愛しすぎる貴方の傍に

どうして行けないのかと

一人嘆くけれど

広い鳥籠の中 私は出られない

貴方に会うためだったら

何だってするの

それほど愛しいのだから

「愛してる」の言葉じゃ

全然足りないくらい

貴方が好きだわ

言えないまま 貴方を探すの

ひたひたと続く紅い足跡

白い世界に映えるの

鳥籠の中 先は見えない

私には広すぎるの

涙さえも紅く 紅く

真紅の薔薇を探すわ

ただ貴方のためだけに

愛しすぎるの 貴方のことが

紅く染まっていく中で

貴方の笑顔だけが―――