No.746628

咎を受けし御使いの最後の旅~二人の御使いと二人の劉備~

ユウヤさん

さて、璃々ちゃんの冒険譚の裏では・・・
そしてあの腐った軍師が現れる!
では本編へどうぞ。

2014-12-28 19:01:34 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:2364   閲覧ユーザー数:1880

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 咎を受けし御使いの最後の旅~二人の御使いと二人の劉備~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

拠点

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 璃々ちゃんの冒険譚の裏で・・・

 

 

 

 一騎「・・・璃々ちゃん・・・ああ心配だ、心配だ・・・」

 

 うろうろ・・・

 

 一騎「ああ心配だ、心配だああああああ!!!」

 

 うろうろ・・・

 

 一騎「心配だ心配だ心ぱ痛だ!?」

 

 華琳「五月蠅い!」

 

 一騎「だ、だってな華琳。あの璃々ちゃんだぞ?一人で神に挑んでんだぞ?心配にもなるだろう!?」

 

 華琳「それは分かるけど・・・紫苑を見なさい、落ち着いてるでしょう?」

 

 一騎「・・・・・・いや、あれは心配過ぎて現実逃避してるんだ。」

 

 紫苑「桔梗、私は今涼州に居るわ。正確にはちょっと手前ね。私大事な人が出来たのよ。とても大事な人。璃々も懐いているわ。何れお父さんと呼べるようになってほしいわね。それでね、たくさんの旅の仲間が出来たのよ。お酒のお伴も多くなったわ。桔梗もきっと気に入ると思うの。何時か紹介するわ。それでね――――」

 

 言葉の手紙を風に乗せて、届け益州の友人の元まで・・・そんなロマン全開な事をやっているが、ようは完全な現実逃避である。

 

 華琳「・・・貴方達ちょっと過保護すぎやしない??」

 

 一騎「わ、悪いか!?可愛い娘を心配してちゃ悪いのか!?」

 

 華琳「もう父親のつもりなの!?」

 

 一騎「ああ、駄目だ心配で落ち着かない。凪、ちょっと付き合え!」

 

 凪「璃々が・・・璃々が・・・璃々が・・・はっ!隊長!?な、なんでしょう!!」

 

 華琳「・・・凪、貴女もなの?」

 

 一騎「お前も落ち着かないだろう?手合わせを頼む。これで璃々ちゃん心配組の気が逸れる筈だ。」

 

 凪「そ、そうですね!分かりました!!」

 

 一騎「よし、紫苑。審判頼む。」

 

 紫苑「それとね・・・焔耶ちゃんにもいい刺激に――はい?何ですか一騎さん。凪ちゃんと鍛錬?審判?分かりました。良い気分転換です。皆さん・・・と言っても華琳さん達限定ですけど、星ちゃん達の所まで下がってくれるかしら?」

 

 そう言われて華琳達が周囲を見渡すと、沁、星、霞、風はものっすごく離れていた。

 

 華琳「どれだけ離れるの!?」

 

 ツッコミを入れながらも従って離れていく華琳達。紫苑も一緒に離れていく。

 

 紫苑「それではお二人とも準備はよろしいですか!!!」

 

 離れた場所で聞こえるようにと叫ぶ紫苑。二人は準備完了の合図として手を振った。

 

 紫苑「それでは・・・始め!」

 

 一騎「まずは千合組手!!オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!!!」

 

 凪「はああああああああああああああああありゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃらりゃりゃりゃりゃ!!!!」

 

 ドガガガガガガガガバキガキドガドドドドドドガガガガガガ!!!!!!!

 

 華琳「な!?し、紫苑、あれ手が消えてない!?」

 

 紫苑「私はかろうじて見えています。」

 

 春蘭「く・・・あれはどうやっているのだ?」

 

 秋蘭「姉者ですら見えぬか。私は少しだが見えているぞ。」

 

 弓将である二人は目が良いのかかろうじて見えているようだったが、他の面々には一騎と凪の間には衝撃波だけが視認でき、手は肘から下が見えていない状態だった。

 

 一騎「千合完了までカウント5――4――3――2――1――」

 

 二人「「ゼローーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」」

 

 ドゴオオン!!!

