No.688737

仮面ライダーディケイド〜破壊者と天使達〜 第七話

D.C.D.さん

仮面ライダーディケイド5周年、原作そらのおとしもの完結記念作品です。

2014-05-23 22:03:40 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:622   閲覧ユーザー数:619

 

 

 

これまでの「仮面ライダーディケイド〜破壊者と天使達〜」は!

 

 

 

竜見

「させないよっ!」

 

 

士郎

「危ない!」

 

 

アストレア

「…ニンフ先輩を…止めて…」

 

 

竜見

「これは…っ!」

 

 

士郎

「また…死んだのか…」

 

 

守形

「シナプスに向かう。」

 

 

智樹

「離せっ!」

 

 

ラギア

「ディケイド…必ず…」

 

 

 

 

 

 

士郎

「ここがシナプスか…」

 

 

 

士郎達はゲートをくぐり、空の大陸シナプスへとやって来た。

 

 

 

守形

「近くに知り合いがいる。こっちだ。」

 

 

 

守形の案内で辿り着いたのは、何処かに通じる入り口のような場所だった。

 

 

 

守形

「この先は研究室にあたるな。入るぞ。」

 

 

 

守形はドアのキーを指紋認証で解除し、中へと入った。

 

 

 

士郎

「指紋認証かよ…もうちょっと近未来な物を期待したんだが…」

 

 

竜見

「例えば?」

 

 

士郎

「そりゃあ…あれだよ、うん…」

 

 

 

士郎はそれ以上は何も言わず、守形について行った。

 

 

竜見もそれ以上は問わなかった。

 

 

階段、エレベーターを経て、研究室らしき場所へとたどり着いた。

 

 

そこには士郎の思う近未来な装置が、あちらこちらに設置されていた。

 

 

 

守形

「ダイダロス、客を連れてきた。」

 

 

 

ダイダロスと呼ばれた、水色の長髪の少女はコンピュータを動かす手を止め、イスから立ち上がる。

 

 

 

ダイダロス

「いらっしゃい。そちらの方?」

 

 

 

士郎と竜見は簡単に自己紹介をし、用件を伝えた。

 

 

 

ダイダロス

「やっぱりその事だったのね…」

 

 

守形

「シナプスでも何かあったのか?」

 

 

ダイダロス

「つい先日よ。謎の仮面の集団がシナプスに入り込んで来たの。」

 

 

士郎

「ラギアの仕業だな…」

 

 

竜見

「ライダーのロックシードか…」

 

 

ダイダロス

「えぇ、きっとそうだと思う。で、そいつらは警備のエンジェロイドを次々と破壊していったの。」

 

 

守形

「エンジェロイドを?」

 

 

ダイダロス

「シナプス人には手を出さず、エンジェロイドだけを執拗に狙ってたわ。おかげでシナプスにはエンジェロイドがいないの、1人としてね…」

 

 

士郎

「エンジェロイドに恨みつらみでもあんのかよ…」

 

 

 

守形は徐に眼鏡の位置を直し、ダイダロスに顔を向けた。

 

 

 

守形

「それともう一つ。先程士郎からも聞いたと思うが…」

 

 

ダイダロス

「ベータの事ね?」

 

 

 

守形はゆっくりとうなづいた。

 

 

 

ダイダロス

「きっと、いや、トモくんのためとしか言いようが無いわね。」

 

 

士郎

「罪な男だな…」

 

 

ダイダロス

「トモくんを助けたい。でも、そのためにはアルファー達と戦わなければいけない。」

 

 

竜見

「彼女は智樹君を選んだと。」

 

 

ダイダロス

「でしょうね。」

 

 

守形

「しかし、このままではただの殺し合いになりかねん。そもそもシナプスのエンジェロイドを全滅させた奴らと一人で戦うなど…」

 

 

竜見

「実は僕に秘策があるんだ。」

 

 

 

竜見は得意気な表情で言い放った。

 

 

よほど自信があるのだろう。

 

 

 

竜見

「とりあえず僕が手を打つから、士郎は彼女を止めておいてくれ。」

 

