第二章 5話 拠点、そして夏候嬰は・・・・
戦が終わり楚軍は定陶の城に入っていきそこで見たものは・・・・
一刀「何だこれは・・・・・いったい誰がした!!!」
一刀は叫びながらあたりに殺気を放ちだしていた。兵は怯え、諸侯たちは先の戦を目の当たりにしていたため、見て見ぬふりをしていた
涼「旦那様落ち着いてください。起きてしまったことはどうしようもありません・・・それより兵たちが怯えています」
一刀「すまん。取り乱した・・・疲れがない兵たちに死体を城から離れて人気がないところに集めさせておけ、病気が出回ってもかなわんしな・・・あとで焼いてしまうか」
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城のある部屋を使った診療所にて
一刀「・・・・名誉ある怪我をした五人がいると聞いて来てみればそのうちの四人がなんでお前たちなんだよ!!!!」
蓮乱「いや~その~・・・」
冥生「え~と」
葉「ううう・・・」
星龍「ヒュヒュッヒュ~~~(口笛)」
勇「あ!一兄きたんだ。」
一刀「ああ、勇か。なあ、なんでこの四人が此処にいるんだ?」
勇「えっとね~~((((あ!やめっ))))みんなは、「「「「わああああああああ」」」」だよ」
一刀「すまん、何も聞こえんかった。もう一度頼む」
勇「うん。それは、「「「「わあああああ」」」」・・・・」
一刀「五月蠅いぞお前えら!!!観念して黙ってろ!!!」
四人「「「「うううう・・・・」」」」
勇「じゃあ改めて、四人はね気を使いすぎて倒れたんだ~~なんでも諸侯に見栄を張りたくてやり過ぎたんだって」
一刀「はあああ~~~!!!馬鹿じゃねえのお前ら、見栄を張りたくて倒れてたら本末転倒じゃん!!!!」
蓮乱「だから言いたくなかったのだ・・・」
一刀「はぁ~。まあいいか・・・それよりあれくらいで倒れるとはまだまだ鍛錬不足みたいだな・・・よし!!次の出陣まで地獄の特訓だな・・・ニコ」
星龍「い、いや・・そこまでしなくていいぞ」
冥生「そ、そうですよ。一刀殿には、他にもいろいろあるでしょうし」
葉「コクコクコク そうです。私たちのために時間を使わなくても・・・・」
一刀「いや、大切な友のためだ俺の時間がいくら削れても構わなぞ ニコニコニコ」
四人「「「「イイイイヤアアアアアアアーーーーーー」」」」
一刀「それじゃあ、またあとで来るからしっっっかりと休めよ クスクスクス」
蓮乱「まじかーー」
冥生「うっ目眩が・・・」
星龍「くそ、時間までふて寝してやる」
葉「あははははははははははははは」
勇「あ、葉兄が壊れた」
楚軍の将軍たちは、こんな風におちゃらけていたが諸侯たちからは鬼のような形相で笑いながら相手を燃やす『鬼炎の孫』、九つの頭を持つ鞭で相手を切り裂く『九頭竜の周』、卓越した槍裁きや騎馬術、相手に風穴を開け龍人のような動きから『龍槍の趙』、風を自由に操る『風神の葉』、相手の返り血全身に浴びすべてを赤く染め抜いた『鬼神呂』と恐れ、純白の外套を着て背中に金色で楚の一文字を抱え見たことの無い剣を二本と巨大な戟を持ち圧倒的な武を持つ『西楚の覇王』項北郷と恐れられていた・・・・・・
一刀「さて・・・・そろそろ劉邦が動いてもいいんだがな」
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その頃、劉陣営
劉邦「は~どうすっかな~冬蘭は結構使い勝手よかったしな~しかもこれからのこと考えるとまだ必要そうだしなあ・・・・」
といろいろ考えながら息抜きをしようと外に出たとき・・・
??「「劉邦様・・・・」」
劉邦「ん?・・・お前らは・・・・」
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花華「周勃、樊噲久しぶりじゃない村の仕事はどうしたの?」
この二人は同じ村で機織業をやっていて昔劉邦たちがそこで働いていた時、仲良くしていた二人だった
周勃「私たちの仕事は全部姉妹に任せてきたは、少し手間取ってこんな時になったけど・・・」
