No.730575

英雄伝説~運命が改変された少年の行く道~

soranoさん

第307話

2014-10-17 00:29:50 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:1943   閲覧ユーザー数:1763

 

 

 

 

 

 

 

 

~温泉郷ユミル~

 

「……………………」

(アルフィン殿下……熱心にお祈りされているな。そうか、考えてみればこの子は俺以上に……)

「あ、リィンさん。ふふっ、昨日と較べたらだいぶ顔色もいいみたいですね?」

リィンの気配に気付いたアルフィン皇女は振り向いて熱心に祈っていた様子を見せないかのように微笑みを浮かべてリィンを見つめた。

 

「ええ、おかげさまで。皇女殿下は……ご不便なことはありませんか?とにかく辺鄙な場所ですから何かあれば遠慮なく仰ってください。」

「そんな、とんでもない!素晴らしい温泉に風情ある雪景色……ルシアおばさまのお料理も絶品ですし、この上なく堪能させて頂いてますわ。さすがは我が親友―――エリスが生まれ育った場所ですね。」

「はは、そう言って頂けると……ですが―――」

アルフィン皇女が無理をして笑っている事に気付いていたリィンは辛そうな表情をした。

 

「うふふ、予想外のサプライズで愛しのリィンさんとも会えましたし♪あ、セリーヌさんなんていう喋る不思議な猫さんともお知り合いになれました!うーん、できればリィンさんが乗ったという”灰色の騎士”にも会ってみたいのですけど……今は眠っているのでしたっけ?ふふっ、いつ目を覚ますのかしら。」

「殿下……………………」

無理をしているアルフィン皇女の様子を見たリィンはアルフィン皇女の頭を優しく撫で

(リ、リィン様……)

(あらあら♪目覚めた早々早速やるとはさすがはご主人様ね♪)

(ふふふ、相変わらず私達の期待を裏切りませんね。)

(フフ……それでこそリィンよ。)

その様子を見ていたメサイアは冷や汗をかき、ベルフェゴールとリザイラは興味深そうに見守り、アイドスは微笑ましそうに見守っていた。

 

「…………ぁ………………………」

一方リィンに頭を撫でられたアルフィン皇女は呆けた声を出した後辛そうな表情になった。

「俺が言うのもなんですがどうか無理はしないで下さい。自分も仲間―――大切な人達と離れ離れになってしまいました。だから、少しはわかるつもりです。」

「……リィンさん…………ううっ…………」

リィンの優しさに胸を打たれたアルフィン皇女は涙を流してリィンの胸に寄り添った。

 

「……す、すみません……ぐすっ……皇族の一員として……この程度のことで心乱すなんて……あってはならないのに…………お父様やお母様……セドリックやお兄様の事を考えると…………」

「………………」

「あの恐ろしい日、セドリックと朝、ちょっとした喧嘩をしたんです……夜には仲直りをしようと思っていたのにあんな事になってしまって……わたくし……ううっ…………」

「大丈夫……きっと無事でいますから。すぐに再会して……仲直りもちゃんとできますから。だから殿下も、無理に明るく振舞おうとしなくていいんです。エリスも、俺も、父と母も。トヴァルさんやセレーネ、ベルフェゴール達や郷のみんなもきっと殿下の力になりますから。」

「…………リィンさん……ぐすっ……ふふっ…………ありがとうございます…………」

リィンに元気付けられたアルフィン皇女はリィンから離れて涙をぬぐってはずかしそうにリィンを見つめた。

 

「……も、もう大丈夫です。そ、その、わたくしよりも妹さんに優しくしてあげないと。せっかくの兄妹水いらずの機会……横取りしてはエリスやリィンさんと再会すらはたしていないエリゼさんに悪いですし。」

「???はは、確かに二人とも少し、できていませんからね。でも、今回の件で随分と心配させてしまったみたいですし……せいぜい二人の機嫌を取っておきますよ。」

(リ、リィン様……アルフィン皇女のお気遣いはそういう意味じゃないのですが……)

(アハハハハハハハッ!目覚めて早々、飛ばしているわね♪)

(ふふふ、目覚めて早々、無自覚かつ鈍感な態度を連続で出すとは、少々驚きました。)

(でも、それがリィンの良いところなんだけどね……ふふっ…………)

