No.710149

【獣機特警K-9ⅡG】ゼヴィとノシンの休日【交流】

古淵工機さん

ただし、ものすンご~~~~~~~く痛いwww

■出演
ゼヴィ:http://www.tinami.com/view/653846 (パトブルー:http://www.tinami.com/view/654003 )
ノシン:http://www.tinami.com/view/648504 (パトブラック:http://www.tinami.com/view/648421 )

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2014-08-20 22:36:17 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:842   閲覧ユーザー数:803

獣映ラミナスタジオ…。

「カーット!OKでーす!!」

と、特技監督の声が響き、本日の撮影が終了した。

 

「ふぃーーーっ!やーッと終わったっすね!」

「あぁ、今回の敵役はかなりハードなやつだったからなあ…」

汗まみれで出てきたのはパトブラック・黒川官司役の撫養幸之進と、パトブルー・国領竜斗役のゼヴィ・ソシガヤだ。

特技監督からの差し入れであるレモンサイダーを一口飲むと、ゼヴィはこんなことを言い出した。

「そうだ。明日は撮影も休みだし、疲れ癒しに行かないか?」

「え?温泉にでも行くんスか?」

「実は(かか)の実家がある村にスゴ腕のマッサージ師がいるんだよね」

「マッサージ師ねえ。有名なんですか?」

「そりゃもう巷で人気らしいよ。そこでマッサージしてもらうってのはどうかなと思ったんだけど」

「へぇ、そりゃあいいッスね。行きましょう!」

と、いうわけで翌日。

男子二人組は疲れを癒すべく、ゼヴィの母方の実家でもあるサザル族の村にたどり着いたのだった。

「えーっと、お、あったあった。この家だな」

「え!?一発でわかったんですかゼヴィさん!」

「オレも半分サザルの血だしね」

早速、探し当てた家に入ってみるゼヴィとノシン。

 

「こんにちはー!ルティさんいるー?」

「あ、ゼヴィお帰り!そっちの人誰ね?」

「えーっと、撮影所で知り合った」

「ども、撫養幸之進ッス。ノシンって呼んでください」

「あー、ゼヴィの仕事仲間ね!よく来たよ!ワタシ、ルティ言うね」

そう、ゼヴィが探し当てた家の主こそ、サザル族の間でも凄腕のマッサージ師・ルティその人であった。

「で、話って言うのは何だけども」

「ふふ、言わなくてもわかる。マッサージ受け来たね?二人とも疲れ出てるよ」

「あ、じゃあお願い」

「わかった。準備する時間かかる。ここで待ってるね!」

そう言うと、ルティは笑顔を浮かべたまま、マッサージの準備に取り掛かった。

 

「ところでゼヴィさん」

「ん?どうしたノシン?」

「サザルのマッサージってどんな感じなんですかね?」

「んー、(かか)から聞いた話だから詳しくはわからないんだけど、結構強烈らしい…」

「強烈…ねえ…」

と、ノシンが冷や汗をかいていると、カーテンの奥からルティが顔を出して二人を呼ぶ。

「準備できたよ!さ、二人とも中入るね!」

だが次の瞬間、ゼヴィとノシンはとんでもない恐怖を味わうことになる…。

「ぐわああああ!痛い痛い痛い!!こ、こんな痛いなんて聞いてないっすよ!!」

「ガマンして、痛いのアタリマエ。ガマンしない、アナタ疲れ取れないよ!」

「…なるほど、(かか)が強烈って言ってたのはこのことあだだだだだだだ」

「肩の辺り疲れたまってるみたいね!中から出さない、アナタも元気ならないよ!」

「「どわああぁぁぁぁぁぁ、し、死ぬ、助けてええええええ!!!!」」

男子二人の悲鳴が、サザルの村にこだました…。

 

しかしこのマッサージの効果はてき面だったらしく、次の撮影で二人はかなりキレのある動きができるようになったということだ。

「…や、受けてみるもんだね…」

「そうッスね…死ぬほど痛いけど」

どっとはらい。

 


 
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