樊噲「うん、遅くなってごめん」
千紀「主様このふたりは?」
劉邦「ああ、とても気がきく二人でこれから役に立つだろう」
乱己「ほう主が認めるあら大丈夫だろう」
劉邦「二人ともみんなに挨拶を頼む」
「「はい」」
周勃「姓は周、名は勃、真名を蘭といいます」
樊噲「姓樊、名噲、真名冬(ふゆ)という」
そうしてみなと自己紹介をした
劉邦(蘭と冬の思わぬ参入で戦力が強化されたな・・・・これなら冬蘭は要らぬか・・少し惜しいがな・・いま関わりがあることを知られると俺の夢がだめになるしな・・・しかしこの借りはいつか返してやる)
少し時間が遡り楚軍陣地・・・・・
蓮乱・星龍「「ぎゃあああああああーーーーーー助けてーーーーー!!!殺されるーーーー」」
一刀「失礼な、友を殺すはずがないだろうやって半分だ!」
蓮乱「半分やってるじゃねえか!!」
星龍「それに葉と冥生は、もう白くなって倒れてるぞ!!」
一刀「大丈夫だ!!!俺はあいつらがこれくらいで死なないと信じてる!!!」
蓮乱、星龍「「信じてるだけかい!!!」」
そう突っ込んでると一刀の戟が迫ってきた
チュドーーーーン
二人「「キュウーーーー」」
一刀「さて、今日の訓練はここまでにするか。涼ついて来てくれ夏候嬰の所に行く」
涼「わかりました。旦那様」
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城のある部屋にて
一刀「さて、何か話したいことはできたかな?」
冬蘭「・・・・・・・・一つだけある」
一刀「なんだ?」
冬蘭「このしばり方は何だ!!」
一刀「なにって亀甲縛り」
冬蘭「縛り方を聞いてるのではない(亀甲縛りか、覚えておこう。これは動けば動くほど縛りがきつくなるから、少し・・・・///)」
一刀「ではなんだ?(なんだ顔が少し赤いぞ)」
冬蘭「何だこの破廉恥な縛り方は!!」
一刀「俺の趣味だ!!!!!!!!!!!」
どーーーーーーーーーーーーーーーーーん
涼「ここでそんな性癖を披露してどうするんですか・・・・(私もあの縛られ方されたいな)」
冬蘭「なっ!?・・そのうえどのくらい放置すれば気が済むんだ!!(このような縛られ方で長時間放置で私は何か・・目覚めて・・・気持ちよく・・・)」
一刀「それも俺の趣味だ!!!!!!!!!!!!!!!!」
涼「はぁーーーーーーーー(いいなぁ私にもしてくれないかな~~~/////)旦那様話を進めてください」
一刀「では改めて、何か言うことはないか?」
冬蘭「ない!!」
一刀「しかしお前がつかまってある程度の時間がたつがお前の主は、何のそぶりを見せぬぞ・・・そのうえ、どうやら新しい仲間を増やしたみたいだったが・・・俺の見込み違いでお前は捨て駒だったか?」
冬蘭「なっ!?(どういうことだ、ご主人はわたしをみかぎったのか?・・・)」
一刀「そうか・・捨て駒だったか・・・」
冬蘭「キッ(何を考えてる私は、ご主人が私を捨てるはずがない)」
一刀「何も言わぬか・・・ならこれから劉邦をここに呼び出す。お前は陰から見ていろ・・涼頼む」
涼「はい」
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劉陣営
涼「すみません。劉邦殿はおられるます?」
乱己「あなたは?」
涼「私は楚軍覇王項北郷の専属軍師の虞美人といいます」
乱己「楚軍の軍師ですか・・・(こいつが虞美人)それでどうされました?」
涼「はい、我らが王が劉邦殿に聞きたいことがあるとのことで呼び出しに参りました」
乱己「わかりました。少しお待ちを」
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乱己「主、覇王が主を呼び出しと虞美人が来てる」
劉邦「何!?なぜこんなに早く・・・あと数日は大丈夫と思っていたが・・・(もしや冬蘭が・・・)わかった行ってくる」
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城玉座の間
