No.74519

魏after~胡蝶の夢の続き~ 02.五胡の王

としさん

こんにちは~

作者のとしで~す
今回は杯雲のイラストをのせました
書いてくれた友人に感謝!!

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2009-05-19 22:46:30 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:9284   閲覧ユーザー数:7333

私達が町に戻ると春蘭が迎えに来た

 

春蘭「華琳さま~どこに行ってたんですか?」

華琳「少し、桃香と雪蓮と話をね。それで何?」

春蘭「さっきおいしい屋台を見つけたんです!!一緒に行きませんか?」

 

そう、今日は三国が統一された記念日で『北郷感謝祭』が行われている

魏、蜀、呉が仲良く馴れたのは一刀の御陰だからとゆう意味でこの名がついた

この日は屋台が沢山並び、一刀が言っていた『ぱれーど』も行われる

私も後で出演しなければならない

 

華琳「そうなの?桃香と愛紗と雪蓮もいく?」

桃香「いきます」

愛紗「桃香様がいくなら」

雪蓮「いくいく~♪」

 

こうして私達は屋台に行くことになった

途中、屋台の手伝いをしている杯雲を見つけた

 

桃香「あ!杯雲さんだ!!お~い、杯雲さ~ん」

杯雲「あ、劉備殿。おやじさん、ちょっと出ますね」

 

杯雲は屋台の人にことわりをすると、こちらに向かってきた

 

杯雲「何か用ですか?」

劉備「何してるの?」

杯雲「あそこの屋台のおやじさんが一人で大変そうだったので、手伝いをしていたのです」

おやじさん「おい!あんちゃん!」

杯雲「なんですか?」

おやじさん「もぅ大丈夫だからあんちゃんは遊んできな!」

 

たぶん、あのおやじさんは気を利かせているのだろう

 

杯雲「しかし…」

おやじさん「いいって、いいって」

杯雲「そうですか…わかりました」

おやじ「おう!たすかったぜ、じゃあな!」

 

そう言うとおやじさんは作業に戻って行った

桃香「じゃあ…杯雲さん」

杯雲「はい?」

桃香「一緒に回らない///」

 

桃香は顔を真っ赤にして言った

 

杯雲「そうですねぇ…特に用事も無いし、いいですよ」

桃香「やったあーー」

愛紗「ふふふ」

 

愛紗も嬉しそうに笑っている

本当に杯雲は蜀の人間に愛されているのね

そんなことを考えていると、一刀が頭をよぎってしまう

春蘭も心なしか少し悲しそうな顔をしている

一刀…私達もこうしてあなたとお祭りを回りたいわ…

 

 

その後、杯雲も混ざり6人で歩いていると、小さな女の子が泣いていた

 

女の子「うわ~ん」

杯雲「どうしたんですか?」

 

杯雲はすぐさま女の子に近づいていった

 

女の子「ぐす、お母様がお母様が、ぐす」

 

どうやら、お母さんとはぐれてしまったようだ

 

杯雲「そうですか…劉備殿!」

桃香「なに?」

杯雲「私、この女の子の母を探すのでここで別れます、じゃあ行きましょうか」

 

杯雲は女の子の手をにぎると、歩いていってしまった

 

桃香「え?、杯雲さ…行っちゃった…」

愛紗「杯雲殿は困っている人を見捨てておけませんからね」

ここで私は一つの疑問が浮かんだ

 

華琳「桃香」

桃香「なんですか?」

華琳「杯雲とは真名で呼び合わないの?」

雪蓮「そういえばそうね」

桃香「実は…」

 

桃香が言うには、杯雲が「今の私には、真名を受け取る資格がありませんから…」と言ったらしい

もし、真名を受け取る時が来れば、その時に自分の真名も教える、と言ったらしい

 

雪蓮「過去に何かあったのかしらね?」

愛紗「それはわかりません…でも我々はその時を信じてまっているんです」

華琳「そうなの…あなた達にも色々あるのね…」

 

寂しいのは私達だけでは無い…そう私は思った

 

凪「華琳様!!!!!」

 

突然、凪が私の名を呼びながら走ってきた

 

華琳「どうしたの?」

 

凪の顔を見ると血相を変えていた

 

凪「五胡が、五胡が攻めてきました!!!!!」

華琳「なんですって!?」

 

凪の話に寄ると、先ほど五胡の監視をさせていた兵の一人が血だらけで帰ってきたらしい

私達は急いでその兵の元に向かった

 

 

私達が着くと魏、蜀、呉の将のほとんどがいた

さすがに杯雲はその場には居なかった

兵を見ると、もう虫の息だった

 

兵「はぁ、はぁ、…曹…操さ…ま」

華琳「あまりしゃべるな…」

兵「いえ、もう私は駄目です…なので…情報だけでも…」

華琳「…わかったわ…」

兵「ありが…とうございます。まず…五胡の監視にあたっていた兵は全員殺されました…」

華琳「そう…それほど五胡の力は強かったの?」

兵「そ…それも、あ…ありますが…敵の…お……」

 

どんどん声が小さくなっていく、もうこの者の命がつきるのも数秒だろう

最後の力を振り絞り手に持っていた紙みたいの渡してきた

これは真桜が発明したもので、今では誰でもが使えてこうゆう監視などの時に利用している

私はそれを受け取ると

 

兵「そ…れは…敵…の…お…う…をな……のる者…の……しゃ……」

 

そこで兵は息絶えた

 

春蘭「立派でしたね…」

華琳「ええ…手厚く葬ってあげましょ」

秋蘭「その写真には何が?」

華琳「多分、五胡の王が移っているはずよ。三国に戦いを挑むなんて、後悔させてやるわ」

 

私はそう言いながら、たたまれた写真を開き、写っている人物を見た

 

「「「「「「「「「「なっ!?」」」」」」」」」」

 

私は写真を見た時、一瞬頭が真っ白になった

私だけじゃない、みんなだってそうだ、特に魏の人間は…

そこに写っていたのは

私達が愛し、待ち続けている人…

さっきの兵は多分こう言いたかったんだろう

 

「それもありますが、敵の王が北郷一刀様だったんです」

 

そう、写真には一刀が写っていた…

 

あとがき

 

これが杯雲です

どうですか?

 

今度は疾風も書いて貰おうかな…

 

今回の話はどうでしたか?

少し展開が早すぎるかな??

 

まぁ、コツコツ書いていきたいと思います


 
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