アルフィン皇女の言葉に首を傾げた後苦笑したリィンの答えを聞いたメサイアは冷や汗をかいて表情を引き攣らせ、ベルフェゴールは腹を抱えて笑い、リザイラは静かな笑みを浮かべ、アイドスは微笑ましそうに見守っていた。

 

「ううっ、そういう意味ではなくて……ああもう、リィンさんはいつもズルいです!後夜祭の時にわたくしの告白を断ろうとしたくせに、またそうやってわたくしの心を無自覚に射止めて、わたくしのリィンさんへの想いをどんどんと膨らませているのですから!」

「ええっ!?そ、そんな事を言われても……」

頬を赤らめたアルフィン皇女に睨まれたリィンは慌てた後疲れた表情をしたが

「リィン兄様の鈍感!女の敵!超朴念仁!!」

「うぐっ!?」

アルフィン皇女が自分に向けて言った言葉がまるで妹達(エリゼとエリス)に言われているかのように錯覚すると共に次々と胸に刺さった感覚がして胸を押さえた。

 

「うふふ、エリスとエリゼさんの真似をしてみましたけど、どうでしたか?」

「ハ、ハハ……一瞬殿下の背後にエリゼとエリスがいるように見えましたよ…………」

悪戯が成功したかのような微笑みを浮かべて自分を見つめるアルフィン皇女をリィンは表情を引き攣らせて見つめ

(アハハハハハハハハッ!やるじゃない、あのお姫様!)

(ご主人様にとっては急所になる言葉を次々と思いつくとは見事です。)

(ア、アハハ……)

(クスクス……)

その様子をベルフェゴール達は微笑ましそうに見守っていた。

 

「ふふっ、”鞭”はこれで終わりにして、今度は”飴”を差し上げますわね♪」

「へ?”飴”っていった――――」

そして頬を赤らめたアルフィン皇女の言葉にリィンが呆けたその時

「ん…………………」

「!!!!!!?????」

「……ちゅ……んんっ………リィンさん……!ちゅる…………れる……大好き………!」

なんとアルフィン皇女はリィンに自分の想いを伝えるかのように幸せそうな表情でリィンに情熱的な口付けをした。

 

「ふう………」

「な、なななななななななっ!?」

情熱的な口付けを終えたアルフィン皇女が満足した様子でリィンから離れるとリィンは混乱した様子でアルフィン皇女を見つめ

「ふふっ、空の女神(エイドス)が見ている前でキスをするなんて、まるで結婚式の誓いのキスみたいで縁起がいいですわね♪」

「で、殿下…………心臓に悪い冗談は勘弁してほしいのですが………」

頬を赤らめて嬉しそうな表情で女神像に視線を向けた後自分を見つめるアルフィン皇女の言葉にリィンは表情を引き攣らせた後疲れた表情をしたが

「むっ……わたくしは本気でいつか必ずエリス達と一緒にリィンさんと結婚して、リィンさんの妻の一人になるつもりですのよ?そんな風に思われるなんて心外ですわ。」

「う”っ…………」

頬を可愛らしく膨らませて真剣な表情で自分への想いを口にするアルフィン皇女に何も答える事ができなかった。

「ふふっ、いつもわたくしやエリス達の心を乱している”仕返し”ですわ♪」

そしてリィンの様子を見たアルフィン皇女はからかいの表情でリィンを見つめてウインクをした。

 

その後住民たちへの挨拶回りを終えたリィンは温泉に入ってゆっくりと身体を休める事にし、露天風呂に入って身体を休ませ始めた。

 

 

 

フ、フフ……原作知っている方はお分かりかと思いますがリィン、閃Ⅱ篇が始まって数話で早速アルフィン皇女の好感度(ゲフンゲフン)……じゃなくて戦術リンクの経験値を更に高めています(激怒)多分、最低でも今のリンクレベルは5はあるかと(激怒)ちなみにアリサは勿論7、エリゼ&エリスは6と7の間くらい、セレーネは丁度6になったくらいでしょうね(大激怒)………え?何でアリサだけ既にMAXになっているかって?そりゃ勿論、閃Ⅰの間でヤリまくっていた事が一番の原因かと(大激怒)恐らく閃Ⅰの異世界編で結ばれた時にリンクレベルは5に到達したのでしょうねぇ(遠い目)ちなみにリィンのリア充話はこの話を入れてここから3連続です「(激怒)残りの2連続はどんな展開になるかは、この後の展開を考えたらわかるでしょう!?(大激怒)


 
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