No.73340

真・恋姫無双 オリジナル 一章だよ~

TOXさん

即行UP
インフルエンザにかかる俺…でもPC使えるので必死に頭を動かし物語を考えるだポン……ハ○タ!!??
手な訳ではい、物語に突入~~

2009-05-12 23:07:29 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:4730   閲覧ユーザー数:4185

暗い…………ここは……?

 

「貴方の所為で私の息子は死んだのよ!!この…人殺し!!!」

 

一人の女性が僕を見て怒鳴っている……

 

「お前…誰でも、こ…殺せるん…だろ??俺等も、こ…殺すの?」

 

小さな子供が僕に問いかけてくる……

ああ……知っている…これは…僕の記憶…

 

「貴方を生んだ所為で私の人生は滅茶苦茶よ!!アンタなんか…」

 

分かってるよ……だから、その先は…言わないで……

 

「…死んでしまいなさい!!!!!!」

 

……………………母さん……

 

 

「うぁぁあぁぁぁあぁぁあ!!!!!」

 

黒髪の男は起き上がった、顔を青白くし、凄い量の汗をかいて……

 

「また……、あの…夢か……」

 

拓也は両手で顔を抑えていた。

 

「ここ……何処だ??…なんで…僕はこんな所に…」

 

混乱しているも必死に情報を集めようと、立ち上がろうとする、が

 

「!!??た…立てない!?あの光の所為??」

 

何度も立ち上がろうとするが足が言う事をきかない

そうしてる間に拓也に近づいてくる人影があった。

もちろん拓也も気付いたが未だ、地面に座り込んでいる。

 

「(まずい!!動けない!!早く逃げないと……殺される)」

 

だが、足が動かず、移動する事もできない。

拓也がそう考えていると人影は拓也の目の前に立った。

 

驚いた、それと同時におかしいとも思った…

 

僕のことを知らない筈がない!!世界が目の敵にして追い回してたのに!!

僕の力も発表されてる筈だ…僕の…力が及ぶ範囲くらいなのに、コイツ等…なんでこんな接近して…

 

「珍しい服ですね、貴方、……これは、思わぬ拾い物をしたかもしれませんね~~」

 

髭を生やした40~50位と思われる爺さんが話しかけてきた。

その後にも10人ほどの男たちがこちらを見下ろしている。

 

「(なんだ…こいつ等…拾い物??それに…なんだ…この服…)」

 

落ち着かないと…そうだ…今までだってそうして…生きて来れたんだ。

冷静にならないと…あいつ等は敵!…でも…俺を知らない…世界中で発表されたのに??

ポスターや新聞、色んなもので取り上げられたのに……田舎の婆さんだって知ってたんだ。

じゃないと、いきなり襲ってきたりしない。

ここでの食い違いは…?僕の知らない場所??昨日まで地下に居たのに…なんで…

あの光…なんか関係が……!!!!!

 

僕が考えを纏めていると男に担がれ馬に乗せられ、そのまま走り出した。

 

「な……馬!?」

 

「おや?喋れたのですか??ですが安心なさい、あんな所に居たんです。

私がいい様に使って差し上げますよ、奴隷としてね」

 

奴隷!?今の時代にそんなの…?……時代?…馬…時代…荒野…光…っさっぱりだ!!

でも日本じゃないよなでもたった1日で日本から何処へ…

 

「ここ…何処だよ…」

 

考えながらも情報を集めようと髭の爺さんに話しかける。

 

「もう直ぐ洛陽ですよ」

 

洛陽??なんだよそれ…何処だよ…

 

「奴隷ってなんだよ!」

 

「そんなもの決まってます、私のために働く道具ですよ」

 

話をしていると城の様なものが見えた…

僕は自分の目を疑った。

 

「何…これ…、なんだよ!!これ…」

 

「これが洛陽ですよ、貴方たち!!あの五月蝿い小娘2人に見つかっては面倒です。

…そうですね…コイツを牢屋にでもぶち込んでおいてください、おっと鎖は忘れてはいけませんよ?」

 

僕は男たちに引きずられるまま連れて行かれた。

足さえ治ればこんな奴等殺して逃げるのに!!!

