第三章　3話　楚漢戦争

玉座の間にて

一刀「とうとう、劉邦が攻めてきたか・・・・冥生あっちの兵力てどのくらいだっけ」

冥生「そですね、約三十万位ですかね」

一刀「そうか・・・葉うちの全兵力はどのくらいだ？」

葉「はい、確か約六十万前後かと・・・・」

一刀「よし。なら、この呉に五万残して残りすべてを持って漢の劉邦にあたるぞ」

蓮乱「なあ、一刀。劉邦相手にそんなにいるのか？」

星龍「それは、私も思うな」

一刀「ああ、それはだな・・・伝令の連絡によると、ほかの諸侯も何やら動きがあるらしいからな、念のためだ」

二人「「ああ～成程」」

一刀「よし、準備を急げ明日の朝日が昇ってすぐに出発するぞ！！」

呉覇将「「「「「おう！！！（うん）（はい）」」」

その日の夜、中庭で・・・

一刀「どうしたんだ、冬蘭こんな時間にこんな場所で・・・」

冬蘭「一刀様・・・・怖いのです・・もし・・この戦いで・・・一刀様が・・」

一刀「ごめんな、冬蘭・・・・俺もできるだけ抗ってみるつもりではいるが・・・」

冬蘭「いえ、いいのです。すべては私の我が儘出すので・・・・それに・・・」

そう言いながら冬蘭は自分のお腹を大事そうにさすった

一刀「！！？？冬蘭もしかして・・・・・」

冬蘭「はい・・・如何やら身ごもっているようです。このことは、涼様と私しか知りません」

一刀「そうか、それなら何をしてでも守らないとな・・・・」

冬蘭「はい・・」

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次の日の朝

一刀「行くぞみんな！！！我らが家を家族を守るために・・・進軍！！！！」

「「「「「「「「「「「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」」」」」」」」」」」」

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その頃劉邦軍では

劉邦「千紀、策の進行状況は？」

千紀「はい、抜かりはありませんよ主様。いま乱己と花華が引き連れに行ってます」

劉邦「そうか・・・で、決戦の場所は広武山でいいのだな」

千紀「はい、そこで楚軍と一度戦い敗戦した振りをして城に籠城してそのあと・・・・・・」

劉邦「ふふふふふっはははははははははははーーーーーこの戦ほとんど勝った様なものだな」

千紀「はい・・・あとは向こうの出方次第ですね」

劉邦「そうだな・・・そろそろ進軍速度を上げるか」

千紀「そうですね。者ども速度を上げる、皆駆け足！！」

そうして、楚漢両軍が広武山に到着した

一刀「劉邦こちらに何をしに来た！！！ここは我が土地であるぞ！！！！」

劉邦「いえね、そちらに貸していたものを返してもらおうとな」

一刀「貸していたものだと・・・・・・」

劉邦「ああ、夏候嬰・・冬蘭のことだ！！！！！」

一刀「何を今さらなことを言いている！！！！」

劉邦「もともとは、俺の女だからな・・・形だけでも俺のもとに置いときたくてな。どうせ、お前は使える女としか思ってなかったのだろ？」

一刀「・・・・・・（あいつ、何か勘違いしてないか）」

劉邦「沈黙は肯定と取れるぞ。・・・・・」

一刀「言いたいことはそれだけか？」

劉邦「ああ、ではここで雌雄を決しようじゃないか」

そう言って劉邦は自分の軍に下がって行った

蓮乱「なあ一刀、何であちらの大将はもう勝った気でいるんだ？」

一刀「さあな・・・何か策でもあるんじゃないか・・念のためだ、葉、冥生周囲の警戒頼む」

冥生「わかった」

葉「はい」

一刀「では行くぞ・・・・・楚軍我の純白の項旗に続け！！！！！！」

「「「「「「「「おう！！」」」」」」」

そうして戦いは始まった

劉邦軍

劉邦「では、策通りに動きますか・・・・・」

千紀「はっ、全軍に告ぐ楚軍の項旗、孫旗、周旗、趙旗、呂旗、司馬旗には近づかず兵に当たれ。もし将と当った場合は数で当たりすぐ引け」

「「「「「「「「「「「おう」」」」」」」」」」」」

楚軍本陣

涼「おかしいですね・・・」

冬蘭「どうしました涼様？」

涼「ええ、漢軍の動きがまるで我らが軍の将軍たちを避けてるかのようで・・・」

冬蘭「確かに・・・しかしそれが何か？」

涼「このままだと私等の兵だけ減っていきますね・・・・伝令！」

兵「呉覇将と項羽様に兵に三人一組になるようにと、できるだけ兵を守るよう動くように伝えてください」

兵「はっ」

呉覇将（（（（（何だこいつら？戦う気あるのか）））））

そんな考えをしてる時伝令が届いた

葉「なるほど、将をとらず兵をとりに来ましたか・・・兵たちよ、三人一組となって敵に当たれ」

冥生、星龍「「成程」」

蓮乱、勇「「どういうことだ？・・・まあ言われたとおりにやるか」」

そして、戦が始まってある程度の時間がたって・・・・

一刀「何だ敵が引き始めた・・・・・蓮乱追撃はある程度まででいい、どこに引いてるか確認をしてきてくれ。あとは、いったん本陣に戻るぞ」

五人「「「「「おう（わかった）（了解です）」」」」」

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本陣に戻って蓮乱が帰ってくるのを待つと

