第二章 8話 その後・・・そして
亞莎「それにしても孫権、あなたは一番やってはいけないことをしましたね。彼方の姉も馬鹿でしたけどあなたはそれ以上の馬鹿です」
蓮華「何を言う!!私は正しいことを言ったはずだ。この様な胡散臭いやつがなぜ我らが孫家が礼を取らなければならない!!孫家は呉の王のはずだ!!」
亞莎「は~まだそんなことを言っているのですか。まず最初にあなたの大々的な間違いを訂正します。孫家は呉の王ではありません」
蓮華「何を馬鹿なことを。孫家は代々呉の地を守り、時には呉のために戦ってきた。それに母様も呉の地を取り戻すべく戦ったではないか!!」
亞莎「そこです、まず孫家が代々呉を守ってきた訳をあなたは知っているのですか?それに炎蓮さんが袁術から呉の地を取り戻して王を名乗ったことがありますか?」
蓮華「そ、それは・・・・・・・。しかし、なら王ではないなら何というのだ!!」
亞莎「そうですね、あえて言うなら代理人ですかね。孫家はある人から自分が戻ってくるまで呉という土地を任された家系ですから」
蓮華「どういうことだそれは!?孫家が代理人だと、ふざけたことを言うな!!」
バシン!!
炎蓮「いい加減にしろ蓮華!!」
炎蓮は蓮華のもとに近づき頬をぶっていた。この時星と春蘭、秋蘭は構えを解き成り行きを見守り出していた
蓮華「お母様いったい何を・・・・」
炎蓮「蓮華お前にも雪蓮と一緒に小さき頃、確かに話し聞かせていたはずだ!!孫家の成り立ちを、そしてあのお方項羽様から受けた御恩の話を、私等にとって呉はどういうものかを!!」
蓮華は小さい頃の思い出を思い出し始めていた
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小さい頃の雪蓮(以下:小雪蓮)「母様、またあの話して~~。ご先祖様が敵をバンバン倒す話~~」
小さい頃の蓮華(以下;小蓮華)「お母しゃま、蓮華は最後の戦いがいいでしゅ。あの話は感動しましゅから」
炎蓮「そうだね、ならあのお方項羽様の最後の戦いの話をしようか」
雪蓮「やった~~」
蓮華「速くお母しゃま、お話して」
炎蓮「それははるか昔の話だ・・・・・・・・・・・・・・・・」
雪蓮「ワクワクワクワク」
蓮華「すごい」
炎蓮「そして、烏江に着いた時項羽様は私たちの先祖の孫彰様にある物を預けて言ったのさ「呉の地を頼む」てね。そしてもう一つ「俺は必ず戻ってくる。しかし、それはもうお前らが生きていないはるか未来になるだろう・・・だけどお前たちの子孫たちに会えることを楽しみにしている」とね。その後、項羽様は少ない兵を連れて船に乗っている家族を守るために追撃してきた敵に向かっていたんだよ。だから、我ら孫家は代々この地を守っている。項羽様がいつお戻りになってもいいようにね」
小雪蓮「すごいね~母様、その人」
小蓮華「ウグ・・母しゃま、その方は本当に戻ってくりゅのですか?」
炎蓮「ああ、必ずな。もしかしたらお前たちが大きくなった時に戻ってこられるかもしれないな」
小蓮華「ほんとですか?」
炎蓮「それは解らんな。ただ、戻られなかったらこの話をしっかり子孫たちに伝えるのも大切なお前たちの仕事だぞ」
二人「うん」
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蓮華「もしかして・・・・・・あの話は本当の事だったの・・・・」
炎蓮「思い出したか・・・・」
蓮華「しかし・・その様なことは信じれません・・・」
炎蓮「なら蓮華お前は管路の噂を聞いたことがあるか?」
蓮華「管路・・たしか天より流星がというやつですか?そのようなでまかせが・・・」
炎蓮「よく思い出せ、その噂の内容を。管路は何と言っていた、それに管路は項羽様がいた時代に一度だけ現れたという話がある」
蓮華「なっ!!・・・・確か「未来と過去より使わせたるもの東方より出でずる流星に乗り、この乱れし世におのが覇を持って、混沌と安寧をもたらすため舞い降りるだろう」だったはず。・・・・過去から来る・・・覇・・・・!!!・・・しかし・・そのものがそのお方とは限らないはずです」
炎蓮「は~まだ言うかこの子は・・・それならもう一つ、この戦が始まる前に二つの噂が広がっただろう。一つはそこに居る飛将軍呂布の話、もう一つは攻めてきた匈奴十五万を一人で退けたという北郷というものの話。そしてこの北郷というものは天水で天の御使いなどと噂されその武は武闘神と言われていて、その者の武器は見たことのない剣と巨大な戟という。・・・蓮華、今あのお方の武器を見てみろ」
