ハイスクールD×D アナザー
-プロローグ-
「何か、俺の両親が凄かった見たいです!」
一誠side
『ソレ』は、今から二年前のこと……俺こと『兵藤一誠』が必死に努力して「駒王学園」に入学が決まった日の夜の事だった。
漸く、『合格』を勝ち取った俺は受験の緊張から解放されて、ベットに横になってゆっくりしていた。
そんな時・・・・・・
珍しく、深刻な顔をした両親が俺の所に来て『一誠、今から大事な話をするから「リビング」来なさい」と言われた。
(何だてんだ一体? 父さんや母さんがあんなに深刻な表情をするだなんて)
滅多に見ない二人の態度に違和感を覚えつつ、俺はリビングに向かった。
すると、父さんは腕を組んで目を瞑りながら深刻そうな顔で『何か』を考えており、母さんも目を瞑って『何か』を深刻そうな顔をしていた。
俺は、益々二人に違和感を感じていた。
(もしかして、「知り合い」か「親戚」の誰かが亡くなったのか?)
俺は、二人の様子から親しい誰かが事故か病気で亡くなり、その報告をする為に呼ばれたのかと思った。
「父さん、母さん。 一体、何だよ大事な話があるってさ?」
しかし、俺の思い違いの可能性もあるので敢えて自分が思った事は言わずに何の話なのかを両親に聞いた。
「一誠、今からその話をするから……まずは、其処に座りなさい」
「ちゃんと一から説明するから……ね?」
っと、返された。
(こりゃ、マジで『訃報』関連だな)
俺は、二人の反応でそう確信するのだった。
「一誠、父さんと母さんはお前に黙っていた事がある」
(一体、誰が亡くなったんだ?)
「本当ならもっと早く話さなければいけなかった事なんだが……お前はまだ幼かったし、下手に話してお前を混乱させたくなどなかった。 それに、お前には幸せになって欲しかった。 だから、『この事』は一生話さない方が良いのでは無いかと母さんと今までに何度も何度も話し合っていたんだよ」
(ん? アレ? 何か、話の方向が違うような?)
父さんの話が俺の予想と全然違う事に少し汗をかきつつ俺は焦り始める。
「しかし、お前も15になって……今年で、もう16になる。 色々と、難しい話も理解出来る様になった。 だから、父さんと母さんはお前に本当の事を話す事を決めた。 だが、「高校受験」に向けて勉強を頑張っているお前に話して……負担にさせる訳にはいかなかったから受験が無事に終わるまで黙っていたんだよ」
「え? え~っと?」
俺は父さんの話を聞いて訳が解らなくなった。
(え、ちょっと、待った。 何か、俺が予想してたのと違う気が・・・・・)
俺は、心の中で盛大に焦り……動揺しまくっていた。
そんな動揺しまくりの俺を見た母さんが話始める。
「一誠? 訳が判らなくて混乱しているのは私達も良く解るわ。 でもね、落ち着いて良く聞いて欲しいの?」
「え? あ、うん」
俺は、母さんの言葉に頷くことしか出来なかった。
「ありがとう、一誠。 それで、母さん達が隠していた事と言うのはね?」
(ああ、もう!? 一体、何なんだよ! 二人が隠してた事って!?)
もう完全に訳が分からずヤケになり、心の中で叫ぶ俺。
そんな俺の事など露知らず、父さんが確信的な言葉を告げた。
「実はな? 父さん達……別の世界の神様と魔王だったんだよ」
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・・・・・・・・・・・・は?
「はあああぁぁぁぁぁーーーーーーーーーー!?」
「なんじゃ、そりゃwwwwwwwwwwwwww!!!!! Σ(゚д゚lll)」
『ソレ』は、俺の人生の中で一番の叫び声だった。
因みに、翌日……近所の人達から『うるさい』と苦情を受けたのは、当然の事だった。
続く。
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どうも、皆さん。
おはこんばんにちは、劉邦柾棟です。
久しぶりの作品投稿です。
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