タミヤ「小艦艇セット」より、三隻の小型艇を製作しました。なお、十中八九艦これには登場しません。艦ってか艇だし。

＜各艇解説＞

＞敷設艇「平島」（左から三枚）

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敷設艇というのは、機雷を敷設するための作業艦です。通常は貨物船や退役艦などを改造して作るのですが、平島は贅沢にも専用設計の船です。
基本的には、戦闘を行うような艦ではないため、武装は最低限。8㎝単装高角砲１門、13㎜連装機銃基だけ。甲板の軌条に球形の機雷が並べられているのがお分かりかと思います。これを小型クレーンで、艦の前部と後部から下ろしてゆきます。

＞掃海艇「１９号」（左から、４枚目から６枚目）
掃海艇というのは、敵が海中に残していった機雷を撤去し、味方艦船の安全を守るのが仕事です。後部に設置されたパラベーンを左右に展開しつつ牽引し、海中の機雷を強制浮上させ、撤去ないし砲撃処分します。
一度その海域のお掃除が終わってしまうと、掃海艇の出番はなくなってしまうため、この19号型は、12センチ単装砲３基と武装が強化されています。要は掃海任務を終えた掃海艇を、そのまま沿岸警備艇にしてしまえという寸法です。

＞駆潜艇「１３号」（右から２枚）
駆潜艇というのは、対潜戦闘専用艇です。旋回性能を上げるため、極端に寸詰まりな姿になっています。後部甲板に94式爆雷投射機２基を装備。ただ鈍足なため、対潜戦闘以外ではほぼ役に立ちそうにないのが残念なところ。主砲は８cm高角砲です。


＜製作＞
タミヤらしく舷窓が完全に省略されていたため、極細ドリルで掘り。汎用パーツより、ボートダビット、爆雷ラック、爆雷投射機、砲兵装などを今少しハイディテールなものに交換。あとはスプレーでベタ塗り。

＜感想＞
番手が新しいだけあり、小サイズながらシャープな造形で大変いい出来でした。自分にはできませんが、作りこんでみても楽しいかもしれません。