No.772292

恋姫外史・魁!漢(?)塾  一刀の旅立ち(前編)

アキナスさん

塾長一刀が少しだけ出かけます

2015-04-19 21:30:49 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:3155   閲覧ユーザー数:2606

塾長室に来客があった。

 

現・呉の王である蓮華である。

 

「姉様達を返して!」

 

「連絡もせずにいきなり来て、言う事はそれかい・・・・・・」

 

机に肘をついてやれやれという感じの一刀。

 

「蓮華が来てるんですって?」

 

そう言って塾長室に入ってきたのはジャージ姿の雪蓮と、女教師スタイルの冥琳だった。

 

雪蓮は体育担当、冥琳は教科担当の教師として漢塾に来ていたのである。

 

まあ要するに、現在呉の主要メンバーは蓮華、思春、穏に亜莎くらいしか残っていなかったのである。

 

え?シャオはどうしたのかって?

 

「お姉ちゃん、外まで聞こえてきてるよ?」

 

いますとも、漢塾の生徒として。

 

「つーか、ちゃんと雪蓮たちには了解を得たぞ?いまさら何で手放さなきゃならねえんだよ・・・・・・」

 

「そうね」

 

「うむ」

 

「だよね」

 

蓮華以外の三人は一様に頷く。

 

「これだけ重要人物が抜けてしまって、国政に影響が出ないわけないでしょう!!」

 

机に両手を叩きつけて抗議する蓮華。

 

「それはお前のやり方が悪いからじゃないのか?」

 

「・・・!!だったら貴方ならうまくやれるっていうの!?」

 

「さあ・・・やれるかもしれないなあ?」

 

「だったらやってみなさい!!」

 

「そう言われても、塾長の仕事が・・・・・・」

 

「逃げるの?」

 

「・・・・・・」

 

あからさまな挑発にムッとする一刀。

 

「分かった。じゃあこうしよう。俺が呉の国政を何とかできなかったら呉のメンバーは全員返す。だが、もし出来たら蓮華。俺の言う事を一つ聞いてもらおうか?」

 

「な、何故私が・・・・・・」

 

「王としての責任を俺に丸投げするくせに、何のリスクも背負わない気か?情けない奴だな・・・・・・」

 

「くっ・・・・・・いいだろう」

 

「そうか、なら・・・・・・白蓮ーーーー!!」

 

「何だ?」

 

一刀に呼ばれて白蓮も塾長室に入ってきた。

 

ちなみに白蓮は漢塾の副塾長である。

 

「呉に行ってくるから少しの間、塾長代理を頼むわ」

 

「了解」

 

もう慣れた事と言わんばかりに即答する白蓮。

 

「そんじゃ、行ってくるわ」

 

そう言って、一刀は蓮華と共に呉へと向かったのであった・・・・・・

 

 

 

 

 

「あの子も馬鹿な勝負受けたわねえ・・・・・・」

 

「一刀、蓮華お姉ちゃんに何をさせるつもりなのかなあ?」

 

「二人とも、話が既に蓮華様が負けること前提だな」

 

「「違うって言うの?」」

 

「・・・・・・ふう」

 

 

 

 

冥琳のため息はどのような思いによるものなのか?

 

 

 

 

答えは冥琳本人にしか分からなかった・・・・・・

 

 

 

 

 

 

どうも、アキナスです。

 

開始数話で一刀が呉に行ってしまいました。

 

すぐ戻って来れるんでしょうか?

 

それと、最後の叫びを再開しようと思います。

 

技名被ったとしても許してくださいね?

 

では次回に・・・・・・

 

 

 

 

 

 

「猛虎流奥義大放屁!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 
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