 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:792   閲覧ユーザー数:764

0079年1月15日 - 16日:サイド5宙域にてジオン公国軍と連邦軍によるルウム戦役が起き、ジオンのモビルスーツを前に壊滅状態に陥り、残っていた宇宙部隊はルナツーへと逃げた。

 

ルナツーで戦闘を行った偵察部隊は、ブリティッシュ作戦を行う前に戦闘を行ったということにより、軍法会議とはならなかったものの、後方補給部隊に回された。

 

「……ショウ」

 

「みなまで言うな……俺が悪かった。ホントすまん」

 

ルナツーでの戦闘になった経緯は『ショウ・佐々木中尉がランチによりルナツー宙域に展開する連邦艦隊を確認しに行ったのだが、調子に乗り宇宙港を探そうとして、探索を続けた結果、敵に見つかり戦闘になった』ということらしい。

 

何ともバカらしいことなのだが、軍法会議をしようとしたが、ドズル・ザビ中将と何故か仲が良かったため、下手に手をうてなかったのだ。

 

何故仲が良かったのかと言うと訓練校時代にドズル・ザビの弟ガルマ・ザビがシャア・アズナブルに唆されてズム・シティにあった連邦軍兵営を襲撃することを察知した際、シャアがドズル中将を何らかの方法で校長室から出させないようにすると考え、ドズル中将に相談があると言い、ドズル中将を校長室から出させ、声が似ている影武者を用意した。

 

そして、ガルマが兵営を襲撃するために集まった全員に激を飛ばしていた時に俺はドズル中将を連れてその場に向かった。

 

ドズル中将は最初その事を知ったときは激怒したが、俺は逆にドズル中将を説得し、ドズル中将が後押しすると言う事で気合いが入るように逆に仕向けた。

 

その後、ドズル中将を素早く校長室に連れて帰り、襲撃事件を今知ったようにしてもらった。

 

それから、ドズル中将に呼ばれ、校長室に向かった。その時ショウは死を覚悟していた。(後になって冷静に考えたドズル中将が怒っていると考えたため)

 

だが、怒られるどころか、逆に感謝された。

 

それ以来ドズルとは仲が良く、ある程度の便宜をしてもらえるようになった。

 

そのため後方補給部隊に回されただけだった。

 

閑話休題

 

「そう言えば、この部隊に新しい子が来るみたいだよ」

 

「へぇ~こんな出世の出来ない部隊に……痛いです。すみません俺のせいです」

 

ショウはキョウの両頬を優しく(?)ペチペチとビンタを連打した。

 

「キョウさん。あまりショウ先輩を叩かない方が……」

 

「いや、これぐらいしとかないと。ショウはまた調子に乗るからね。まったく、ショウが勝手に死のうが僕には関係ないと言えないけど、また同じことしたら僕が撃つよ?」

 

「りょ……了解であります」

 

ショウはビンタから逃れて無重力の中でふよふよ浮かびながら土下座をした。

 

「土下座ですむなら誰でも出来るよ?でも、この熱した鉄板の上で出来るよね?」

 

キョウがそう言うと一瞬でショウの前に赤くなるまで熱した鉄板がでた。

 

ショウは驚き辺りを見渡すと、キョウ・葛葉親衛隊(非公式)がカメラを構えていた。

 

(試されている!?)

 

ショウは熱々に熱された鉄板と綺麗な笑顔を浮かべているキョウとキョウに隠れるようにして、写真を撮っている親衛隊(非公式)を交互に見た。

 

(あ……ショウ先輩死んだ)

 

(ボウズ……骨は拾ってやる)

 

その日、ソロモンの第32ハッチに断末魔が響いた。


 
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