 

 二人は千合目を渾身の一撃で打ち合った。

 

 ガキィ!

 

 凪「くぅ!?」

 

 一騎「最後の踏み込みが甘い!次、全力奥義!!」

 

 凪「は、はい!!はぁぁぁぁ、白雷功!!」

 

 一騎「闇き夜の型」

 

 凪「さらに、獅子転生!!」

 

 一騎「あまり無理はするな言った筈だが・・・どうやら使いこなし始めているようだな。来い!」

 

 凪「往きます!『獣爪獅子雷撃(じゅうそうししらいげき)』」

 

 一騎「粗い!もっと氣を収束して攻撃に乗せろ!!」

 

 ガキィ!!

 

 凪「あぐぅ!?」

 

 一騎「もう一度!!」

 

 凪「はい!!獣爪獅子雷撃!!」

 

 ドゴォォン!!!!

 

 一騎「今度は振りが甘い!!氣にのみ頼っている証拠だ!」

 

 ガキィン!!

 

 凪「くっ!ならば!あああああああああ!!!獣・爪・獅子雷撃ぃぃぃ!!!!」

 

 ドゴォォォォォォン!!!!!

 

 一騎「ぐ、おおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」

 

 凪「あああああああああああああああああああああ!!!!!」

 

 ガァァアアン!!

 

 凪「あぐぅ!?」

 

 一騎「いいぞ、今の感覚を忘れるな!」

 

 凪「は、はい!!」

 

 一騎「次、高速戦闘いくぞ。」

 

 凪「はい!白雷獅子演武!!」

 

 ブォン、ブォン、ブォン。

 

 一瞬にして複数の分身を出した凪はそのまま一騎に攻撃を開始した。

 

 一騎「・・・甘い、甘い甘い甘い甘い甘い甘い甘い甘い!!!!」

 

 パシパシパシパシパシパシパシ。

 

 それを流れる動作で受け流し続ける一騎。次第に凪の顔が苦しそうに歪んでいく。凪自身本気で当てに往ってるのだが、一騎は分身に目も眩ませず的確に本体である凪の攻撃を受け流して行った。

 

 一騎「えぇい、甘いと言ってるだろう!氣を均等に周囲にばらまけ!そうでなければ何処に居るか丸わかりだ!分身体を置く意味が無いだろう!!」

 

 凪「く、ならばこれで!!」

 

 凪は改めて氣を練り直し攻撃を開始した。

 

 一騎「!?」

 

 凪「やぁぁぁぁ!!」

 

 一騎「うお!?」

 

 ガキィ!!

 

 ここにきて一騎にまともな防御を取らせることに成功した凪はこのままたたみかけるように連打を開始した。

 

 凪「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

 一騎「うお、ちょ、ま、ぐ、はぁ!!」

 

 凪「!?もらったぁぁぁぁ!!!」

 

 一騎「ぐお!?」

 

 一騎の攻撃が空振りをした隙に凪の右ストレートが一騎のボディにクリーンヒットした。

 

 一騎「ぐ・・・見事だ、凪。」

 

 凪「はぁ、はぁ、はぁ。や、やっと一撃・・・はぁ~。」

 

 ドサッと地面に大の字に倒れる凪を一騎はそっと手を伸ばして頭を撫でてやる。

 

 一騎「おぉ、おぉ、よくやったよ凪。」

 

 凪「///////////////////」

 

 凪は顔を赤くしてだがしかし俯く事が出来ず両の手で顔を隠すことしかできなかった。

 

 

 

 華琳「・・・・・・ちょっと紫苑。何あれ?」

 

 紫苑「へ?鍛錬ですわよ??」

 

 二人から遠く離れた場所で華琳は絶句し、いつもの鍛錬風景を知らない曹操陣営の面々は絶句していた。

 

