No.681386

リリカルHS 31話

桐生キラさん

こんにちは!
夏っぽいイベントその2!海です!

2014-04-25 15:00:43 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:1600   閲覧ユーザー数:1430

 

 

 

 

 

 

リイン「青い空!」

 

シャマル「白い雲!」

 

ヴィータ「まっぶしいー太陽だなー」

 

シグナム「海に入る前に、準備運動を怠るなよ」

 

はやて「ってわけで、八神家in海鳴ビーチ!」

 

私ら八神家は、みんなで休日合わせて海にやって来た。

最近みんな働き過ぎやったし、いい息抜きになるやろ

 

ザフィーラ「主はやて、パラソルとシートの設置、完了しました」

 

はやて「ご苦労ザフィーラ!さぁみんな、今日は遊ぶで!」

 

今日は最高の夏日や!

 

 

 

 

リイン「ふぅ、今日は泳ぐです!」

 

リインの水着は水色のフリフリセパレート。結局スク水は却下されてしまった。

まぁでも、これも十分可愛いけどな

 

ヴィータ「だな。いい気分転換になりそうだ」

 

ヴィータはこの前買った赤いワンピースタイプ。

うん、よう似合ってるわ。やっぱヴィータは赤やんなぁ

 

シャマル「あ、日焼け止め塗らないと。シグナムも塗る?」

 

シグナム「いや、私はいい」

 

シャマルの水着は淡い緑色のビキニ。そしてシグナムはピンクのビキニ。

二人とも、なんてワガママなボディなんや。男女問わず、道ゆく人ほとんどの視線を釘付けにしとるで

 

はやて「………」

 

私も負けてへんで!って、去年までならなんも気にせず脱いでたけど…

 

リイン「ん?はやてちゃん、脱がないんですか?」

 

はやて「え?あ、脱ぐよ?脱ぐ脱ぐ!あー、その前に、先ちょっと飲み物買ってくるわ!

水分補給大切やでなー!」

 

シャマル「あ、私も行きます!」

 

シグナム「では私も…」

 

はやて「いやいや、私一人でええで?」

 

シグナム「そうはいきません。海は不埒な輩が多い場ですからな」

 

チッ、一人にはなれやんか。まぁでも、確かにナンパは鬱陶しいな

 

はやて「ならザフィーラに頼むわ。それならええやろ?」

 

シグナム「む、それなら。ザフィーラ、頼むぞ」

 

ザフィーラ「承った」

 

ザフィーラは静かに私について来てくれた。ちなみにザフィーラの水着は迷彩柄のトランクスタイプ。

ガタイがええのもあって、男は引き気味、女は見惚れてた

 

ザフィーラ「申し訳ありません、主はやて」

 

はやて「ん?何がや?」

 

ザフィーラ「士希に会いに行くのですよね?」

 

な、なんでわかったんやザフィーラ…

 

はやて「私、わかりやすい?」

 

ザフィーラ「どうでしょう、少なくとも私はわかりますが…」

 

ま、マジでか…

 

ザフィーラ「…私は海の家に着いたら、飲料水を持って先に戻りますので」

 

ザフィーラ、気ぃ利き過ぎやろ

 

 

 

 

八百屋さん「いらっしゃい!何にしますか?」

 

海の家はめっちゃ繁盛してた。なんやどうも、売ってる料理がめっちゃ美味しいとのこと。

これだけで理解できた。調理は士希担当やな

 

士希「あれ?はやて!ザフィーラ!来てたのか?悪い、今ちょっと忙しいんだ!」

 

士希は焼きそば作んのに必死やった。確かにめっちゃ忙しそうや

 

ザフィーラ「間が悪かったようですね」

 

はやて「みたいやなー」

 

レーゲンも、あっちへこっちへ、お客さんの注文取ってるわ

 

八百屋さん「あー、士希くんのお友達だった?ごめんね、こんな感じで。

士希くんの料理が思った以上に受けちゃって」

 

はやて「あ、や、大丈夫です。ちょっと見に来ただけやったんで」

 

うーん…ちょっと、いやかなり残念…

 

八百屋さん「………はっはぁ~、士希くんも隅に置けないなぁ。えーっと、名前聞いてもいいかな?」

 

