天水 月と逢引後
門番「呂珂様。ただいま華陀様と馬岱様がお越しになられました」
一刀「お、帰ってきたか。すぐここに通してくれ」
門番「は!」
一刀「あいつが戻って来たと言うことは、成功したか」
風「確か華陀さんは、医者でしたね~それが涼州の馬岱ちゃんと一緒・・・むむむ、これは事件の匂いです」
稟「なにを馬鹿な事いってるんですか。彼が戻って来たと言うことは、一刀殿の予想通りでしょう」
風「おや稟ちゃん知ってるんですか?」
稟「以前天水に来た時にお会いしましたから」
風「(ッチ)慌てるところが見れなくてつまらないのです」
稟「風!あなたいま舌打ちしましたか!?」
風「空耳ですよ~」
霞「稟が風からいじられるのも変わらんなあ~」
風「それはですね~これが風達の[予定調和だろ?何がむむむですかー!]むむむ・・・お兄さん、風の台詞取りすぎなのですよ」ぷくー
一刀「キノセイですよ風さん」
門番「華陀様と馬岱様をお連れしました」
華陀「久しぶりだな!一刀!」
蒲公英「お兄さんやっほー!」
一刀「お疲れ様華陀。蒲公英も元気そうだな」
蒲公英「蒲公英から元気取ったらなにも残らないからね!」
真桜「自分でいうんかい!」
霞「華陀は来たのはわかるけど、自分はどないしたん?」
蒲公英「華陀さんの護衛と、お兄さんにお礼いいにきたの」
沙和「隊長~西涼の人間にお礼言われることってなにしたなの~」
真桜「隊長のことだからきっとやらしいことやで」
沙和「隊長ったら鬼畜なの」
一刀「まったくお前達は・・・。凪と明命よろしく」
凪・明命「「了解です(しました)」」
一刀「終るまで会議待ってるからな~」
真桜「沙和、これあかんやつや」
沙和「またやっちゃったの」
忠犬'S「「サアイキマショウ」」
ギャーーーーーー
もう許してなのーーーーーーーーー
・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・バキ?
~~~~~~しばらくおまちください~~~~~~~~
真桜・沙和「「ずみませんでした・・・泣」」
霞「風から聞いとったが、ほんま凄いな。」
風「恋ちゃんを筆頭に凪ちゃん・明命ちゃん・愛紗ちゃんが、お兄さんを守るワンコ隊です。お兄さんの指示があれば、忠実に命令を遂行するのです」
稟「あの二人はすぐふざけますからね。よくワンコ隊の餌食になります」
月(ワンコ隊・・・いいなあ)
詠「どうしたの月?」
月「なんでもないよ詠ちゃん。明命さん、ワンコ隊はどうやって入るものですか?」
明命「隊長への愛。それがすべてです!隊長がいま何をしてほしいのか、どう動いてほしいのかをすべて把握することです」
凪「あとは一刀様の居場所の感知も大事です」
月「そんなこと出来るんですか?」
恋「恋達なら余裕・・・ぶいっ♪」
月(敷居が高いです・・・でも、一刀さんが天水に戻られてからずっと傍にいましたし・・・やってみせます)
一刀「話が脱線したから元に戻そう。すまないな華陀と蒲公英」
華陀「なに、一刀のいつもの風景なのだろ?にぎやかでいいじゃないか」
蒲公英「お兄さんの周りはいつも元気だね!」
一刀「そういってくれてありがとな。それで華陀、報告頼む」
華陀「一刀から頼まれていた、馬騰の事なら成功した。もう少し遅かったら、手の施しようがなかったと思う」
一刀「そうか、なんとか間に合ったか。再発はありえるか?」
華陀「病原体はすべて取り除いたから大丈夫だ。ただ治ったが、筋力の低下が著しくてな・・・もう戦うことは出来ないだろう」
蒲公英「それでもおば様が死ななかったんだから、華陀とお兄さんには感謝しかないよ!いま涼州の守りはおねーさまがしてるから、たんぽぽが変わりにきたんだ」
詠「戦えないとはいえ、あの馬騰が生きてるってことが大事なのだしね」
霞「いるといないじゃ、士気が大違いやからなあ」
一刀「休みなしで向かわせてすまなかった。それとありがとな華陀」
華陀「なに、親友の頼みだ。これぐらいどおってことない」