 星「ふむ、凪が主に一撃を入れたか。私でももはや敵わんようになってしまったな。」

 

 霞「そうやなぁ・・・これから凪に追いつくためには一騎に思いっきりしごいてもらわんとなぁ。」

 

 武人としての誇りがある星や霞は後で一騎に稽古を付けてもらうようにしようと相談し、美羽達新参組は一騎のすごさを再認識していた。そんな中、神殿の奥から何かが沛出て来るけはいがして皆が一斉に入口を見て、そして絶句した。そこにはとんでもなくデカイ蛇が頭に璃々ちゃんを乗せて出てきたからである。

 

 一騎「・・・これはまた。」

 

 凪「へ、蛇ですか・・・」

 

 璃々「おじちゃ~ん、お母さ~ん、ただいま~!!」

 

 その後一騎はヨルムンガンド――ヨルンと自己紹介をし、改めて璃々ちゃんと共に味方になってくれる約束を交わした。

 

 

 

 立ち寄った村で・・・

 

 

 

 ヨルンを仲間にして数日、馬車の旅は快適で基本村には立ち寄らなかったのだが、いつまでも室内は体に悪いと言う事で馬を確保しておこうと言う話になった。確かに赤兎一頭のみだから増やしても問題無いと言う事になり、さらに近くの村で馬が売られている事が判ったのでよし行こう、と言う話になったのだ。

 

 一騎「村って聞いてたけど、結構な街じゃないか。」

 

 霞「そうやね、この村の村長はちょいボケとってな、商いはうまいんやけど、他が全然だめなんよ。村人が頑張ってそれらしく見えるように街づくりしとるって話なんやって。」

 

 一騎「マジ?」

 

 霞「ん、マジ。」

 

 霞曰く、この村を発展する資金は村長が、そして村の建物、区画整理、商人の配置などは村人が行っているそうだ。

 

 一騎「ん~その村人会いたいなぁ。すごい優秀じゃないか?」

 

 霞「そうやね。でも引き抜いたらこの村酷いことになるで?」

 

 一騎「・・・・・・だよね。」

 

 よくよく考えたらそうなのだ。この村を此処まで発展させている人材を引き抜けばこの村を取り仕切る人間が居なくなることを示すのだ。

 

 一騎「仕方ないか。霞、馬を買ってさっさと出発しよう。」

 

 霞「ん、了解や。」

 

 こうして一騎と霞は村の中を散策しながら馬売りを探すことになった。

 

 ???「・・・・・・」

 

 それを影からこっそりのぞくベレー帽の少女がいたのだが、一騎は気付かないふりをしながら霞とのデートを楽しむことにした。華琳達は華琳達で村を散策しているようだ。

 

 

 

 一騎「この区画、食堂が軸になってるな。」

 

 霞「ん~、昼時なだけあってうまそうな匂いが~。」

 

 一騎「霞、ゆっくりはしてられないんだぞ?」

 

 霞「・・・わ、わかっとるわ。」

 

 一騎「歩いて食べられるものにしなさい。」

 

 霞「だから一騎って大好きやわ!」

 

 そう言って駆けだした先にはなんと店頭に並べた竈から湯気を上げた肉まん屋があった。

 

 一騎「ほう、この店はもう店頭で調理受け渡し専門にしてるのか。」

 

 その時代には珍しいものだろう。店には入口が無く、竈の横に手渡し所があって、中で調理して、外で蒸す形にしたものだ。

 

 一騎「採譜も有るのか。字を読める人は少ないだろうに。」

 

 店主「ははは、皆食いたい物の文字はすぐに覚えてしまうんですよ。だから問題無いです。どうしますか?」

 

 霞「ん~、肉まん、豚まん、麻婆まん、餃子まん、めんまん・・・めんまん?」

 

 一騎「・・・星の意思がこんな所にも。」

 

 店主「ああ、それは幽州の方から伝わったメンマ料理ですよ。他の店にはメンマ丼、メンマラーメン、メンマ餃子、炊き込みメンマなど有ります。」

 

