正史との時間系列と年齢が合わないとかは・・・スルーおねーしゃす
一刀が誰にも知らせること無く狩りに出かけ、心配になっていた華琳は帰宅してきた一刀に事情を伺う。そこで今度からきちんと知らせて行くことを約束させた後は曹家恒例の兄妹いちゃいちゃが始まるかに思えたその時、一刀に訓練をつけてもらうおうとやってきた春蘭に妨害に遭い、その時間は始まる前に潰えた。自身が一番楽しみにしている時間を潰された華琳は大激怒。片手には愛用している武器・絶を持ち、憩いの時間を潰した春蘭に制裁を加えるために訓練場に強制連行させた
一刀と秋蘭はお仕置きでお腹を空かせて戻ってだろう2人の為に、簡単ではあるが料理を作りはじめる
一刀「秋蘭、そこの木の実を取ってくれるか?」
秋蘭「これでよろしいですか?」
一刀「うん、それで大丈夫だよ、ありがと秋蘭」
秋蘭が一刀の料理の補佐に入る事はさほど珍しい事では無い。最初の頃はやはり息が合わず、かえって支度に時間がかかることも多々あった。しかし秋蘭はそれにめげずに自らの料理スキルを磨き続けた、秋蘭が心から慕う一刀の役に立ちたい一心で……
そんな努力が実を結び、今では一刀が欲しいものは経験で素早く解る様に成長している。一刀が新作料理を作る時には華琳と一緒に呼ばれることも多くなり、秋蘭は密かにその事を誇りに感じていた。
そんな敬愛する一刀から料理の補佐でのお礼とはいえ、やはり言われて嬉しいものは嬉しい。
にやけないように、照れないように顔を強張らせるが、真っ赤になった顔だけはどうしよもうなかった
秋蘭「い、いえ。なんでもありません」
一刀「ん?どうしたの秋蘭、顔紅いよ?」
秋蘭「大丈夫です!なんでもありません一刀様///」
秋蘭の顔が赤くなっている事には珍しく鈍感男が気がつくが、その理由までは察せていないようで、頭をかしげつつも秋蘭が何でもないと言っているからいっか。っと考えるのを中断させてしまう
一刀「そぉ?ならいいけど。そろそろ出来上がるし、二人を呼んでこようか」
秋蘭「でわ私が」
一刀「いいよ俺がいって止めてくるから、秋蘭は盛り付けお願いね」
秋蘭が呼びに行こうとするが、一刀がそれを制止させ最後の盛り合わせを頼んだ。秋蘭に呼びに行かせてもいいのだが、怒り状態の華琳を短時間で止めるには力不足なのは否めない。
せっかく作ったのだから出来立てを食べて欲しい。そう思っている一刀は自ら赴くのが一番だろうと考えすぐさま春蘭の悲鳴が聞こえる訓練場に足を運んだ
春蘭「まってください華琳様!ひゃあーーーーー」
華琳「大人しく斬られなさい春蘭!私の怒りをおもいしりなさーい!」
華琳はもう少しで兄が自分の事を抱きしめてくれたのに……よくも邪魔してくれたわね!と八つ当たりを続けており、お馬鹿な春蘭はなぜ自分がこんな状況に陥っているかまだ理解出来ずに逃げ回っていた。
訓練場にたどり着いた一刀は、華琳が追い続け、春蘭が逃げ続ける。かつて自分が経験した事のある光景だなと思い出し、軽く頬が緩んでしまう。しかしすぐさま自分がここに来た理由を思い出し、凍華と双狛を引き抜き二人の間に入り込む
一刀「二人ともそこまで!まったく華琳も少し落ち着きなさい、春蘭が珍しくおびえてるぞ?」
華琳「でも兄さん!これは春蘭が『一刀さまあ~助けてくれてありがとうございます』しゅんら~~~んまたしてもあなたは邪魔をして!」
一刀に説明しようとしていた時に、ようやく開放された春蘭が半分泣きながら抱きついて一刀に何度も何度もお礼を言い続ける。それを見てまた華琳の機嫌が悪化していく
一刀「まったく華琳は短気だなあ~もっと穏やかにならないとだめだぞ?」
誰のせいだと思ってるよ!兄さんに抱きついてる春蘭が頭撫でられてる・・・いいなぁ~私にもしてほしいけど春蘭のいる前で頭なでてというのも恥ずかしい//でも春蘭がうらやましい!
少し頭出してるのになんで気が付いてくれないの兄さんのばか!
一刀「なにをそんなに怒ってるんだ?春蘭が泣いてるじゃないか」
華琳「兄さんのせいです!兄さんの鈍感!」
兄さん……ここまで来れば普通わかるでしょ!?あ、春蘭の頭を撫でつつもあごの下も撫でてるじゃない!気持ちよさそうにゴロゴロいってるし、どこまで私をいらつかせるつもりかしらね~春蘭
一刀「俺そんなに鈍感か!?てかいきなり鈍感はひどいだろ!?華琳にそんなこと言われると泣いちゃうぞ!」
私から言われて本気で肩を落としている兄さん
ぇ・・・?ほんとに泣きそうになってない?どうしよ兄さんを泣かしたとなれば私の沽券に関わるし・・・話そらしたら大丈夫かな?
