No.70851

真・恋姫無双 北郷一刀最強伝  第九話挑発

jindamuさん

最近、なかなかネタが出てこなくて悩んでいるJindamuです。
できたからUPしま~す。

2009-04-28 19:08:07 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:17975   閲覧ユーザー数:14046

行軍を邪魔するようにそびえ立つ関門。

高々と築かれた石垣の壁。何人たりとも通さないと威圧するような頑丈そうな門扉。

向かい来る全てを拒絶するような雰囲気を持つ要塞。

北郷「あれが汜水関か・・・・・」

朱里「はい、あれが王都洛陽を守るために作られた要塞汜水関です。」

今、北郷達は汜水関から数里離れた所にいる。

後ろには袁紹と袁術そして、左翼には曹操、右翼には孫策がいる。

(とはいっても動く気は全くない、様子)

今北郷達は袁紹の命令を待っている。

そしてその命令が来た。

伝令「北郷殿!袁紹さまからのご命令を申し上げます。すぐに汜水関を攻撃せよとのことです!」

北郷「はい、ご苦労さん」

北郷は伝令にきた兵士を下がらせ、自分の後ろにいる仲間たちを見た。

北郷「さてと、作戦通り行くか・・・星!」

星「御意!」

北郷が朱里と雛里で相談した(かなり反対された)策を実行に移すべく行動を開始しようとしたのだが・・・・・・みんな(星を除く)かなり不満顔であった。

愛紗「ご主人様!どうしても行かれるのですか!!」

鈴々「鈴々も行きたいのだー!!!」

桃香「ご主人様・・・やっぱりこの策は危険だと思うよ。」

朱里「桃香さんの言う通りですよ!ご主人様!」

雛里「(ちょっと泣き顔)ご主人様~~行かないでくださ~い。」

自分を支えてくれる仲間たちの不満を聞いた北郷は彼女たちを安心させるために口を開く。

北郷「大丈夫だ!・・俺は絶対死なない!俺を信じろ

お前らが俺を信じてくれたらそれが俺の力になる・・・だから、俺を信じろ!!」

一同「「「「「ご主人様(お兄ちゃん)」」」」」

北郷の言葉に皆(星を除く)が安心した。

そしてこの策を必ず成功させる決意を新たに固める北郷軍であった。

北郷「それじゃ・・・・行くか星!」

星「わかりました!・・・主!!」

そう言うと北郷は自分の足元においてる袋を手に取り。

星と二人だけで汜水関に行ってしまった。

董卓軍兵士「華雄将軍!大変です!」

華雄「どうした!敵が攻めてきたのか!」

董卓軍兵士「いえ・・そうではありません・・・それが連合軍の中から、二人の武人と思わしき人物がこちらへ向かっているのです!」

華雄「なんだと!!」

兵士の報告を聞いた華雄は城壁の先に行きその報告が確かなのかを確認した。

華雄が報告のあった方向をみると確かに二人の男と女がこちら近づいていた。

華雄「一体、あやつらはなにを考えているのだ?」

 

 

北郷「さてと、やるか・・・星」

星「そうですな・・主」

汜水関の近くまで来た北郷はここに来ると時に持ってきた袋の中に手を突っ込みあるものをとり出したそれは・・・・・・酒と酒の器を取り出した。

そして、その場に座り込み星と酒盛りを始めてしまった。

この光景を見た華雄はというと・・・・・・・・

華雄「おのれー!!我らを舐めおってー!!者ども!!奴らに矢を射かけよ!!!」

華雄がそう命令すると、城壁の兵士約百人が北郷と星めがけ、約百本の矢を放ったが・・・・

ガキンッ!!!!!

その矢が北郷と星に当たることはなかった。

華雄「なっ・・・なに!!」

北郷は袋の中に入れていた鉄傘を片手で持ちすべての矢を防いでしまった。

しかも、矢を射かけられたことなど無視して、まだ酒を飲んでいる二人であった。

北郷「董卓軍の矢も大したことないな。」

星「そうですな~雨のようにぬるいですな~~主あんなものは気にせず飲みましょう。」

北郷「そうだな!気にせず飲むか!」

この二人の言葉に華雄の堪忍袋を切れた。

華雄「あやつらもう許さん!者ども!!出じ・・・「――――――ちょい待ち!!!」」

華雄が怒りにまかせて出陣しようとしたその時。

汜水関の守りを任されているもう一人の守将張遼が華雄を止めようとしたのだが・・・・・

張遼「落ち着きー!華雄あんなんどう見たって敵の罠やで!!」

華雄「そんなことは分かっている!だが、もう私には我慢できん!!止めるならおまえを倒してでも私は行くぞ!!!!」

その言葉を聞くと張遼が呆れ気味に・・・・・・

張遼「どうしても行くんか?」

華雄「くどい!!!」

張遼「わかった・・・・ならもう、うちは止めへん・・・」

張遼のその言葉を聞くと華雄は自分を散々バカにしている、二人を殺すために出陣した。

その姿を見送った張遼は・・・・・・

張遼「・・・さらば華雄・・・先に逝っときー」

どこか悲しそうな眼で自分の戦友の出陣を見送る張遼であった。

一方、北郷と星は・・・・・

北郷「星・・・・そろそろかな?」

星「そうですな」

2人の雰囲気がさっきまでのおちゃらけた雰囲気とは一変し、真剣な顔になった。

その顔は戦場で見せる戦士の顔だった。

用意していた酒と酒の器を地面にたたき割って処分し(星の表情がかなり残念そうな顔)

それぞれの武器を構えた。

星は槍、北郷は鉄傘の裏に隠していた自分の刀を手に取り敵を待ち構えた。

そして、威圧するような門扉が開き、怒りに燃えた華雄とその部下が姿を現す。

華雄「全軍突撃―――――――――――!!!!!!!!!」

華雄の号令で華雄の部下達が北郷と星に襲いかかる。

その数一万五千の華雄の部下が向かっていったが・・・・・・・・

ズババババババババババッ!!!!!!

董卓軍兵士A「ぐはっ!」

董卓軍兵士B「げえぅ!」

董卓軍兵士C「はがっ!」

華雄「なっなに!・・・いったい何が起きた!!」

北郷と星に襲いかかろうとした董卓軍に二つの斬撃が襲いかかった。

華雄が見えていないのも無理はないなぜなら二人が速すぎるからである。

北郷「俺!参上!」

星「趙子龍いざ参る!」

神速の速さで華雄の部隊に斬り込み敵部隊と対峙する北郷と星

この戦いがこれから何を意味するのか・・・・・

今、新しい外史の扉が開かれる。

 


 
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