風天駅前。

輸入食品と世界のお酒を扱う店・Selia'sの本店にやってきた煌月陸斗・モニカ夫妻。

「しかしモニカ、二人で買い物なんて何ヶ月ぶりかな？」

「ええ。それにしてもこの店ってホントにいろいろ揃ってるわよね～ｗあ、あったあった」

モニカは近くにおいてあったフェットチーネの袋を手に取ると、バスケットに入れていく。

「まあ、この店は他にスパイスも一通り揃ってるからなかなか…」

そう言って店内を回っていると、一人のミシィカルの女性が声をかけてきた。

「いらっしゃいませ、お探しのものは…あら、陸さんにモニカさんじゃない」

「「あ、セリアさん…」」

二人に声をかけてきたのはファードラゴンの女性・中目黒瀬梨愛。

Selia'sの社長にして、店名の由来になった女である。

「どう？お探しのものは見つかったかしら？」

「ええ、結構品揃えいいですよねここｗいつも贔屓にしてますｗ」

「品質もいいし、モニカも喜んでますよｗ」

「それはそれは。実は先日もフローエ・ツァイトのルイーゼさんがいらしてね。彼女もうちの常連なのよｗ」

「え、ルイーゼさんも常連？」

「そりゃもう毎回いらしてはスパイスとか油とかワインとかを買っていかれるのよｗ」

「じゃあ私もイタリアワインを買っていこうかしらｗ」

「うーん、やっぱりSelia'sはいいね！」

イタリア人もドイツ人も納得の店・Selia's、是非一度ご来店あれ…。