No.711833 英雄伝説~運命が改変された少年の行く道~soranoさん 2014-08-28 14:31:27 投稿 / 全2ページ 総閲覧数:1986 閲覧ユーザー数:1782 |
~グラウンド~
「みんな、頑張って!」
ティオとの戦闘を開始したエリオットは仲間達の防御能力を高める為にクラフト―――エコーズビートを発動し
「アークス、駆動……」
エマはオーブメントを駆動させ
「オォォォォ……ハアッ!!」
ガイウスはクラフト―――ワイルドレイジで闘志を高めた。
「魔導杖に搭載されている特殊魔法(クラフト)による物理防御の上昇を確認。でしたら……ドライブ開始………」
3人の様子を観察していたティオはオーブメントを駆動させ
「ハアッ!―――セイッ!!」
ガイウスはクラフト―――サベージファングで襲い掛かったが
「!!」
魔人化した影響によて研ぎ澄まされた感覚や超人的な肉眼によってガイウスの動きが見えていたティオは子供とは思えない程の動きで後ろに素早く跳躍し
「お願い、眠って!!」
「それっ!!」
エリオットが放ったクラフト―――ブルーララバイには魔導杖を振るって導力波による弾丸で打ち消し
「そこです!―――シルバーソーン!!」
「ハッ!」
エマが発動したアーツによって空から降り注いだ銀の楔による包囲網は漆黒の翼を羽ばたかせて空へと退避し
「白き刃よ……貫け!!」
「結界よ……!」
アーツを発動した後続けてエマが魔導杖を振るって放ったクラフト―――イセリアルエッジは片手で簡易結界を展開して襲い掛かる白き刃を防いだ。
「ええっ!?」
「空に飛んだ……」
ティオの飛行能力にエリオットは驚き、ガイウスは呆け
「(あんな短時間で身体の一部分から結界まで展開できるなんて……!)二人とも警戒してください!―――アーツが来ます!」
アーツの発動を感じ取っていたエマが警告した瞬間
「時の楔に囚われなさい!―――カラミティクロウ!!」
空中にいるティオがアーツを発動した。
「うわっ!?な、何なの、これ!?」
「身体が急に重く……!」
「こ、これがARCUSとは異なるオーブメントによるアーツ……!?」
突如地面から現れた漆黒の爪に包まれたエリオットは驚き、突如身体が重くなったことに気付いたガイウスは戸惑い、エマは真剣な表情になっていた。
「――轟け!冥界の叫びよ!」
「うわっ!?」
「グッ!?」
「キャアッ!?」
続けてティオが発動した魔術―――マインドクラッシュによって地面から起こった暗黒の爆発に巻き込まれた3人は吹っ飛ばされ
「ハァァァァァァァ…………!」
「うっ!?か、身体が……!?」
続けて真紅の瞳を妖しく光らせたティオの睨みによってガイウスの身体は石化したかのように固まった!
「なっ!?迷宮に迷い込んだ魂を喰らう恐るべき三姉妹にして七十七の悪魔の眷属―――”暴食”のアルケニーが持つ一瞬で石化させる効果を持つ恐るべき魔眼―――”邪眼”!?どうしてティオさんが……!エリオットさん!状態異常回復の特殊魔法(クラフト)をお願いします!」
ガイウスの様子を見て驚いたエマはエリオットに指示をし
「う、うん!届け―――」
指示されたエリオットは頷いた後魔導杖を構えて集中したが
「―――遅いです!ヤアッ!!」
「グアッ!?すまない…………」
高速で飛行して詰め寄ったティオが魔導杖から導力エネルギーによる光の刃を具現化させて薙ぎ払うクラフト―――ビームザンバーをガイウスに叩きつけ、石化した状態で攻撃を叩きつけられた際に身体に伝わった強烈な痛みによってガイウスは戦闘不能になり、地面に倒れた!