蓮乱「ただいま～」

一刀「お帰り。で、どうだった？」

蓮乱「ああ、なんか山の上にある古城に入って籠城始めたぞ」

一刀「そうか・・・どういうことだと思う？」

冥生「わかりませんね・・・ただ、先の戦いで我ら将はまったく傷を負いませんでしたが兵に結構な被害が出てますね」

葉「そうですね。一度戦略を考えるのを兼ねて兵を休めましょう・・・・」

一刀「わかった。見張りには元気な兵をある程度回そう」

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会議用の天幕で

涼「たしか敵が籠城している山の向かいの山にも古城がありましたよね・・・・そこを拠点にしては？」

葉「そうですね・・・・いいかもしれませんね」

冥生「ああ、そうだな。それにしてもさっきの戦相手の将が少なくなかったか？・・・・それに周りの諸侯も気になるな・・・・・」

涼「そうですね、籠城戦なので時間がかかりますし・・・・」

葉「はい。これからの戦は周辺も警戒しないといけませんね」

話がある程度決まり一刀に相手の向かいの山に古城があることを伝えそこに移動を始めた

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劉邦軍

劉邦「ふー今日の戦は終わりかな・・・千紀」

千紀「はい、いかがなさいました？」

劉邦「ああ、あと何日ぐらいで乱己と花華はこちらに着くんだ？」

千紀「そうですね、四、五日というところでしょうか」

劉邦「そうか、そのくらいなら余裕で持ちそうだな」

劉邦「ククク・・もうすぐだ、もうすぐこの大陸が手に入る・・・俺の夢が叶う。それにしても、あの虞美人できることなら手に入れたいな・・・・」

そして、戦が始まり五日がたった

一刀「ん～今日のうちにあの城落とさないと兵糧がつらいな・・・・」

涼「そうですね・・」

葉「さてどうしますね・・・」

蓮乱「もうじれったい！！こちらの兵が多いのだ全軍で突撃をかければいいだろう」

勇「お腹すくの、だめ、絶対」

冥生「蓮乱、勇・・・・ですがそれしかないですね」

一刀「ああそうだな・・・・よし、全軍に通達これより全軍で攻め落とすと」

兵「はっ」

そうし、楚軍は全軍を連れて敵の城を攻めに行った

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冬「わ～～見て蘭、敵さん全軍で攻めてきたよ」

蘭「ほんとだ、それじゃあ早く劉邦様と千紀様に報告しないとね」

千紀「そうですか・・・二人ともそろそろ乱己と花華が兵を引き連れて着くころですので、それまで守って乱己たちが敵にあたり混乱しているときに打って出ますよ」

冬、蘭「「はい、わかりました千紀様」」

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楚軍

蓮乱「攻めろ攻めろ！！！相手はただ殻にこもることしかできん亀のような奴だ！！！恐れることなどないぞ！！！」

冥生「弓兵、梯子を上っている兵の援護を。破砕鎚の準備はできましたか！！・・・・」

勇「邪魔・・・・」

星龍「まだかかりそうだな・・・」

葉「ええ・・・・ん？」

星龍「どうかしたか？葉」

葉「ええ、何かあちらのほうから・・・・！！！！」

星龍「何だ・・・なっ！！！！？？」

兵１「敵襲です東の方から、韓の旗と一緒に約三十万以上の敵が・・・」

兵2「報告です、北の方から曹の旗とともに約四十万以上の敵が・・」

一刀「くそっ・・・敵はこれを待っていたか・・・・全軍に通達拠点まで下がるぞ！！！！」

兵「はい！！」

蓮乱「一刀」

冥生「一刀殿」

星龍「一刀」

勇「一兄」

葉「一刀さん」

一刀「みんなか・・・俺が殿をする。みんなは、兵を頼む！！！」

冥生、星龍、葉「「「わかった（りました）」」」

蓮乱「おれは一刀とやるぜ」

勇「ぼくも！！」

一刀「ああ、わかった・・ただ無理はするなよ」

蓮乱、勇「「ああ（わかった）」」

そう言った後、一刀は二本の刀「晃鬼」と「信月」を抜いた

蓮乱「おいおい、無理をするなと言いながらその二本一緒に抜いても大丈夫なのか？」

一刀「ああ、少しの間なら大丈夫だ」

そう言いながら一刀に少しの変化が起きた・・・信月を持っている左の方の目が金色に晃鬼を持っている方の目が真紅の色に変わってきたのだ

一刀「さて行くか・・・フッ」

そして、気を出すと左に金色の気と右に真紅の色をした気が現れた

一刀「項　羽　北郷押してまいる！！！！」

ズバアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン！！！

一振りで約百人が横一文字できられていた

蓮乱「俺らも行くぞ勇」

勇「コク」

ズガガガがガガン！！！

ドカッッッッッン！！！！

シュパン！！

ゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーオ

そしてある程度兵が退却が終わり

蓮乱「一刀、勇そろそろ戻るぞ」

勇「コク」

一刀「ああ」

そして、城に戻ってすぐに一刀が倒れてしまった

あとがき？？

次回前半終了です

さて、三国時代が楽しみですねーーー