~ 閑話 †夏といえば・・・?† ~
これは大陸が平定された後に開かれた際のお話である
大陸は季節が夏となっており、気温が非常に暑くなっていた
定例会議を開いているのだが暑い為か皆かなりだらけていた
そんな時、曹操(そうそう)が天の御使いである北郷一刀(ほんごうかずと)に尋ねた
「ねぇ一刀、天の国ではこんな暑い時どうしてたの?」
「そうだなぁ・・・この前行った水遊びしたり
そもそも天の国ではある程度暑さを抑える物があったからなぁ・・・
あーでも・・・そういや気持ち的に冷たくなるというか冷えるモノがあったなぁ」
「え?!ご主人様そんなものあるの!?早く早く!」
「そうよ一刀!そんな便利が物があるならさっさとしなさいよ~!」
一刀の言葉を聞いて
劉備(りゅうび)と孫策(そんさく)の二人が一刀に催促をする
「俺はあんまり気乗りしないけど・・・怖い話って誰か話せる?」
一刀の提案により怪談話会がその日の夜遅くに開催されることになった・・・
そして、草木も眠る時間帯に興味がある人達が一つの大きな天幕に集まり話を始めた
「それでは私から話をさせてもらいますね」
そういって話始めたのは魏の将である楽進(がくしん)だ
「警邏隊をやってるせいかそういった不可思議な事は結構聞いたり体験したりしました
その内の一つを・・・」
【それは、今位とても静かな夜でした
夜遅くの警邏を担当していた自分は手に松明を持ち、持ち場を見回っていました
この日は城の警邏だったので城の中をコツコツと歩いていました
とても静かなせいかとても足音が響きました
でも、その日は足音の他に微かに何か声らしきものが聞こえてきました
以前も他の方達からそういう報告があったので遂に自分も遭遇したかと思いました
怖い気持ちが強かったのですが、華琳様達に何かあってはいけないので
自分を何とか奮い立たせて微かに聞こえた声の方へ歩いて行きました
すると、段々と声の内容が聞こえてきたんです・・・
「ひと~つ・・・ふた~つ~」 と
それは庭園の井戸の近くから聞こえてくるようでした
私がそこまで来た時、井戸の前に何かが蹲っているのが確認できました
声もハッキリと聞こえ
「なな~つ~やっつ~ここのつ~・・・」
何かを数えてるようでしたが9つから聞こえなくなりました
恐る恐る手に持った松明を上にかざしたら
蹲ってた何かがこちらを向き・・・「やっぱ一つ足りへんのやぁぁぁぁぁぁ!」
と目が血走った何かがコチラを向いて叫びました・・・
情けない事に私はそこで気を失ってしまいました・・・
その後同じ時間帯に見回りをしてた真桜(まおう)に起こしてもらうまでその場で倒れていたそうです・・・】
楽進のお話に皆ひぃぃ・・・と青ざめてたりしていたが
俺は気づいていた、その話をしている最中に李典(りてん)が挙動不審になっていた事を
楽進の話の内容からその犯人も誰か気づいてしまった・・・
きっと見回りをサボっていた李典が絡繰人形で遊んでて部品を無くしたんだろうなぁと・・・
大丈夫だ李典・・・俺は気づいたが言わないでおくよ・・・まぁ曹操辺りも気づいてるっぽいけどな
「ふむ、確かに北郷の言うとおりこういう話は肝が冷えて面白いな
次は私も部下から聞いた報告をさせてもらおう
ただ、やはり警邏などをしている人物の方がそういう事によく出会うものなのだな」
そういって次に話を始めたのは呉の周瑜(しゅうゆ)だった
【その日は雨が強く降っており非常に視界が悪かったそうだ
その人物はいつものように街を散策していたという
雨が強く降っているので民達もあまり出歩きたくないのだろう建物内で過ごす人数が多かったそうだ
その者も他の民達と同様に建物に入り、食事や酒を嗜んでいたそうだ
いつも以上に長い時間滞在していたらしく、気が付くと夜も更けていたそうだ
慌ててその者は帰宅を始めるが周りは薄暗く雨が降っている
最初は気のせいかなと思っていたが、誰かにじ~っと見られてる視線を感じ周りを見る・・・が
雨で視界が悪いせいか誰も確認はできない・・・やはり気のせいかと思い帰路につくが
やはり・・・視線を感じる、だが見回しても誰もいない
徐々にその者は不安になり走り始めた時脇道から突然その者の前を横切る影があった
咄嗟に立ち止まり「誰!」と声かけると「にゃ~ん♪」と声が返ってきたそうだ
なんだ猫か・・・と安心したら耳元で「お猫様」と言われたそうだ
慌てて振り返っても、誰もそこにはいなかったそうだ・・・
その者はその後我を忘れて必死で走って帰ったそうだ、幸い特に被害は無かったみたいだが
暫く夜になると、一人じゃ怖い!と親友にすがったらしい」
やれやれと肩をすくめる周瑜、その視線の先には孫策がいたがそういう事なのだろう
またしても俺はこの話の事実に気づいてしまった
城をいつものように抜け出した孫策を、周瑜が護衛という名の見張り番で周泰(しゅうたい)をつけたのだろう
で、周泰は大の猫好きだからな思わず雨に濡れた猫を見て声をだしてしまったんだろうなぁ
まぁ周りの子達は皆震えてるし、何も知らない人だと相当肝が冷えるし
それこそ警邏とかをする子達からしてみたら明日は我が身とか思ってんだろうしな
他にも色々と話をしていき最後の一人となる
「それじゃ蒲公英(たんぽぽ)で最後かな?
まぁ私の話はすぐ終わるんだけどねぇ~」
最後はどうやら馬岱(ばたい)のようだ
【皆、知ってる?紫苑(しおん)の年れ・・・ひゅん!
あわわわわわわわ!】
馬岱がその事を口走った瞬間天幕の上から矢が飛来し彼女が座っていた足と足の間
正確に言うなら股間の数ミリ前に矢が突き刺さった
この時皆悟った、紫苑にこの事を尋ねるならば命がけになるのだと・・・
ちなみに馬岱は泡を吹いて気絶していた・・・
~あとがきっぽいもの~
更新が停止してすいませんでした!
ちょっとバタバタして疲れてPC電源つけっぱなしで寝ていたら
起きたらPCの画面がブルースクリーンに・・・一度電源落として数分は大丈夫ですが
すぐに再度ブルースクリーンに・・・PCに詳しい家族に聞くと
あ~・・・買い直しだなこりゃと言われて、給料が出る月末までPC扱えませんでしたorz
とりあえず安物を購入して設定を色々してなんとかでした・・・遅くなり本当にすいませんでした!
なるべく今後は更新できるようにしたいと思いますので、またよろしくお願いしますm(_ _)m
ちなみに5~6年前に夜勤をしていたコンビニは裏手(ゴミ捨てる物置がある場所)が墓地の前でした
ごみ捨てするときは本当に怖い思いしましたねぇ・・・
夜中一人体制のとこだったので希に誰も客居ないのにピンポンって来客知らせるチャイムなったりと
ヒィィィィィ!と一人叫んでたのはいい思いです
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このお話は本編と全く関係ありません!
更新が滞ってすいませんでしたm(_ _)m
リハビリ?がてらのお話ですので気軽に読んでくださると嬉しいです