No.68712

もしも10

呂布さん

はいは〜い、端末の事情で遅れましたが久々の投稿です。
舞台は洛陽。一刀の策の事を聞いた月達の話です。…すみません、ネタが思いつきませんでした。
稚文・乱文で申し訳ありませんが、読んで頂ければ幸いです。

2009-04-14 20:10:23 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:5948   閲覧ユーザー数:4267

〜帝都洛陽〜

 

「報告!!華雄、張遼の両将軍が敵と交戦。」

「ちょっ!ボクはそんな指示出してないよ?!」

「え?そうなのですか?」

「そうよ!そんなの基本方針と全ッ然違うじゃない!」

董卓軍の基本方針…それは、こちらからは手を出さずただただ篭城することだった。

「あぁ、もう!すぐに氾水関に伝令を――「報告!北郷殿の策略により連合軍が混乱!我が軍が優勢の模様!」――…へ?」

恐らく、その場に居た全員が驚いたであろう。

なんせ、見た目は一般人。中身も一般人…まぁ、要は一般人が考えた策が敵に通用したことが以外だったのだ。

「…わかった。氾水関の部隊には引き続きかず…北郷の指示に従うよう伝えておいて。」

「御意!」

タッタッタッ…

「すごいね、一刀さん。詠ちゃんもそう思うよね?」

嬉々とした月に対して、

「…そうだね、月」

詠はどこか不安げだった。

詠の不安の原因。それは、北郷の存在。

彼の天の知識は、政を行ううえでとても役立っている。

よもや、彼の知識がなければここまでの繁栄はなかったであろう。

しかし、それは同時に恐怖の対象でもある。

 

『もしも、彼が裏切ったら?』

これまで一緒に居た仲間として、そんなことある訳無いと思う。しかし、軍師として、その一抹の不安が拭い切れなかった。

そして、

「詠ちゃん……」

そんな親友の苦しみに気付くも、なにもしてやれない自分に苛立つ月が居た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続く。

 

 


 
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