ん?なんやろこのお姉さん、私の事ジロジロ見て…

 

はやて「あ、八神はやてです」

 

八百屋さん「はやてちゃんね!ごめんね、はやてちゃん!少しだけ裏手で待っててくれるかな?」

 

はやて「え?え?どういう事ですか?」

 

そう言うと、店員さんが私に近付き、こっそり耳打ちしてきた

 

八百屋さん「水着、彼に見せたいんだよね?少し話すだけなら、時間作るよ」

 

店員さんはウィンク一つして、私を店の裏に連れて行ってくれた。

ちなみにザフィーラは、何かを察したらしく、飲み物を持って待っててくれるとのこと

 

程なくして、士希が店の裏手にやって来た。士希は私を見つけるなり、近づいてくる

 

士希「奥さんが裏手に行って材料取ってこいって言うから来てみたら、なんではやてがここに?」

 

はやて「あははー、ちょっとなー」

 

まさかその奥さんが、気ぃ利かせて二人きりにしてくれた、なんて事は言えへんだ

 

士希「あー、悪いな。せっかく来てくれたのに」

 

はやて「あぁん、ええよええよ。あんだけ繁盛してたら、しゃあないよ」

 

士希「そっか。もうしばらく忙しいと思うけど、なんとか休憩取れたら、

レーゲンと一緒にはやてを探しに行くよ」

 

はやて「ほんま?」

 

士希「あぁ。ここで売ってる焼きそば片手にな」

 

士希、ほんま優しいなぁ。忙しいやろうに、時間作ってくれるんや

 

はやて「ふふ、なら期待しとるよ!……あ、せや、なら……」

 

私は着てた上着を脱いで水着姿になる。この前買った黒いビキニ。士希に見せるのはこれで2度目やな。ちょっと恥ずかしいけど、やっぱり士希に一番に見て欲しかった

 

はやて「よっと。この上着、そん時に返してもらうで、それまで持ってて!」

 

私は脱いだ上着を、微妙に顔の赤い士希に手渡した。

士希が絶対に来てくれるように、ちょっとした保険やな

 

士希「あー、はは、別に保険かけなくても、絶対行くって」

 

はやて「わぁっとるよ。だからそれ、そん時に返してな」

 

士希「…わかった。ありがとうな、はやて!」

 

はやて「うん!そんじゃ仕事頑張ってなー!」

 

そう言って私は店の表に出た。そこにはザフィーラがボディガードみたいに立っていた

 

ザフィーラ「もうよろしいのですか?主はやて」

 

はやて「ま、あんま邪魔すんのも悪いでな。それより、待たせてごめんなザフィーラ。

先行ってもろてもよかったのに」

 

ザフィーラ「私も、士希に時間があればそのつもりでしたが、状況が状況ですので。

それに、士希にも頼まれたので」

 

はやて「頼まれた?」

 

何をやろ?

 

ザフィーラ「ふふ、なんでもありません。それでは行きましょう。あまり遅いと、皆が心配します」

 

そう言って、ザフィーラは皆がいたところに戻るよう促した

 

はやて「んー?まぁ、えっか?」

 

まぁ悪いことではないんやろう

 

 

 

 

ヴィータ「遅ぇぞはやて!待ちくたびれたぞ!」

 

はやて「あはは、ごめんなヴィータ。海の家、めっちゃ混んでてん」

 

シャマル「あー、なんか話題になってますからね。さっきも通りすがりの人達が話してました」

 

リイン「確か士希さんがいるんですよね。なら納得です」

 

シグナム「昼食は食べて来て正解でしたね」

 

パラソルを設置した場所に戻ると、みんな海に入らんと待っててくれたようやった。みんな律儀やなー

 

はやて「ま、しゃあないよ。そんじゃいこっか!八神家、海に突撃やー!」

 

私らは海に向かってダッシュした。ザフィーラだけは、パラソルの下で荷物番してくれてた

 

リイン「きゃー♪冷たいですー!」

 

ヴィータ「気持ちーぜ!」

 

シグナム「せっかくだ、遠泳にでも行くかな」

 