涼「こちらになります」
劉邦「ああ」
涼「旦那様、劉邦殿を連れてきました」
一刀「ありがとう涼」
劉邦「それで、項北郷殿いったい私に何かご用でしょうか?」
一刀「ああ、この前の戦で捕まえた捕虜のことなんだが、名を夏候嬰と言ってな。どこかで劉邦軍の一人と聞いたことがあってな、聞いてみようと思ったのだ」
劉邦「夏候嬰・・・・そんな名は知りませんな。そのものがどうしたのですか?」
一刀「ああ、先の戦で混乱に乗じて我が軍師であり妻の虞美人を襲おうとしてな・・・そこで捕らえて聞いてみたら聞いた話のとおり自分は、劉邦軍の将だというではないか・・なのでお前に来てもらったのだ」
劉邦「そうでしたか・・・・しかし私の軍に夏候というものは聞いたこともありませんね。ましては、将となると必ず私は知ってないといけませんが知りませんな」
一刀「そうか・・・ヤツはうそを言ったのか・・」
劉邦「ええそうなりますね。楚軍の王に嘘をつき、ましてはその妃に手をかけるとは殺してしまった方がよろしいのでは・・・(冬蘭め・・しかし、我が野望を知ってるのは千紀のみ他のやつらは何も知らず、ただ私の表面上の顔を見てついてきたやつらだ殺されようが痛くもない・・・もう冬蘭の穴も埋めたしな・・・生かされたらそれで役にも立つだろうしな)」
一刀「そうか・・お前は何も知らぬか。ならもう戻っていいぞ、すまなかったな呼び出して」
劉邦「いいえ、それほどでもありませんよ。なんせ覇王様と直々に話せたのですから」
そう言って劉邦は出ていった
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一刀「もう出てきてもいいぞ夏候嬰」
そう言われ陰から涼が亀甲縛りされたままの夏候嬰を連れてきた
冬蘭「そんな・・・馬鹿な・・ご主人があのようなこと・・」
一刀「夏候嬰現実を見ろ・・お前は劉邦に切り捨てられたんだよ」
冬蘭「何故・・今まで私がしてきたことはいったい・・・私は誰のためにここまでやったと・・・ウウッ・・グス」
一刀は今にも泣きそうな夏候嬰を抱きしめ頭を撫でてやった
一刀「今は泣けばいい。感情を抑えることはよくないからな・・・今は泣いて思いをぶつければいい」
冬蘭「ウワアアアアアアアアアアアアアアアーーーーーーーン グス ウウウウ・・・・」
涼(縛られた女を抱いて泣かせるてシュールだなーーー)
ちゃんと縄外しました
冬蘭「グス・・・グス・・・・スン」
一刀「落ち着いたか?・・・」
冬蘭「コク」
一刀「なら、これからお前夏候嬰のしょg「冬蘭だ」・・・いいのか、真名だろ」
冬蘭「ああ、私のあのような姿を見たのだ・・・そして私を慰めてくれた。私も真名を呼んでほしいと思った・・だから呼んでほしい」
一刀「わかった。なら冬蘭お前はこれからどうする?」
冬蘭「・・・・できれば、私は・・」
涼「旦那様・・・(どうした?)はい、できれば夏候嬰さんを内で楚軍に入れることはできませんか?」
一刀「できるよ。俺も入ってもらえるなら大歓迎だ」
冬蘭「えっ・・それは、本当にいいのか・・・私はお前の妻を・・・・」
一刀「別にかまわない。どうせ、あいつの命令だろうし冬蘭は後悔しているのだろう?」
冬蘭「ああ・・グスッ・・本当にすまなかったグス・・そして・ありがとう。こんな私を仲間にしてくれてグス」
一刀「構わないさ。そうだな、冬蘭は、俺たちの専属の侍女になってもらうか。まあ、ほとんどは涼、虞美人の警護だけどな」
冬蘭「項羽様、虞美人様、私の名は夏候嬰。真名を冬蘭といいます。これからよろしくお願いします。」
涼「ええ。こちらもよろしくお願いね。私は名を虞美人、真名は涼です」
一刀「ああ、俺の名は項羽、字を北郷。真名は一刀だ」
冬蘭「涼様、一刀様ですね。これから、誠心誠意尽くさせていただきます」
あとがき??
長くなりそうでしたので二つに分けます。
次回冬蘭完堕ち
多分早めにアップできると思います
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冬蘭好きですね~~~