No.723802 【獣機特警K-9ⅡG】続・鮮血の結末【交流】2014-09-29 01:36:51 投稿 / 全3ページ 総閲覧数:848 閲覧ユーザー数:819 |
その日は満月であった。
便利屋の「萬事屋アキハ」で留守番をしているのは秋元哲実と北條狐太郎の二人である。
「哲実さん今日満月なのに仕事ないんですよね。」
「そう!この姿になれるのは満月の日だけなのに…戦闘系の仕事がないなんてもったいないわ。」
哲実は「娘男族」の血を引く青年で、満月の日は娘の姿になり戦闘能力が大幅に向上する体質の持ち主なのだが、運悪く満月と戦闘の仕事が重ならなかったのであった。
「でもね、そのおかげで新しい技を考え付いたわ。」
「え、何なんです?」
興味津々の様子を見せる狐太郎。
「見たいなら見せてあげるけど…ちゃんと受け身取ってよ?」
「お安いご用です!」
というわけで二人は間合いを取って向かい合う。
「まずね、こうやってゆっくりと足を上げてわざとパンツを見せるように足を捌いて…」
「相手がパンツに見入ったところで一気にかかとを落とす!」
そう言いながら哲実がかかと落としを狐太郎に見舞うと、そのかかとが狐太郎の頭に直撃!その場に崩れ落ちてしまう。
「あ、あら?」
思わぬ展開に戸惑う哲実。
「ちょ、ちょっと…受け身取ってって…!」
うつぶせになって倒れている狐太郎の顔面が血の海に沈む。慌てて哲実が狐太郎をひっくり返すと鼻からだらだらと血が…。
「あ、こりゃ大変だわ!」
慌てて哲実は救急車を呼ぶ。その夜狐太郎は病院でお泊りする羽目になった。
ちなみに哲実は付き添いとして病院に行ったのだが、翌朝「元の姿」に戻ったことで医者や看護師が戸惑ったとかなんとか。
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鼻出血が似合う男。
狐太郎君:http://www.tinami.com/view/689232
哲実:http://www.tinami.com/view/717547