神社団体の交流事業の一環で地球からファンガルド星のラミナ稲荷神社に短期滞在している蠣崎朔妃であったが、その日は休養日ということで滞在先の管理者である北條愛とその娘である唯、唯の友人である今川和美と一緒に遊びに出ることになった。

そして連れて行ってもらったのがラミナ ソードアンドマジックワールドである。

「あ、ここ行ったことある！すごく楽しかった！」

朔妃は大喜び。

「そうなの朔妃ちゃん？」

「はい、ナゴヤにも同じのがあるんです。」

そして入場し、服を選ぶ4人であるが…

「あたしこれ！」

「あたしも！」

「うふふ、若い子には負けていられないわね。」

元気者のファンガルドの民である北條母娘や和美は何の迷いもなくビキニアーマーを選択。

一方朔妃は…

「あたしはこっちにしとく。」

僧侶モデルのローブを選択。

「なんであたしたちと同じじゃないの？」

「そうだよ！朔妃ちゃん背高くてすらっとしてるからきっと似合うのに…。」

不思議そうな娘たちに対し朔妃は

「でも戦士だけだとバランス悪いじゃない。あたしが回復を引きうけるよ。」

などと言ってごまかすが、ナゴヤでは「あってはならないもの」のせいで文字通り「痛い思い」をしたことは言えはしない、言えはしないのである。