 炊き込みメンマってなんぞ?と疑問を持ちつつ、一騎と霞はオードソックスに肉まんと豚まんを二つずつ買い、そのまま歩きだした。

 

 一騎「なあ霞。」

 

 霞「言わんで一騎。星の魔の手はもう手遅れなぐらいに広がっとるんよ、きっと。」

 

 星のメンマ侵略の一角を垣間見た二人は何も見なかったことにした。

 

 ???「・・・・・・(く~)はわわ~」

 

 後ろからついて来るベレー帽の少女は空いたおなかをさすりつつ二人をまだつけまわしていた。

 

 

 

 次にたどり着いたのは鍛冶区画だった。

 

 一騎「ん~此処には馬はいないだろうが・・・」

 

 だが、鍛冶とは総じて細工品である。小物売りの店も有り、その派生で服屋もちらほら見受けられた。

 

 一騎「ん?・・・おっさん、これくれ。」

 

 店主「おお。お目が高い、200で良いよ?」

 

 一騎「冗談、良い物だが200は高い。素材、意匠、そして作り手の腕を考慮しても100だ。」

 

 店主「くぅ、あんた相当の目利きだね。だが、それじゃあ儲けにならん。120だ。」

 

 一騎「良いだろう。ほら、120。」

 

 店主「まいど。また来てくれよ、旅の人。」

 

 一騎は小物店で小さな簪を購入した。

 

 一騎「霞、ほらこれ。」

 

 霞「ん?なんやこれ?串?」

 

 一騎「簪だな。髪止めだよ。ほら後ろ向いて。こうして・・・こう。」

 

 霞「・・・な、なあ一騎?髪止めって本当に女の子しとる奴が付ける奴やろ?ウチには似合わんて。」

 

 一騎「前も言った筈だぞ。霞は可愛い女の子だって。何時かあの時の服も作って渡すよ。きっと合うと思うんだ。」

 

 霞はその言葉を聞いて顔を真っ赤にして俯いてしまった。一騎はそのまま霞の手を取ると次の区画に向かって歩き出した。

 

 霞「か、一騎、恥ずかしい、は、離して。」

 

 一騎「へ~?俺と手をつないでるのが恥ずかしいのか。それは残念だ。」

 

 霞「い、いじわるや~!」

 

 霞をからかいつつ、一騎は歩を進めたのだった。

 

 ???「・・・も、モゲロでしゅ。ご、ご主人さまの・・・馬鹿。」

 

 一騎「ん?ご主人様?」

 

 一騎はぼそりと言った少女の言葉に疑問を覚えながらも、霞を連れて歩き出したのだった。

 

 

 

 一騎「お、いたいた。おじさん、馬を見せてもらっていいかな?」

 

 店主「ん?ああ、いいよ。今日は涼州の良い所を取りそろえてるよ。」

 

 一騎「ん~、やっぱ赤兎を見てるからかな・・・どの馬もイマイチに見える。」

 

 霞「それはしゃあないやん?お、あの栗毛のは後ろ足の肉付きがいいなぁ。」

 

 一騎「ま、仕方ないのは分かってるけどさ。お、あの白いのすごい真っ白だな。」

 

 霞「ま、赤兎以上の馬は早々見つかりはせんて。あ、あの黒毛のは癖ががありそうや。」

 

 二人は赤兎談義に花を咲かせながら順に馬を見て値踏みして行く。そこに気になる馬を見つけた。

 

 一騎「あいつは・・・でかいな。」

 

 霞「うお・・・こいつは・・・」

 

 赤兎よりも一回り大きい灰色の馬が目に留まる。

 

 店主「お目が高いね御二人さん。この図体で気性は大人しいんだが乗り手を選ぶんだ。俺ですら引かせることしか許してくれないんだ。」

 

 一騎「どれどれ・・・確かに大人しいな。なでるのは誰にでも?」

 

 店主「ああ、うまい下手関わらずなでられるのは好きらしい。」

 