「癒しの歌声!―――ホーリーソング!!ガ、ガイウス!?」
そしてガイウスが戦闘不能状態になった後にエリオットの回復魔法(クラフト)が発動し、エリオットとエマの傷を回復し、身体の重みも取れたが、戦闘不能状態を回復させる効果を持たないクラフトだった為、ガイウスの戦闘不能状態は回復できなかった。
「今、回復します!―――息吹を……!」
エマはガイウスを復活させるために魔導杖に集中したが
「この導力波は……復活魔法(アーツ)ですか。―――させません!ハアッ!!」
「うわあっ!?」
「キャアッ!?」
ガイウスを復活させようとするエマの行動を頭に付けている猫耳のような装置―――”エイオンシステム”で読み取っていたティオは翼を羽ばたかせて強烈な突風を発生させるクラフト―――魔塊烈風でエリオットとエマを吹っ飛ばすと共にエマの行動を中断させ
「復活魔法(アーツ)を扱う貴女は厄介なので先に眠ってもらいます……!―――クブリエ!!」
膨大な瘴気と魔力を全身に纏いながら魔導杖を天へと掲げた。するとエマの足元に渦が発生すると共にエマの体力を奪い始めた!
「キャアアアアアアアッ!?そ、そんな…………!?こ、これはまさか三姉妹の母親である”ジグマ”しか扱えないはずの……!?も、もうダメ……」
ティオの放った魔族特有の魔術―――吸聖クブリエの正体がわかったエマは驚いた後、体力を根こそぎ奪い取られた影響で戦闘不能になり、地面に倒れた!
「い、委員長!?」
エマまで戦闘不能状態に陥った事にエリオットは驚き
(あの娘……何者!?”力”を解放するまでの気配は完全な”人間”だったのに、上級……いえ、最上位魔族の霊圧をさらけ出す上、”聖典”に記された七十七の悪魔の呪術まで扱えるなんて……!”起動者(ライザー)”ではないようだけど……)
その様子をグラウンドの端で見ていたセリーヌは厳しい表情でティオとリィンを見比べていた。
「―――後は貴方だけです。」
「うっ…………(援護もない状態でARCUSの駆動は無理だ……だったら……!)」
ティオに視線を向けられたエリオットは呻いた後決意の表情になり
「常世に響け―――」
集中して魔導杖を天へと掲げ
「ノクターンベル!!」
「ッ!?音による衝撃波ですか……!」
銀の鐘を発生させ、銀の鐘は鳴り響き、ティオを怯ませた。
「――僕の演奏……聞かせてあげるっ!!」
そしてエリオットは続けて魔導杖をヴァイオリンに変形させてヴァイオリンを演奏し始め
「高度の導力波を確認……S(スペシャル)特殊魔法(クラフト)ですか。エイオンシステム、解放します…………位相空間にアクセス、絶対障壁を個別展開…………―――ゼロ・フィールド!!」
エイオンシステムでエリオットの大技を感じ取っていたティオはエリオットの大技に対抗する為に絶対防壁を展開し
「セブンラプソディ!!」
エリオットが発動したSクラフト―――セブンラプソディによって発生した7色の球体の攻撃を完全に防いだ!
「………ええっ!?う、嘘!?」
7色の球体がぶつかった際に発生した柱が消えた後無事の様子で姿を現したティオを見たエリオットは驚き
「ガンナーモード、起動します。―――オーバルドライバー、出力最大…………」
ティオは魔導杖をライフルへと変形させて銃口に膨大なエネルギーを溜め込み
「ええっ!?ちょ、ちょっと待って!?そ、そんなのあり!?」
変形してエネルギーを溜め込む魔導杖を見たエリオットが焦った表情で声を上げたその時
「エーテル……バスター―――――ッ!!」
ティオは銃口から極太の導力エネルギーを解き放った!
「う、うわああああああああああああああっ!?…………ううっ、も、もう無理……………」
襲い掛かる極太の導力のエネルギーを悲鳴を上げながらその身に受けたエリオットは戦闘不能状態になり、地面に倒れた!
「―――そこまで!勝者、ティオ・プラトー!」
エリオットが戦闘不能になるとサラ教官は戦闘終了の号令をかけた!
と言う訳でティオの圧勝でしたwwティオ・フィナーレことエーテルバスターを喰らったエリオットは某白い悪魔さんによって桃色の光を喰らった哀れな人達がトラウマになったように、導力の光にトラウマにならない事を祈るばかりです(爆笑)
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外伝~特別模擬戦第二戦 VS魔人ティオ・プラトー~