一刀「さて、凪達は初対面だと思うから名乗っておきなさい」
風「そういえばそうでしたね~風は程昱仲徳といいます~お兄さんの筆頭軍師なのです。風と呼んでください~」
稟「このやりとりも疲れるので何もいいません。」
凪「私は楽進文謙と申します。真名は凪です。よろしくお願いします」
真桜「うちは李典曼成、真名は真桜や。よろしゅう」
沙和「沙和は于禁文則なの~董卓ちゃんと賈詡ちゃんよろしくなの」
月「私の名は董卓、字は仲穎です。真名は月です」
詠「僕は賈詡、真名は詠よ」
華陀「俺は一刀の親友で医者の華陀だ、よろしく頼む」
蒲公英「蒲公英はねー馬岱だよーよろしくね!」
程銀「わしは程銀と申す」
成宜「成宜だ、よろしく頼む」
一刀「そこの3人も、こっちに来て自己紹介だ」
程遠志「あっしらもいいんですかい?」
一刀「まだまだ未熟だが、お前達も将なんだ。遠慮せずにこっちに来い」
程遠志「わかりやした。それでは名乗らせてもらいやす!あっしは」
鄧茂「おいらは、鄧茂なんだな~みなからはデクと呼ばれてるだーデブじゃないから、気をつけてほしいんだな~」
程遠志「いま俺が名乗ろうとしただろう!」
波才「俺は波才だ、チビと呼ばれてるが、好きに呼んでくれだ」
程遠志「最近の俺の扱いがひでえだ。俺は程遠志・・・誰も名前で呼んでくれないから、ヒゲと呼んでくだせえ・・・」
風「おおう、どんどんヒゲさんが、やさぐれていきますねえ~」
稟「ある意味、美味しい立ち位置ですがね」
一刀「それで今後の方針だが・・・詠、天水の状況を教えてくれ」
詠「え?月じゃなくて僕なの?」
一刀「軍師の観点から聞きたかったが、ダメか?」
詠「わかったわよ、これは一刀達が戻ってくる前の話だけど、武都方面から漢中兵が来襲したわ。もちろん撃退したけどね」
華陀「それは本当に漢中の兵だったのか?」
詠「鎧の色などから見て、間違いないわ」
一刀「華陀よ、張魯とは野心深き人物だったか?」
華陀「あの人が望むのは、漢中の安寧だ。自ら他国を侵略するはずがないのだが・・・」
一刀「ふむ・・・風と稟見解を述べよ」
稟「華陀殿の言うとおりの人物であるならば、その漢中兵は偽装でしょう。先の戦い相手である西羌族かあるいは」
風「南蛮に繰り返し出撃を繰り返す、益州軍でしょうね~」
詠「ありえるわね。あの爺はかなりの野心家。益州を王国としてしたいみたいだからね」
一刀「漢中兵に偽装して、俺達を疑心暗鬼にして漢中と仲違いをさせ、天水と漢中で争いを起こして後方より漢中を掠め取る。こんなところか」
稟「漢中は益州の門とも言われてますからね。それと詠殿、口を開けたまま固まってどうかしましたか?」
詠「今までこういうのは、私一人で考えてたからなんか新鮮でね。それに一刀って、もしかし頭も凄いの?」
一刀「ん~そこそこだと思うけどな。稟・風・詠といった軍師には勝てないよ」
風「またお兄さんが謙遜してるのですよ~」
一刀「俺のことは置いておくとしてだ。被害はどうなってる?」
詠「霞達主力がいなかったけど、程銀と成宜が奮戦してくれたお陰で、被害は最小限で済んだわ」
一刀「そうか。程銀・成宜よ早速の働き見事だ。貴公らのお陰で民への被害も少なく済んだ。感謝する。これからも民のために力を貸してくれ」
程銀「ありがたきお言葉にございます」
成宜「我らでお役にたてるのであらば、これからもお使いください」
一刀「頼りにしてるぞ」
程銀・成宜「御意!」
霞「一刀ってば様になってるやないか」
一刀「まぁ曹家では俺が前に出続けたからな」
月「一刀さん、今曹家って・・・どういうことですか?」
一刀「今からそれを説明するよ。その前にこれからの話は、俺達の最重要秘密だ。絶対に口外しないと誓えるか?」
程銀「愚問です呂珂様」
成宜「そのような重大な話を聞かせていただけるのです。どうしてその信頼に背けましょうか」
詠「あんたは私達の主君なのよ。不利にさせるわけないでしょ」
月「そうです一刀さん。私達を信じてください」