シャマル「もう、シグナム!まずはビーチボールで遊びましょう!」

 

はやて「お!ナイスやシャマル!バッチこーい!」

 

それから私らは、ビーチボールで遊んだり、泳いだり、浮かんだりと、海を堪能した

 

 

 

 

ヴィータ「あー、ちょっと小腹が空いてきたな」

 

時刻はだいたい3時頃。はしゃぎにはしゃいだ私らは休憩を取っていた。

お昼食べてから海来たで、確かにちょっとお腹は空いてきたな

 

士希「お、ならグッドタイミングだったか?」

 

はやて「士希!」

 

そんな事を思ってると、士希とレーゲンがやって来た。よかった、ちゃんと来てくれた

 

レーゲン「これ!焼きそばとトウモロコシです!みなさんで食べてください!」

 

ヴィータ「おー!士希、レーゲン、ナイスだぜ!」

 

リイン「わぁい!美味しそうです!」

 

私らは士希が持ってきた食べ物食べる事にした。

感想としては、そりゃあんな行列にもなるわ、って思える味やった

 

シャマル「そういえば、お二人は休憩ですか?」

 

レーゲン「いえ、今日はもう上がりです!」

 

士希「あそこの海の家、本業は八百屋だからな。そっちの営業もあるんだ。

まぁそれでも、今日は少し早めに上がれたけどな」

 

士希は私を見て話した。察するに、私の事を考えての事なんやろう。またお礼言わなアカンな

 

シャマル「ふふ、よかったです。士希さんがいないから、はやてちゃんが寂しそうにしてましたよ」

 

はやて「な!?シャマル!そんな事なかったやろ!」

 

ヴィータ「時々、ぼーっと海の家の方見てたな」

 

ヴィータまで!てかそんな見てたかな?いや、確かに見てたけどさ

 

士希「へぇ、そうなのか?」

 

士希がニヤニヤしながらこっち見てくる。こいつ、ほんま意地悪やな

 

リイン「それはもう!シグナムが嫉妬で、何処からか持ち出した木刀で素振りを始めるくらい」

 

そういや、シグナムが怖い顔してそんな事してたな

 

シグナム「む、別に嫉妬などしていない。

あの素振りも、別に雑賀士希の頭をカチ割る事を想定して振っていた訳では無いからな」

 

士希「そんな無表情でバイオレンスなツンデレは欲しく無い!」

 

デレが微塵も感じられへんけどな

 

 

 

 

ヴィータ「せっかく合流出来たんだし、ビーチバレーでもしないか?」

 

お喋りしつつ、のんびりしていると、ヴィータが提案してきた。

ビーチバレーか、なかなか楽しそうやな

 

レーゲン「いいですねー!僕、ネット借りてきます!」

 

そう言うやいなや、レーゲンはダッシュで海の家に向かった。やる気満々らしい

 

シャマル「レーゲン君、ずいぶんはしゃいでますね」

 

士希「あー、今まではバイトばっかで遊べなかったからなー」

 

はやて「なら楽しまんとな!チームどうしよっか?」

 

ビーチバレーって、基本2on2やった気がするけど

 

シグナム「私はぜひ、雑賀士希と勝負がしたいな」

 

ヴィータ「あたしもだな。たまには士希と勝負も悪くねぇ」

 

シグナムとヴィータは組むようや

 

シャマル「私は審判しようかなー」

 

シャマルは審判を買って出た。ただ、私は聞き逃さんだ。

シャマルがその後ボソッと「なんだか危なそうだし」と言っていた事を

 

士希「なら、俺とはやてで組むか」

 

はやて「ま、そうなるな。リインはどうする?」

 

リイン「り、リインは一回戦は観戦してるです」

 

あ、逃げたな

 

士希「ザフィーラは?」

 

ザフィーラ「私はいい。それよりも、くれぐれも怪我のないように」

 

怪我するほどのビーチバレーってなんやねん

 

レーゲン「ネット借りて来まし……僕、一回戦は観戦してますねー」

 

レーゲンがダッシュで戻ってくると、ここの空気を見て一瞬で戦意喪失した。

あれ、もしかして私ヤバい?

 

 

 

 


 
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