 霞「ん、横に立っても落ち着いとるな。」

 

 一騎と霞はその灰色の馬を気に入り、最終的に一騎を背に乗せたことから買う事を決定した。さらに先に上がった栗毛、黒毛、白毛のそれぞれ一頭ずつを買い取り、代金を支払ったところで一騎はふと付いて来ていた女の子がいない事に気が付いた。

 

 一騎「ん?そう言えばつけ回すのやめたのかな?」

 

 霞「ん~、それやったらほらあそこ・・・って、迷っとんのか?」

 

 一騎「俺らを探してるんだろうな。って霞も気付いてたか。」

 

 二人はそろそろ声を掛けておこうかとその少女の方に歩こうとした時、数人の男にその少女がぶつかってしまったのだ。

 

 チンピラ「痛ってぇな。どこ見て歩いてやがる!」

 

 ???「あわわ!?す、すみましぇん!!」

 

 キンピラ「おうおうおう、謝ってすむなら警備兵は要らねえんだぞ!ささがきにしてやろうか!?」

 

 ???「わ、私はごぼうじゃありましぇん!?」

 

 片目傷「あぁぁ、痛ぇよぉぉ、ぶつかられて古傷が開いちまったよぉぉぉ。」

 

 片目傷の男はその片目の傷を抑えながらうずくまった。

 

 一騎「へえ、あんたは腕にぶつかられると目の傷が開くのか?だったら頭を締めたら殿傷が開くのかなぁ?」

 

 ギリリリリリリリ。

 

 片目傷「い、いだだだだだだだだだだだ!!!!!!」

 

 霞「心の傷が開くんとちゃうかなぁ。あ、ウチは足を極めとくかなぁ。」

 

 ミキミキミキィ!!!

 

 霞は一騎に片手で持ち上げられた男の両足首を両手でつかみ、くいっと手を内側に回して捻ってやる。

 

 片目傷「痛い痛い痛い痛い!?!?!?それはそっちに回らない、回らないからぁぁぁぁ!!!!!」

 

 それから周囲の取り巻きが襲いかかってくるが一騎と霞の前ではそんじょそこらのチンピラが敵う相手では無い。それこそ赤子の手を捻るように天高く投げ飛ばし、村から追い出してしまったのだ。

 

 一騎「・・・さて、大丈夫かい?お嬢さん。」

 

 霞「付いてないなぁ、自分。ウチ等を探して絡まれた挙げ句、探し人に助けられるとか。」

 

 ???「は、はわわ、何の事でしゅか!?わ、わたしゅはしょんなことしゅらないでしゅ!?!?!?!?」

 

 二人「「めっちゃかんどる!?」」

 

 ???「し、舌が・・・」

 

 一騎「えっと・・・少し落ち着くところに行こうか。と言っても皆の所だけど・・・」

 

 霞「そやな、馬も置いてこなあかんしなぁ。」

 

 そして一騎と霞はベレー帽の少女を連れて赤兎の待つ村の入り口まで歩いて行ったのだった。

 

 

 

 

 

 

 あとがき

 

 

 拠点風旅物語二回目ですね。

 

 一刀「いや、物語が僅かながら進んでるじゃないか。」

 

 あくまで拠点“風”ですから。

 

 一刀「そ、そうか・・・」

 

 それでもちゃんとスポットを当てるキャラは絞ってるだろ?

 

 一刀「そ、そうだな!で?次はそのベレー帽の少女が出番か?」

 

 そうだな、こればかりは拠点を名乗れんから題名はちゃんとしたのになる。

 

 一刀「そうかそうか。あの子は愛紗の所じゃなかったんだな。」

 

 あぁ、そこんところ教えとくと愛紗の所は元直ちゃんだよ。

 

 一刀「ん?雛里は?」

 

 ・・・どこだろうねぇ。さ、次回ははわわ腐女子の登場です。皆お楽しみに!

 

 一刀「・・・もう誰だか丸わかりだな。」

 


 
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