蓮華「それは・・・・あの母様が持っておられた見たことのない剣と同じような剣とそして・・・後ろに立っている子が持っているのは巨大な戟・・・・」
炎蓮「理解したようだな・・・・ならすることは解っているな」
蓮華「はい・・・」
そう言った後、蓮華はおぼつかない足取りで一刀の前まで歩いていき跪いた
蓮華「先ほどの無礼大変に申し訳ありませんでした・・・・思春、先ほど攻撃したものは私の命令で動いたものです。なので、どうかあの者をお許しください。私は如何様なる罰を受けますので・・・どうかお願いします。本当にすみませんでした」
一刀「・・・・・・・そうか、わかった。ならお前の部下に罰は与えない」
蓮華「ありがとうどざいます」
一刀「孫権お前はまだ成長の段階だ、今殺してしまうのも手放すのも惜しい・・・・そうだな、ならお前は俺の直属の侍女となり俺の仕事の手助けをしろ。お前は頭が固そうだからな、俺や他の者からいろいろ学び頭を柔らかくして柔軟な考えができるようになれ。・・・・・これでいいか炎蓮、雪蓮」
炎蓮「はい、ありがとうございます。娘を殺さずにいてもらい」
雪蓮「一刀様ありがとうございます。蓮華頑張るのよ、一刀様はとても厳しいて聞くわよ」
一刀「おいおい、俺が親友の一人の子孫を殺すわけないだろう。死んだ方がましと思うことをさせてもな(ニヤニヤ)」
炎蓮、雪蓮(もしかして、あれが危険な笑みなの・・・・・蓮華死なないでね)
一刀「さて孫権、改めて自己紹介をしよう。俺の名は項羽北郷、真名を一刀という。これからよろしくな」
蓮華「よろしくお願いします、一刀様。私の名は孫権仲謀、真名を蓮華。蓮華とお呼びください」
一刀「わかった蓮華だな。なら最初の仕事だ。あそこに気絶しているお前の配下を天幕に連れて行って介護してやれ。起きたら事の顛末をしっかり伝えろ、いいな」
蓮華「わかりました」
と言い蓮華は思春のもとに行き天幕に連れて行った
雪蓮「そう言えば亞莎、あなた遅れてきていたけど何していたの?」
亞莎「それはですね雪蓮、これの準備をしていたのよ」
と言って亞莎は一本の旗を立てた
涼「これは・・・なんて懐かしい」
一刀「そうだな、これは俺の旗、我門旗だ」
星「これがあの・・・・・」
春蘭「なんて美しい・・・」
秋蘭「そうだな姉じゃ・・・とても綺麗だ」
凪「すごいです」
風「立派ですね~」
恋「あ・・・家にあったやつだ」
雪蓮「亞莎、今私の真名を」
亞莎「いけませんでしたか?」
雪蓮「ううん、そんなことないわ!!とてもうれしいの。やっと認めてもらえたんだって」
亞莎「雪蓮はしっかりと謝り一刀様に許されましたからね」
雪蓮「ありがとう、それでも嬉しいの」
亞莎「そうですか」
雪蓮「さて、ちょっと色々あったけど今日は一刀様のご帰還を祝って飲むわよ~~~みんなもじゃんじゃん飲んでね~~~」
その後は皆楽しく宴が始まり各々が自己紹介をし、真名を交換をして絆を深め合った
その頃曹操軍では
張粱「なぜ私たちを生かして捕縛したんですか曹操さん」
華琳「それはね、あなた達に私の下で働かないか聞くつもりだったからよ」
張宝「どういう事よそれ」
華琳「聞く話によるとあなたたち姉妹は歌だけであそこまで大きな乱を起こしたことになるわ。私はそのひきつける歌が欲しいのよ」
張粱「つまり私たちに徴兵をしろというのですか」
華琳「ええ、そうなるわね」
張宝「ふざけないでよ!!私たちには夢があるのよ、それなのに細々と徴兵をしろというの!!」
華琳「少し違うわね、あなた達には私の領地すべてを巡業してもらうことになるわ。それにその間の活動資金も出すわよ」
張宝「それでもあんたの領地はたかが知れてるでしょ」
張粱「少し待ってちー姉さん。曹操様、あなた何を目指しているのですか」
華琳「それは我が覇道をもってこの大陸を手に入れる事よ」
張粱「わかりました、その話お受けします」
張宝「ちょっと人和名に勝手に言ってるのよ」
張粱「ちー姉さん私たちの夢は何?」
張宝「それは歌で大陸一になる事よ」
張粱「でしょ、なら曹操さんの目指している物についていけば私たちの夢もかなえれるはずよ。それに、ここで断れば私たちは死んでしまうわ」
