「スグリの物語～清き水の巫女～」

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スグリの村には清き水が湧き出す洞窟がある。そこには、心を静め、熱を抑え、そして、水の神さまがいるとされて、土地のものでも近づくことは許されない。巫女である、スグリはよく遊びにいく。そこから流れ出したイヌスギの川が流れる。スグリは首都近くの、塩湖に、水神様を見ることもある。

首都近くの塩湖、後旬湖（ゴシュンコ）は人工的なものだ。だから、そういったものが壊れたとき。スグリはにっこりとほほ笑むと、故郷から送られた、美味しいお茶を沸かし、いつもどおりに寝ることにする。安定剤は飲まない。そして、翌日も下らないとされた仕事を楽しんでする。そういったこともスグリには楽しいのだ。

スグリの物語は草原を吹き抜ける風のようには、意味がないが、それゆえ、人々は楽しめる。生なり。

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