 

士郎

「あいよ。」

 

 

ダイダロス

「そんな…いくらベータの戦闘力でもあなたが勝てる相手じゃ…」

 

 

士郎

「大丈夫だ。俺は通りすがりの仮面ライダーだからな。」

 

 

竜見

「それ理由になってないよ。」

 

 

ダイダロス

「…わかったわ。この件はあなた達にお任せします。私は敵の情報を探っておきます。」

 

 

守形

「助かる。」

 

 

 

守形と士郎はダイダロスの研究室を後にし、再び河原に戻ってきた。

 

 

竜見は別行動をとるためにダイダロスの研究室に残り、智樹の家に帰れなくなった士郎は守形のテントで厄介になった。

 

 

 

 

 

 

その頃…

 

 

 

そはら

「トモちゃんいないなぁ…」

 

 

 

桜井智樹の幼馴染、見月 そはらは彼の家に来ていた。

 

 

ドアは開けっ放しなのに誰もいないし、伝言も無い。

 

 

彼のケータイにかけても繋がらない。

 

 

 

そはら

「イカロスさん達もいないし、どうしたんだろう?」

 

 

 

その時、後ろから子供の泣き声が聞こえた。

 

 

 

カオス

「うっ…ううっ…」

 

 

そはら

「カオスちゃん⁉︎」

 

 

カオス

「あ…」

 

 

 

そはらに声をかけられ、カオスは慌てて顔の涙をぬぐった。

 

 

 

そはら

「何かあったの?」

 

 

カオス

「何でも…無いよ。」

 

 

 

カオスは笑顔で答えたが、無理をしているのは誰でもわかる。

 

 

 

そはら

「お願いカオスちゃん。教えて、何があったの?」

 

 

カオス

「っ……」

 

 

そはら

「トモちゃん達は?」

 

 

カオス

「お兄ちゃん……」

 

 

 

その言葉の後、カオスの目にはだんだんと涙が浮かんで来た。

 

 

その涙は溢れ出し、ポロポロとこぼれ落ちる。

 

 

 

カオス

「ううっ、お兄ちゃんが…」

 

 

そはら

「トモちゃんに何かあったの⁉︎」

 

 

カオス

「あ…」

 

 

 

その時、カオスは急に怯え始め、ガクガクと震え出した。

 

 

カオスが一心に見つめる先を見ると、そこには見覚えのある姿が空にいた。

 

 

 

そはら

「ニンフさん…?それにイカロスさんも…」

 

 

カオス

「ダメ…戦っちゃダメ…」

 

 

そはら

「え?」

 

 

 

その時、上空で大爆発が起きた。

 

 

 

 

 

 

次回の「仮面ライダーディケイド〜破壊者と天使達〜」は!

 

 

 

そはら

「何っ⁉︎」

 

 

カオス

「ダメだよ…」

 

 

少女

「ここは私達に任せて。」

 

 

士郎

「異常発見…」

 

 

ニンフ

「逃がさない!」

 

 

士郎

「智樹が悲しむぞ?」

 

 

少女

「あなたは?」

 

 

オレガノ

「お前もポンコツか。」

 

 

士郎

「よし…」

 

 

 

すべてを破壊し、すべてを繋げ!

 

 

 

 

 

作者&士郎より…

 

 

 

士郎

「おい、ニンフがかなり暴走してるように見えるが…」

 

 

作者

「うーん…試行錯誤した結果こうなってしまった。まぁ、ニンフっていろんな二次創作で病扱いされてるし。」

 

 

士郎

「ニンフファンに謝れ。そして叩き潰されてしまえ。」

 

 

作者

「そういえばニンフルエンザってあったな……だから病扱いされてるのか?」

 

 

士郎

「んな訳ねぇだろ。」

 

 

作者

「まぁ、最後はハッピーエンドにするつもりだから。」

 

 

士郎

「バッドエンドな仮面ライダーがあってたまるか。」

 

 

作者

「あぁ眠い…というわけで今日はこの辺で、さようなら!」

 

 

 


 
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