No.73174 真・恋姫†無双 【“漢女(オトメ)”が“乙女(オトメ)”で恋姫†無双?!】 壱Chaosさん 2009-05-12 01:34:02 投稿 / 全1ページ 総閲覧数:6318 閲覧ユーザー数:4952 |
『“ご主人様”』
???「………あたたたた。わたしとした事が、着地を失敗するだなんて……」
広大な荒野のど真ん中、ポツンと1人の××が頭を抑えながら尻餅をついていた
???「さぁて、ここはどこの【外史】かしら……?
愛しの“ご主人様”が来る前なら、わたしとしては理想的なんだけれど……」
××は立ち上がると服についた土埃を掃い、周りを見回している
???「……なぁんて、何回目かしらねこのセリフ……はぁ」
××は大きくため息を1つ
???「作られては時期を迎え終わり、そしてまた作られるこの【外史】、
その度にわたしは呼び出され、様々な“ご主人様”を見てきた……
桃香ちゃん達に拾われる【外史】の“ご主人様”、
華琳ちゃん達に拾われる【外史】の“ご主人様”、
雪蓮ちゃん達に拾われる【外史】の“ご主人様”、
……あぁ、そういえば麗羽ちゃん達に拾われる【外史】や、
あの恋ちゃんですら歯がたたないカッコいい“ご主人様”がいる【外史】、
負の感情に堕ちちゃった“ご主人様”がいる【外史】とか、
そ・れ・に♪いろんな意味で最強の、わたしのいちば~……っん会いたい“ご主人様”がいる【外史】とか~♪、
etc,etc,……
よくよく考えてみるとホントいろんな【外史】にお呼ばれしてるのね~わたし、
まぁ【外史】の終わりと共に別れる……の繰り返しなんだけどね……はぁ」
ため息をまた1つ
???「その中にわたしが“ご主人様”と幸せになれる【外史】はない、まぁ当然っちゃ~当然よね~」
あははは~、と笑う××……だが目は笑っていない
???「そう、当然よ……だってわたしは……わたしは……ムキムキの漢女だったんだも~ん♪」
あははは~♪と今度は腹を抱えて笑い出す××
???「“ご主人様”も“ご主人様”よね~、こ~……っんなに“ご主人様”の事を想ってる
漢女がいたっていうのに無視しちゃうんだからw
んもう、焦らし上手なんだ・か・らw……なんて言っても、
誰もいないから寂しいだけなんだけどね……はぁ」
もう何度目かのため息
???「……なんでわたし、こんなに“ご主人様”に尽くしてるんだろう、
どうせ愛されないってわかってるのに」
××はどこまでも続く青い空を見つめ
???「……なぁんて、嘘……わかってる、だってわたしは」
≪“ご主人様”の事が、大好きだから≫
???「さてと♪、早く“ご主人様”見つけな……」
―――作られた外史―――
―――それは新しい物語の始まり―――
???「……えっ?」
××は一瞬目を疑った
―――終端を迎えた物語も、望まれれば再び突端が開かれて新生する―――
××が歩き出そうとしたその先に、真っ白に光る流星が……落ちた
―――物語は己の世界の中では無限大―――
××は急いで流星が落ちた場所に急いで向かった
そこにいたのは……
一刀「……ここは、どこだ?えっと、俺の名前は北郷一刀、聖フランチェスカの……」
???(周りの広大な荒野を見つめ、呆然とする……わたしの“ご主人様”
こんな事起こるはずがない、この姿……どういう訳か女になってからというもの、
わたしが“ご主人様”に会う前にすでに消えていたり、死んでいたりしていたから
{多分あの小僧共(于吉と左慈)の仕業だと思う}
けど…………)
××は息を調えて、一刀に近づいた
―――そして閉じられた外史の行き先は、ひとえに“貴女”の心次第―――
一刀「////」
一刀が××に気付き、顔を見てから視線を下に向けた途端、頬を赤く染めすぐに顔を背けた
???(ちょっと露出しすぎ……かな?やだっ、恥ずかしい////
わたしも顔赤くなってるかも////)
××がそんな事を思っていると
一刀「あっ、あの////」
???「はい、なんでしょう?」
なんとか平静を装う××
一刀「ここはどこですか?それと……アナタは?」
???「ここ?ここは幽州啄郡、五台山の麓よ それでわたしは」
―――さぁ―――外史の突端を開きましょう。
貂蝉「わたしは貂蝉、都のしがない踊り子よ♪」
―――ふふっ、頑張りなさいね貂蝉♪
『“ご主人様”』 完
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初投稿にしてjindamuさん、totoさん、タタリ大佐さん、アインさん(支援していて、確認出来たこのお人達)
と、もしその他ご自分の書いてるSSの話に似ているって人達がこの話見て
「もう止めろ!」って言われたら消えちゃうSSを書いちゃう混沌ですw
その時は消しますんでそれまでよろしくお願いします;;
それまで誤字脱字ありましたらご報告お願いしますm(_ _)m
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