一刀「ならば少し長くなるが聞かせよう」
一刀「信じがたい話だと思うが、話した内容すべて事実だ。」
月「そのような事が・・・」
詠「通りであの霞が、男になすがままだったのね」
霞「思い出したのはあの戦の最中やったけどな」
蒲公英「お兄さんも苦労したんだね」
一刀「蒲公英もいたの忘れてた」
蒲公英「忘れられてたの!?ちゃんといたからね!?」
一刀「すまんすまん」
蒲公英「でも、お兄さんの事はおねーさまとおば様にも内緒にしておくね」
一刀「助かるよ蒲公英」
ヒゲ「旦那あの後そんな苦労なされたんですかい・・・俺達は絶対旦那をうらぎりませんーーー」
一刀「暑苦しいなまったく!」
詠「そういうことなら、私のほうで洛陽への斥候を増やしておくわ」
一刀「頼むよ詠。華陀はこれからどうする?」
華陀「俺か?出来れば漢中に戻り、張魯に真意を聞きたいが・・・いま出歩くのは危険そうだな」
一刀「お前ほどの腕があれば返り討ちは余裕だろ?」
華陀「少人数ならばそれもいいが、大人数となれば話は別だ」
一刀「ならばしばらく天水に滞在するか?」
華陀「病人を診てまわりたいが、いまの状況では仕方ないな」
一刀「お前がいれば、多少の無茶ができるから助かるよ」
華陀「医者から言わせてもらうと、あまり無茶はしてほしくないがな」
一刀「それは約束できないなあ~」
月「対外的には今までどおり呂珂で通すのですか?」
一刀「俺が曹仁の名を出すときは・・・十常侍つまり漢帝国に弓を引く時だ」
詠「ちょっと!そんなこと迂闊にいっていいの!?」
一刀「いずれ漢帝国はなくなる。それが早いか遅いかの差だ」
詠「そうはいってもね」
稟「詠殿無駄ですよ。我々は漢帝国再興に尽くすつもりは最初からありません」
風「風達にとっての太陽はお兄さんなのです。死にかけの龍である漢帝国に興味ありませんね~」
月「一刀さんは覇道を歩まれるのですか?」
一刀「基本は王道で行くつもりだ。仁義による徳で国を治める王道。さらにその王道によって平和な土地を作る王道楽土・・・これが最終目標だ」
霞「華琳とは正反対の道をいくんやな」
一刀「でも武力そのものを否定するつもはないよ。力なき君主なんて意味ないからね」
月「一刀さん、その王道を天水から始めてください。私達は全力であなた様を支えます」
一刀「ありがとな月。頼りにしてるよ」なでなで
月「へぅ~~~//」
凪(明命、どう思いますか?)
明命(月さんも一刀様を慕ってると思いますが、私達とは方向性が違うと思います)
恋(・・・でも油断できない)
凪(今は様子見ですね。なにか進展があればまた協議しましょう)
明命・恋(了解です!・わかった)
風「ワンコ隊がまた密会してますね~」
稟「月殿に反応したのでしょう。」
霞「なんや、ゆえっちもワンコ隊に入隊するんかい」
月「そ、そんな私には無理です!でも・・・いずれは・・・ゴニョゴニョ」
詠「本音漏れてるわよ月。」
月「え、ほんとに詠ちゃん?」
詠「もうばっちしと」
月「へぅ~~恥ずかしいです//」
一刀「そういえば忘れてた、いまの天水の軍備教えてもらえるか?」
詠「一番重要なところ忘れないでほしいけど。あんたが連れてきた兵を含めると、騎兵3万 弓兵1万 歩兵4万の計8万よ」
一刀「騎兵がもう少し欲しいな。涼州で馬って余ってるか?」
蒲公英「もちろん相当の数があるよ~」
一刀「ならば商業に力を入れて、馬を買い集めよう。霞と恋で騎馬隊をこの大陸最強の軍団に育ててもらえるか?」
霞「任せときー!うちが一刀の精兵を作ったる!」
一刀「程銀と成宜には補佐についてもらいたい。できるか?」
程銀「わらしらも涼州の人間、お任せください」
一刀「ならば4人に騎馬隊の運用を任せる、恋も頼むよ?」
恋「コク....任せて」
一刀「凪・真桜・沙和の3人は警備隊として治安維持を勤めてくれ。ヒゲ デク チビは3人のしたにつけ」
凪「任せてください!必ずや勤め上げてみせます!」
一刀「俺と稟・風・詠は内政を、月は俺の補佐を頼む」
風「御意~」
