No.740066

英雄伝説~運命が改変された少年の行く道~

soranoさん

第393話

2014-11-28 09:09:13 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:1852   閲覧ユーザー数:1677

~アーライナ領域~

 

「行きますわよ……!ハアッ!!」

レーヴェとの戦闘を開始したデュバリィは先制攻撃代わりに残像を残しながら敵に突撃するクラフト――――残影剣でレーヴェに攻撃し

「!疾風突!!」

攻撃に気づいたレーヴェは回避した後、反撃をした!

「甘いですわ!」

しかしデュバリィはレーヴェの神速の突撃を回避した後、数体の分け身をレーヴェの周囲に現させ

「斬!!」

分身と共に斬りかかるクラフト―――幻影剣を放った!

 

「せいっ!!」

しかしレーヴェは剣を振るって強烈な斬撃を放って襲い掛かって来た分け身を消滅させると共にデュバリィの剣を弾き

「空を絶つ!!」

「クッ!?」」

クラフト―――空破斬を放って、デュバリィにダメージを与え

「そこだっ!!」

続けてクラフト――――零ストームを放った!レーヴェが放った衝撃波の竜巻がデュバリィを襲ったその時!

 

「舐めるなですわっ!!」

しかしデュバリィは大剣を一閃させて襲い掛かる竜巻を切り裂き

「獅子………衝撃波!!」

「……ッ!!キャアッ!?」

獅子の闘気を纏って突撃するレーヴェの攻撃を盾で受け止めたが、盾で攻撃を受け止めた瞬間に起こった凄まじい衝撃波によって吹っ飛ばされた!

 

「……………」

吹っ飛ばされた際にできた隙を逃さないかのようにレーヴェは常人とは思えない速さでデュバリィに詰め寄り

「我が剣は流れる剣………!!」

クラフト―――夢幻を放って、流れるように連続攻撃を放った!

「ハァァァァァ………!!」

レーヴェの連続攻撃に対し、デュバリィは凄まじい速さで剣を振るって攻撃を全て相殺し

「ムンッ!!」

「どぅりゃああああっ!!」

連携攻撃の後に放たれた強烈な一撃に対し、雷を纏った一撃―――豪雷剣で相殺し、互いの剣が鍔迫り合いの状態になった瞬間二人を中心に衝撃波が発生した!

 

「―――なるほど。”影の国”の時と比べれば動きが随分とマシになっているな。」

「キ――――ッ!偽物の私に勝ったからと言って、いい気になりやがるなですわっ!」

レーヴェの言葉を聞いたデュバリィは声を上げてレーヴェを睨み

「やれやれ。」

デュバリィの様子に呆れたレーヴェは剣を引いてデュバリィから距離を取った後再びデュバリィと凄まじい速さの斬り合いを始めた!

 

「す、凄っ!?」

「どっちも速すぎて何が起こっているのかわかんないわ……」

「あの騎士の方も凄いですが、それ以上にあの騎士の方と互角以上に戦うレーヴェさんは凄すぎですわね……」

「うむ、さすがは我らの副担任だな。」

二人の戦いを見ていたエリオットは驚き、アリサは疲れた表情をし、セレーネは呆け、ラウラは静かな笑みを浮かべた。

「――――さすがは”執行者”No.2にして”執行者”の中でもトップクラスの強さの持ち主と言った所かしら。相変わらずムカつく奴だけどこういう時に限っては味方である事が心強いわね。」

「うふふ、”剣帝”は未だ健在ですわね。」

真剣な表情で呟いたサラ教官の言葉にシャロンは微笑みながら答え

「俺は”剣帝”が直に戦っている所は初めて見たが……エステル達は”異変”の時に良く奴を退けたものだぜ。」

「しかも彼はリベールのクーデター時にも彼女達と剣を交えていますから、あの彼を相手に生き残り、そして退けたエステルさん達は相当の修羅場を潜ってきた証拠ですね。」

トヴァルの言葉に続くようにクレア大尉は静かな表情で呟いて二人の戦いを見守っていた。

 

