No.74854

真・恋姫無双 北郷一刀最強伝  番外編 親衛隊(後編)

jindamuさん

親衛隊編大変これで終わりです。
次は、本編を進めようかなと思っています。

2009-05-21 23:30:32 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:14581   閲覧ユーザー数:11922

いよいよ始まる親衛隊隊長と副長を決める競争が今始まる。

勝つのは誰と誰なのか、それは分らない。

北郷「競争を始める前に一応、今回の競争の決まり事を発表するからちゃんと聞けよ・・・・・

この競争はただ走るだけじゃ面白くないから、三つの関門を用意しておいた。

三つの関門を抜けた、一番と二番を北龍隊の隊長と副長にするけどいいな?」

走者全員「「「「「「「「はいっ!!!!!!!!!!!」」」」」」」」」」」」」

競争のルールを聞いた愛紗達の闘志が激しく燃える。

勝つのは自分だと。

北郷「それじゃ始めるぞ!」

愛紗達は戦場へ赴くような顔になり、走る体制を整える。

後は開始を待つだけである。

そして、北郷は右腕を高く上げる。

北郷「位置について・・・・用意・・・・・ドンッ!!!」

北郷が上げていた右腕を力強く下ろす。

それを、合図に愛紗達は一斉に走り出した。

愛紗達が、城の中庭の階段をものすごい速さで下りていく。

このときの先頭は鈴々であった。

鈴々「勝つのは!鈴々なのだっ!!!!」

鈴々の後を追い懸ける後続の愛紗達。

城の中庭を抜け、町へ出てすぐにある物が立ちふさがる。

鈴々「うにゃ?なんなのだこれは?」

走者たちを阻むように台が置かれている。

その、台の上にはある物が乗っていた。それは・・・・・

北郷「その台の上に置かれているのは知恵の輪だ!

それを外すことが出来たら先へ進むことができるぞ!」

いつの間にか先回りした北郷に説明を聞いた鈴々は知恵の輪を外そうとするが・・・・・

鈴々「ん~~~~~~~なかなか外れないのだ~~~~~~~」

知恵の輪に悪戦苦闘中な鈴々に追いついた愛紗達も北郷から説明を聞き。

知恵の輪を外そうとするが・・・・・・・

星「なぜだ!なぜ外れぬ~~~~~~!!