 

拓也は門をくぐり更に驚いた。

 

「これじゃあ、まるで…過去……!!」

 

そう考えれば幾つか合点がいく……

それか……別の世界……

どこでも同じかな……僕はただ不幸と手をつないで今を生きるだけだ…

どこだって、どんな時だって、僕の周りは敵だらけ何だから……

 

 

拓也は牢屋に入れられ、首、手、足に鎖をつけられた……

 

「牢屋ってこんなんなんだ……ここは…静かだな……」

 

ようやく足の感覚が戻って立ち上がり牢屋の隅の方へいき、

膝を抱えてうずくまる。

 

「ここ……過去だとしたら……いつか僕が……生まれてくるのかな……」

 

拓也は思い出していた。7歳まではあんなに楽しかったのが一変し、力の所為で誰かを殺し、命を狙われ、

なんども……裏切らた………

あんなに優しかった母さんも僕が生まれた事を後悔していた、

 

「これ以上私を苦しめないで!!せめて肉親の手で…アンタを生んでしまった私の手で……殺してあげるから!!」

 

あの言葉が……痛かった、辛かった、悲しかった……そして僕は…………逃げ出した。

 

アレから何度も命を狙われた………、警察も躊躇いもなく発砲……

動物ですら僕には近づかない。

あの時の僕は心を無くしそうだった……でも『世界』は悲しむ時間すら与えてくれない。

 

近づいて殺そうとする者、狙撃しようとする者、ガスや爆発で殺そうとする者、これはまだいい方だったんだ。

ただ『殺す』て思いが分かり易いから……でも………でも!…

僕が世界の敵だと知っていて、僕が孤独だと知っているのに、偽りの優しさで近づいて殺そうとする。

それが……一番辛かった……。

 

それでも僕が心を捨ててないのは一人の医者のお陰だ……

世界でたった一人の僕の味方、僕を助け、僕の力を抑える方法を教えてくれた人。

そして僕の力の直し方を探してくれた人。

 

でも………

 

理由は簡単だった。力を使い続けること。それが一番力を無くす最善の方法。

長い間放っておけば力は膨れ上がり大きくなる。

だから短期間力を使いっぱなしにする。

それがその人から言われたことだった、でも僕は断った…

 

「力の抑え方が分かっただけでも十分です……」

 

その人は親の用に……

 

「なにを言っている!!!!力が無くなるんだよ!?もう命を狙われる事もないんだ!!幸せになれるんだよ!!」

 

嬉しかった、暖かかった、でも……

 

「僕はもう……人を殺しているんです。それに、世界中が僕を探すために手を尽くしている。

その所為で、いたる所で事件が増えている。その所為で死んだ人も沢山いる。それに……力を使い続けるにしても、

誰かが、完全絶命能力の範囲内に入れば死んでしまう。そんな広い場所はないですよ……」

 

先生が「くっ!」と声を洩らした。

だけど僕は言葉を続けた……

 

「それに……僕は…十分幸せです。僕を認めてくれる先生がいるだけで僕は幸せです。

……でも、もし僕を匿っているのがばれれば先生の身が…危険です。…だから、僕はもう…、ここには来ません。

今まで…、ありがとうございました。先生」

 

・・

・・・

・・・・

 

「先生、元気でやってるかな……」

 

牢屋で一人ポツリと呟いた…

 

「少し………眠ろう……」

 

僕はそのまま瞳を閉じた。

 

 

ど~も~

 

あとがきです。

コメントありがと~~ww

 

いや~、ちょっとハイテンションでして、

続けて書いちゃいまし「ゴホッ!!!ゴホッ!!」頭がぼ~っとしてまして。

 

ですが、頑張ってふやけた頭で考えたいと思います。

 

ご期待!!(してくれたらいいな~~~)ハッ!!マイナス思考禁止!!

 

また次回!!V(^^)

ではでは~~~~~~


 

 
 
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