張宝「わかったわよ」
張粱「天和姉さんもそれでいい?」
張角「私は歌が歌えたら何でもいいよ~」
華琳「話は決まった様ね。ならこれからは私の事は華琳と呼びなさい。あとあなた達には真名以外の名を捨ててもらうわよ。保護していることがばれると厄介だから」
張粱「わかりました。私は人和といいます」
張宝「私は地和よ」
張角「私は天和でーす」
華琳「これからよろしくね三人とも」
陳留に数日かけて戻った華琳は主だった将を玉座の間に集めた
華琳「みなそろったようね」
流琉「あの、華琳様。まだ秋蘭様と春蘭様がいませんよ」
桂花「何やってるのよあの二人は!!戦のあとから姿を現さないなんてどうかしているわ!!」
華琳「二人とも今日集めたのはその話の事もあるわ、少し待ってなさい。まず最初に我が陣営に入った張三姉妹の事だけれどこの三人の世話役を沙和に任せるわ」
沙和「私がなのーー?」
華琳「ええ、あの三人に話が合いそうなのは沙和が適任だと思ったからよ。お願いできるかしら?」
沙和「わかったのーー頑張るのーーー」
華琳「そして、本題の春蘭たちの事なのだけれど・・・・・・・あの二人はあの戦のあとこの軍を抜けたわ」
全員「なっ!!!!!!!」
桂花「それはどういう事ですか華琳様!!」
華琳「私にもわからないわ・・・ただ、夏候家の本当の主のもとに行くと言っていたわ」
稟「夏候家の主・・・・・・!!!!」
華琳「稟、何か心当たりでもあるの?」
稟「いえ、何も知りません(もしや春蘭殿達はもしや風が言った場所に?)」
季衣「そんな・・・・もう春蘭様に会えないの・・・グス」
流琉「季衣・・・大丈夫だよ。きっとまた会えるよ」
華侖「いったい春蘭達に何があったんだろうな柳琳?」
柳琳「私には、わからないよ華侖姉さん」
稟「つかぬことをお聞きしますが華琳様はその夏候家について何か知らないのですか?」
華琳「わからないわ・・・・・曹家と夏候家は古い付き合いなのだけれどこのようになったことは一度も聞いたことはないわ。常に曹家と夏候家は一緒だったのだから・・・・(いえ、一度だけ離れたことがあるわ・・・・それは、はるか昔の事で元は劉邦軍だった夏候家が項羽軍に寝返ったと聞くわね。ただ最後の戦いの時、もとに戻ったと聞くけれど・・・・・・そう言えば稟がここに来た時一緒に来ていた子が言っていたこと・・・・しかしありえないわ)取りあえず軍議はここまでにしましょう」
華侖「では、解散」
華琳「そうだったわ。真桜、沙和あなた達に伝えることがあったわ」
真桜、沙和「「なんや(なの)」」
華琳「あなた達が捜している子らしき人物を先の戦で見たという目撃情報が入ったわよ」
真桜「それはどこの軍にいたのやろうか?」
華琳「わからないわ。ただ、旗が無いとても強いやつらと一緒にいたと聞くわ」
沙和「そうですかなの」
真桜「取りあえず情報ほんまありがとうございます」
そう言って二人は出て行った
華琳(ほんとに二人は何処に行ったの・・・・)
少し時間がたち
劉備軍では
黄巾党の討伐の恩賞として県令になっていた
桃香「朱里ちゃん、今回の戦での被害どのくらい出たの?」
朱里「ざっと四割の兵が怪我もしくは戦死しました」
桃香「そんなに・・・・かわいそうだね」
雛里「しかし、これもあの時北郷さんの配下を名乗る司馬懿さんが来てくれたおかげです。もし来てくれなかったらもっと酷いことに・・・・」
桃香「そうだね・・・なんで、あんな人の下にそんな優しい人がいるんだろう?私たちのとこに来てくれないかな・・・・・・それで愛紗ちゃん達は?」
朱里「はい、それが・・・・北郷さんに言われたことを私が話してしまったら急に鈴々ちゃんと一緒に鍛錬を始めちゃいました」
桃香「そうなの?まあ、愛紗ちゃんや鈴々ちゃんが強くなってくれるのはいいことだよね。他の兵隊さんたちが死ぬことが少なくなるから」
朱里、雛里「「・・・・・・・・(まずは兵力を着けて名を上げれば・・・)」
董卓軍では
皆が一刀からもらった手紙を読み驚き
そして
朝廷から洛陽の太守になるよう勅が届いていた
あとがき??
今回の内容は前回の補助だと思ってください
次回は拠点を二つぐらい書く予定です
リクエストがある方はお願いします
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