昴「な、なんだこれは?外れないぞ~~~~~~~!!」

恋「・・・・・外れない・・・・・・」

愛紗「どうやったら外れるんだこれは~~~~~」

知恵の輪に悪戦苦闘の愛紗達だったが・・・・

一人だけそうでない者がいた。

霞「あっ・・・・・外れよった・・・・・・そいじゃ~~おさき~~~!」

あっさり知恵の輪を外した霞は再び走り出す。

愛紗達も負けずと知恵の輪を外そうとする。

愛紗「やった!外れたぞ!!」

星「私にとってはこの程度のことなんてこともない!」

恋「・・・・取れた・・・・・・」

どうにか知恵の輪を外すことができた愛紗・星・恋の三人はどうにか知恵の輪を外すことができたが・・・・・・・

鈴々「うにゃ~~~~~!!!!」

昴「ん~~~~~~!!!」

鈴々・昴の二人はなかなか外せないでいた。

実はこの知恵の輪の外し方は強く引っ張るんじゃなくて。

軽く引っ張ると外れるようにできているのである。

これに気付かない鈴々と昴は一旦置いといて・・・・・・

一方の愛紗・星・霞・恋の四人は城門を抜けようとするのだが・・・・

愛紗達の目の前に第二の関門が立ちふさがる。

北郷「第二の関門はこれだ!皆の目の前に置かれている特盛チャーハン全部食べたら次へ進むことができるぞ!」

次の関門は特盛チャーハンの早食いだった。

主旨を聞いた愛紗達は特盛チャーハンを急いで食べる。

どうにか、知恵の輪を外すことの出来た鈴々と昴も特盛チャーハンに食らいつく。

だが、この特盛チャーハンはただのチャーハンではなかった。

走者全員「「「「「「「「か・・・・・辛~~~~~~~~~い!!!!!!!!!!!!!」」」」」」」」

そう、この特盛チャーハンは実は大量の唐辛子が入っているのである。

だが、彼女たちは果敢にも激辛特盛チャーハンに挑んでいく。

愛紗「こ、この程度!全然問題ではない!!」

鈴々「か、辛いのは苦手なのだ~~~でもお兄ちゃんのためにも頑張るのだッ!!!」

星「こ、これが激辛メンマだと思えばどうということはない!!」

昴「ま、負けてたまるか~~~~!!!!」

霞「この試練・・・カズっちへの愛で乗り切って見せるで~~~!!!!」

恋「・・・・・・・・(顔が真っ赤)」

どうやら恋は舌がひりひりしていて喋ることができないようである。

愛紗「どうにか食べ終わったぞっ!」

意外にも愛紗が一番最初に激辛特盛チャーハンを食べる終えることができたようである。

食べ終えた愛紗は再び走り出すが勢いが僅かばかり落ちていた。

さすがに、激辛特盛チャーハンを食べて体力が削られたようである。

それからしばらくして、霞・恋・鈴々・星・昴の順番で食べ終えることができた。

やはり、彼女たちも少し動きが鈍いようである。

城門を抜けの城壁の外側を走っている愛紗達。

どうにか、城壁の外側を五周走り終えた愛紗達。

さすがも彼女たちでも疲労の顔は隠せない。

このときの、順位は愛紗・恋・霞・星・鈴々・昴の順である。

北郷「いよいよ、最後の関門だ!最後の関門はいたって簡単だ!!

そこから見えると思うが、終着地点に立っている二つの旗を取った人が

北龍隊の隊長・副長になれるぞ!!」

最後の関門の説明を聞いた愛紗たちは、終着地点である場所を見る。

そこには、確かに二本の旗が立っていた。

旗を見た走者達は・・・・・・・・

ドドドドドドドドドッッッッッッ!!!!!!!!

先程の疲れはどこに行ったのか・・・・・

すさまじい速さで旗を取ろうとする愛紗達。

その速さはもしかしたら、北郷の神速と同等の速さがあるのかもしれない。

愛紗「あの旗を取れば!ご主人様と一緒にいる時間が長くなる!!」

鈴々「お兄ちゃんを独占することができるのだッ!!!」

星「速さでこの趙子龍が主の前で負けるわけにはいかん!!!」

昴「この勝負に勝てば・・・主殿に色々な事をしてもらえるんだ!!!」

霞「こ、これ勝てば、カズッちの相棒になれるんや!!!!」

恋「・・・・・ご主人様に・・・・・・愛してもらう・・・・」

一部間違ってもいないこともないが本音がただ漏れである。

ちなみにこの時霞の胸にしていたさらしが取れかかっていたのは余談である。

更に加速する愛紗達・・・・・・・

その速さは時を超える車より速いかもしれない。

終着地点まで残り僅か。

旗との距離が近くなった愛紗達は旗に向って飛び出した。

旗だけに果たして誰が勝つのか。

飛び出した衝撃で砂煙が愛紗達の周りに舞い。

誰と誰が勝ったのか分からない。

砂煙が消え二人の走者が旗を持っていた。

愛紗「や、やった・・・・か・・・・・勝ったぞ―――――!!!」

霞「とっ・・・・・取ったで~~~~~~!!!!!」

この勝負に勝ったのは愛紗と霞のようである。

愛紗の持っている旗には隊長と書かれていて。

また、霞の持つ旗には副長と書かれていた。

星「なかなか良い勝負だった・・・・・」

鈴々「くやしいのだ~~~~~!!」

昴「私もまだまだ修行が足らないな・・・・・」

恋「・・・・・・くやしい・・・・・・」

競争に惜しくも負けた、鈴々・星・昴・恋の四人は悔しそうだったが。

悔いはないという感じであった。

北郷「愛紗・霞おめでとう!親衛隊・・・いや北龍隊の隊長と副長

・・・・・大変かもしれないけど頑張ってくれ!」

喜びを噛みしめている愛紗・霞におめでとうの言葉を送り。

二人にあるものを渡した。

愛紗「ご、ご主人様・・・こ、これは・・・・・・」

霞「龍の首飾り・・・・・」

北郷「それは、北龍隊の隊長と副長の証しの首飾りだ・・・ちなみに俺が作った」

愛紗・霞「「本当ですか(ほんまか)!!!!!?????????」」

北郷からの初めての贈り物・・・しかも手作りの首飾りを貰い舞い上がる愛紗と霞。

鈴々「鈴々も欲しいのだ!!!!」

星「主、機会があれば、私にも作ってくれたら嬉しいですな~~~」

昴「いいなぁ~~~~」

恋「・・・・・・・ジ~~~~~~~~ッ・・・・・・・・」

物欲しそうに北郷を見る。鈴々・星・昴・恋の四人。

更にこのことを知った桃香たちも物欲しそうな眼で北郷を見ていた。

この競争が終わり三日後に桃香たち(愛紗・霞は除く)に手作りの指輪をあげたのは余談である。

こうして、北龍隊の隊長と副長が決まった北郷軍。

これがこれから何を意味するのか?

今、新たな外史の扉が開かれる。

 

 


 
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