「ハア……ハア……ありえませんわ……この私(わたくし)が”人”を捨て切れなかった半端者に後れを取るなんて……あの方より授かりし剣が……半端者に後れを取るなんて……」

「………………………」

デュバリィと距離を取っているレーヴェは顔を俯かせてブツブツ呟き出したデュバリィを警戒していた。

「……あり得ない……絶対に…………」

そしてブツブツ呟いたデュバリィは虚ろな目でレーヴェを見つめ

「絶対にあり得ませんわっ!!!ハアアアァァァァ―――――ッ!」

凄まじい闘気を解放した後まさに”神速”と言ってもおかしくない速さで分け身と共にレーヴェに襲い掛かった!

「フッ、”それ”を待っていたぞ!」

対するレーヴェも不敵な笑みを浮かべながら分け身と共にデュバリィ達の攻撃を全て受け流すか相殺し、二人は互角の戦いを繰り広げていた!

 

「ほえええええ~っ!?さっきより速くなった~!?」

「なっ!?あ、あのレオンハルト教官と互角だなんて……!?さっきまではレオンハルト教官が圧していたように見えたのに……!」

「馬鹿な……オーロックス峡谷の時と明らかに動きが違うぞ!」

「”剣帝”を相手に互角の戦いを繰り広げるなんて、”神速”の名は伊達じゃないという事ね………!」

二人の戦いを見ていたミリアムとマキアスは驚き、ユーシスは信じられない表情をし、サラ教官は厳しい表情をし

「……何となくそんな気はしていたのよね。あの第七柱直属の部隊があの程度で膝をつくなんて、ちょっとおかしいと思っていたのよ。」

「セリーヌ……?もしかしてあの人の事について何か知っているの……?」

「レーヴェで互角か。わたし達だと勝率は限りなく低いね。」

複雑そうな表情で呟いたセリーヌの言葉を聞いたエマは不思議そうな表情をし、フィーは真剣な表情で呟いた。

 

「これで決めますわよ………!オォォォォォォオオ―――――――ッ!!」

レーヴェと距離を取ったデュバリィ分け身達と共に神速の速さで縦横無尽に駆けながらレーヴェに強襲し

「ハァァァァァァァ……ッ!」

対するレーヴェは防御や回避行動に移っていたが、全ては防げず、身体に切り傷を作った。

 

「プリズム――――キャリバー―――――ッ!!」

そして剣に闘気による光を纏わせ、光の剣と化させたデュバリィがレーヴェに強襲し

「”剣帝”の一撃、受けるがいい……!ハァァァァァァァ……!」

レーヴェは迎撃の構えで剣に膨大な闘気を溜め込み

「滅――――鬼炎斬!!」

デュバリィの剣が自分に襲い掛かる瞬間、炎の斬撃を放ち、デュバリィのSクラフトとぶつかり合った瞬間レーヴェの剣がデュバリィの剣を弾き飛ばすと共にデュバリィの身体に襲い掛かり、その瞬間デュバリィは一瞬で盾で防御行動に移ったが防御しきれずレーヴェの大技をその身に受けた!

「キャアアアアアアアッ!?」

レーヴェの大技を至近距離で受けたデュバリィはまるで導力トラックにはねられたかのように勢いよく何度も地面をバインドさせて地面に叩きつけられた!

「クッ…………―――――え。」

痛みに顔を歪めて運良く傍に落ちていた自分の剣を手に取った後立ち上がろうとしたが

「――――101戦目の手合せは俺の勝ちだ。」

「ググググググ…………ッ!申し訳ございません、マスター…………!」

レーヴェに剣を突きつけられ、悔しそうな表情で唇を噛みしめて地面に膝をつき、顔を俯かせて地面を殴った。

 

 

アホの子でもキレたらヤバイデュバリィは生き残りましたww多分レーヴェが100本中1本負けた理由ってプッツンしたデュバリィに驚いたせいですぐに対処できなかったのではないかと思っていますww


 
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