華琳「ところで、兄さんはここになにしにきたの?」
一刀「おっとそうだった、飯の用意ができたから呼びにいきたんだった!ほら春蘭離れて、ご飯だよ」
春蘭「ご飯ですか!いますぐいきます!ドタタタタァァァ」
兄さんはまったく現金な奴だな春蘭はと、苦笑しながら優しい目でみつめていた。兄さんは私達を本当に優しい目で見つめてくる、私はそんな兄さんの目が好きだし、兄さんのそんな顔をもっと見てたいと思う
一刀「ほら、華琳も行くよ」
そういって兄さんは私の手を繋いでくる。ほんとに兄さんは私の心境なんておかまいなしにしてくるんだから……もう……でも、少しぐらい役得もいいよね?
親衛隊「曹仁様少々よろしいでしょうか」
一刀「おう君か、わかった少し場所を移動しよう。華琳すまないが、先いっててもらえるか?華琳のために作ったから暖かいうちに食べてほしいんだ」
そういいながら兄さんは親衛隊と離れていく。繋いでいた手を離さないといけないのは残念だけど、私のために作ったなんて・・・ほんとに兄さんは無自覚で女心を仕留めに来るんだから。
そういえば親衛隊となんの話するんだろ?食事のあとに兄さんに聞いてみようかな?
でも、まずはせっかく私達の為に作ってくれた兄さんの手料理を食べないとね!
訓練場付近の倉庫内
親衛隊「・・・・ということで、緊張がたかまっております」
そうか、清流派の竇武と陳蕃らが濁流派に挙兵したか。
この流れはまずいな、これで清流派が勝てばいいが……たしかこの行動は党錮の禁だったよね?となると、宦官が清流派の弾圧を始めるし、もしかしたら曹家も対象になるかもしれない。ここはどう動くべきか……下手に動いて奴らに口実を作らせたりしたら本末転等だし
親衛隊「曹仁様、我々はどう行動するべきでしょうか」
一刀「ここは下手に動くと、十常侍どもにいらぬ理由をつけられ弾圧に巻き込まれるかもしれん。清流派が勝てばいいが……恐らく失敗する可能性が高い」
親衛隊「そうすると、我々は静止するだけですか?」
一刀「いや、万が一に備えてここは秘密裏に動こう。君は陳留に赴き防備を固めてくれ」
親衛隊「っは!かしこまりました!」
一刀「親衛隊Bは有事の際は一隊を率いて華琳・春蘭・秋蘭の守備を、いざとなったら気絶させてでも陳留に逃がせ。行動実行まで気取られるなよ?」
親衛隊B「この命をかけて曹操様達を守り抜きます!」
一刀「親衛隊Cは清流兵の鎮圧が終わり次第、母上が十常侍に呼ばれるかもしれん。母さんを守ってくれ、それと母さんにこの事を伝えてくれ」
親衛隊C「お任せください!一隊を率いてただちに向かいます!」
一刀「頼むぞ、残りの部隊は俺と共に待機、隠密からの連絡を逃すなよ」
親衛隊D「っは!」
今俺が打てる手はすべて打った。これでなにごともなければいいが・・・もう一手何か考えておくべか?
正直、現段階で十常侍との揉め事は避けたい。最悪の事態が来ないように今は祈るしかないのか……
親衛隊D「曹仁様、十常侍は我々を襲ってくるでしょうか」
一刀「いまの状況では五分五分だ、気を抜くなよ」
俺が鍛えた部隊なら遅れをとると思えないが・・・貂蝉が言っていたことがこれならば……どんな事があろうと華琳だけは絶対に守らなければいけない。あの子が泣くところはもう見たくないからな
一刀「俺は華琳達が待ってるだろうから戻る。なにかあったらすぐ知らせろ」
いまはこれ以上あれこれ考えても仕方が無いし、華琳達と一家団欒の食事を楽しまみますか。転生してから華琳達に対して愛情が一層深くなってるのは自覚してるけど、小さい時の華琳は成長した時と違ったよさがある。あの華琳がべったり兄の俺に甘えてくれてるんだから兄冥利に尽きるのと、以前の華琳もこんな風に甘えさせたかったなと後悔も生まれれ来る。
でも華琳なら『あら、そんな事をあなたに言われるほど落ちぶれてはいないつもりなのだけれど?』とか言われそうだよな。
常に俺の手本として存在してくれた覇王様の為にも、今度は俺がしっかり妹の華琳を支えてみせる
こんばんわ?おはよう?微妙な時間帯ですがUPさせていただきましたー
設定のせましたが恋姫をプレイしての独断と偏見にて知力NO1は風を選ばせていただきました。
将棋では雛里が最強ですが個人的には強かな面・洞察力・冷静な判断力など考慮して風かな~と思いましたw
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こうしてみると好みのキャラ結構わかれるねw意外に焔耶推しが多いのにビックリです