~ 第132話 †官渡の戦い8† ~
「お~ほっほっほ!華琳(かりん)さんと同じで小さい規模の攻撃は
私のように優雅に!華麗な!軍には効きませんのよ!」
くっ・・・言いたい放題言われてるわね
でも、確かに今はかなり押されてる
開戦当初は投石による攻撃で何とか橋を架けさせる事が無くて大丈夫だったのだけれど
時間が1日2日と経つと物量差が出てきたわね・・・
その日の戦いが終わり真っ暗な夜になった天幕の中で私は頭を悩ませていた
地図を見ながら、桂花(けいふぁ)稟(りん)風(ふう)の3人も地図を見ながら無言になっている
こちらが投げる投石が底を尽きかけていた
ある程度正確に投げてはいるものの1発で木の橋を破壊できる時もあれば
当たりが悪くて破壊できない場合もあり、持ち運んできていた巨石はもって2日程度
さらに巨石や木の残骸を渡ってくる文醜(ぶんしゅう)や顔良(がんりょう)のせいで兵士達にも被害が出ている
あの二人が来た時はこちらも季衣(きい)や流琉(るる)に凪(なぎ)と沙和(さわ)の4人で対応しているが
二人の連携が素晴らしく4人相手でも互角に持ち込まれてる
その間に橋を架けられ少しずつ進軍されたがその辺は撃退できてるので大丈夫だけども・・・
「やはりこちらの分が悪いわね・・・」
「巨石の数も心許無くなってきておりますので
橋からあの巨大な櫓を狙い破壊し、こちらに引き込んで叩いた方がよろしいかと」
稟がこちらを見ながら進言してくる
桂花もそれに頷き、風は・・・寝てるわね
私の目線に気づき、稟がすぐさま隣の風を叩いた
「こら!!風起きろ!」
「おお!?あまりに勝つ要素のみで
することがなくて寝てしまいましたよ」
「風?勝つ要素しかないのですか?」
「風?現状見てそれを言ってるなら叩くわよ!?」
「桂花、落ち着きなさい・・・
それで何故そう思ってるのか教えてもらえないかしら風」
「そうですね~・・・って稟ちゃん寝てないから叩こうとしないでください~
霞(しあ)さんから開戦してすぐ位に発見したとの伝令がきてたと思います~」
「そうね、確かにその伝令がきてたわね」
「伝令は早くても1日以上はかかってます
それならば我々の所に来る頃には~すでに壊滅させてると
なのでそろそろ向こうは橋を作る為の材料は尽きてると思われますね~
それに伴い~兵糧の方も~徐々に底を尽きると思いますよ~
これからは持久戦に持ち込めば、何もしなくても勝てますよ~」
風に言われて3人ともハッとなった
そうだ、霞からの伝令をすっかり忘れていた
それならばやる事はただ一つ、じっと耐えるだけだ
「明日以降の作戦がこれで決まったわね
桂花、再度兵站などの確認をしてすこしでも消費を抑え、補給の強化を」
「はっ!お任せ下さい華琳様!」
「稟は各部隊をどこまで下げて迎撃させるか頼むわよ」
「御意!」
「風は稟の手伝いをしながら臨機応変に対応して頂戴」
「御意です~」
「これからが正念場ね・・・皆頼んだわよ!」
「「「はっ!!」」」
次の日を境に、少しずつ状況が変化してくる
橋を持ち出してくる量が明らかに少なくなり、巨大な櫓からの矢も牽制程度になっている
その代わり、顔良・文醜の二人の突撃が多くなってきた
ただその二人も疲労が蓄積しているのか動きが悪くなってる
それでも4人相手に互角に戦っているのだから袁家の2枚看板と言われるだけはあるようだ
そして・・・
霞からの「補給施設は潰した」との伝令が届いた
そろそろこの戦いも終幕へと向かう
~あとがきっぽいもの~
日曜更新する予定がずれこみすいませんorz
夏場過ぎるまではなるべく1週間以内更新を目指しますが不定期に近くなると思います・・・
リアルで引っ越す可能性が出てきたので今の内にいる本といらない本の整理を
まぁ引っ越さなくても見なくなった本はいい加減整理しないとやばいと思ってたので
そういったものにちょっと時間が取られそうです
友達付き合いでゲームの方もしないといけないので時間がああああああああああ!
もう一体位自分が欲しいです・・・
本編については次あたりでこの戦いを終わらせる予定です
その次は・・・雪蓮のアレかなぁ・・・と予定はしています
劉備の入蜀はどうした?其の辺は適当にダイジェストでいいですか?(白目)
そんな体たらくの駄文ですが次回もよろしくお願いしますm(_ _)m
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この物語はオリ主メインの外史です
視点は基本オリ主となっています
その他にご都合主義・チート・独自ルートで書いています
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大丈夫な人は駄文にお付き合いください、更新は夏場は不定期になります
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