稟「わかりました」
詠「仕方ないわね」
月「わかりました(へぅ~やった!一刀さんの傍にいられます!)」
詠「なんか月が壊れてきたような気がするわ・・・」
明命「私はどうしますか?」
一刀「明命は長安を探ってもらえるか?」
明命「長安ですか?わかりました、すぐいってきます」
詠「長安に派遣してどうするつもりなの?」
一刀「ちょっとした仕込をね」
風「たまにお兄さんは軍師泣かせなのですよ~」
一刀「不確定な事を話したくないだけだよ。華陀は自由に過ごしてくれて構わないから」
華陀「そうか?ならば、領内を回って病人がいないか検査するよ」
一刀「あ、後で少し時間もらえるか?」
華陀「構わないが、どうかしたのか?」
一刀「なに、久々にお前と呑もうと思ってな」
華陀「そういうことなら了解した」
一刀「情勢が変わるまで基本はこの体勢で行くことにする、各人明日から職務に励むように」
一同「御意」
蒲公英「それじゃあ、私もおねーさま一人じゃ不安だから涼州に戻るね!なにかあったら西涼騎馬隊率いて助けに行くからね!」
一刀「その時は頼むよ、気をつけて帰れよ」
蒲公英「それじゃあお兄さん、またね~!」
一刀「さて・・・国づくりの始まりだ!」
華陀帰還時のとある幽州
孔明「キュピーン!雛里ちゃん!いくよ!」
士元「きたね朱里ちゃん。今度こそ私頑張るよ!」
劉備「またなの!?ちょっとふたりともーーーーー!」
鈴々「はにゃ?朱里と雛里がまたおかしくなったのだ。なにかあったのにゃ?」
韓当「それは大人になったらわかることだよ」
劉備「えっと、前呂珂さんに聞いた対処法は・・・朱里ちゃんと雛里ちゃん!政務を終らせてからやらないと、天井裏においてある本全部燃やすからね!」
ゴロゴロピッシャーーーン!
孔明「な・・・なぜ桃香様そのことを・・・」
劉備「黄巾党討伐の解散前に、呂珂さんから教えてもらったんだよ」
士元「あわわ、私達の隠し場所がばれ・・・きゅう」ばたん
劉備「本を燃やされたり、ばら撒かれたくなかったらちゃんと仕事するように!」
孔明「はわわ、ごめんなさーーーーーい」
とある南陽
美羽「今日の政務はここまでなのじゃ!皆のもの、今日は風呂を入れたからゆっくり疲れを癒してくれたも!」
七乃「美羽様~~~」
美羽「こら、七乃くっつくな~~」
紫苑「あらら、七乃ちゃん遅いわね」
七乃「いつの間に私より速く・・・さすが紫苑さん」
??「あの、お母さん」
紫苑「あら、美羽様ってばお母さんなんて」
??「お母さんこっち!」
美羽「妾はいっておらんのじゃが・・・」
??「お母さんってば!」
紫苑「そんな照れなくてもいいのにー」
七乃「あの~~紫苑さん?後ろ・・・」
璃々「お母さん!」
紫苑「あ・・・璃々・・・いたの?」
璃々「いたのじゃないよ!何回も呼んでたでしょ!」
紫苑「ごめんなさい、つい美羽ちゃんがかわいくて」
璃々「最近お母さんそればっかりだよね!璃々のことはどうでもいいの!?」
紫苑「そんなことあるわけないじゃない」
璃々「じゃあお母さんの娘はどっち!」
紫苑「それは・・・えーーと」
璃々「ほら答えられない!もうお母さんなんて知らない!」
紫苑「璃々ーーーーーー!」
美羽「のお・・・こういう場合どうすればいいのじゃ?」
七乃「傍観するのがいいですよ~下手に入るとややこしくなりますから」
美羽「そ、そうか」
紫苑「まって璃々ーー!」
璃々「付いて来ないで!」
この日を境に1ヶ月口を聞いてもらえなかった紫苑であった
改めてあけおめです~
拠点の話前にだだ甘と宣言してましたが、あそこまで砂糖の山とか滝といわれると思ってなかったですw
いま戦隊物って基本5人の+何人かって構成なんですかね?
恋 凪 明命 愛紗に続くあと1人を候補二人の内どっちにするか悩んでるんですよね。
でわでわ~また次回お会いしましょう~
次回タイトル
悪夢再び、連合軍結成
Tweet |
|
|
45
|
7
|
追加するフォルダを選択
月のデレが拠点から止まりません