No.678711

あんたは変わらないでね[叢雲]

時雨皆人さん

pixivと同時投稿です

2014-04-14 05:09:36 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1324   閲覧ユーザー数:1297

春を迎えたこの鎮守府、提督と叢雲は休憩ということで話をしていた

 

「ほんとあんた着任時とは違って見違えたわね」

「それは褒め言葉として受け取っていいのか?」

「べ、別に褒めたわけじゃないわよ!!前よりはマシになっただけって言ってるでしょ!!」

「さいですか・・・」

「何よ、何か言いたそうね・・・」

「別に、あれから半年も経ったんだなって思っただけさ」

「そうね・・・」

 

提督と叢雲は懐かしむように半年前のことを思い出していた

 

~半年前~

 

 

「ここが俺の配属される鎮守府か、いよいよ提督になるんだな・・・」

 

1人の男が鎮守府へと入り秘書艦となる艦娘のとこへと向かった

 

「えーっとここらへんのはずだが・・・」

 

提督は待っている艦娘を探していると

 

「待たせすぎよ!!あんたが司令官でいいのかしら?」

「あ、あぁ俺がこの鎮守府に配属された提督だ」

「そう、ま、せいぜい頑張りなさい!!」

 

セーラー服?を着た艦娘と邂逅した

 

「それで鎮守府を案内してくれないか?まだわからないからさ」

「仕方ないわね・・・ついてらっしゃい」

 

俺は目の前にいる艦娘?の後に続いた

 

「そういえばまだ名前を聞いてなかったな」

「私は特型駆逐艦、5番艦の叢雲よ、改めてよろしく」

「叢雲か、改めてよろしくな」

 

そんなこんながあって鎮守府内の施設を見て回った

 

「ざっとこんなもんね、大体把握できたかしら?」

「あぁ、なんとか大丈夫そうだ」

「本当に大丈夫なのかしら・・・(ボソッ」

「ん?何か言ったか?」

「な、何でもないわよ!!」

「そ、そうか・・・」

 

なんだかんだありながら半年が経過して

 

 

~現在~

 

「ほんとあのときはこの司令官で大丈夫なのかと思ったわよ」

「でもこうしてどうにかなってるだろ?」

「ま、確かにそうね、何度かひやひやした場面があったけど・・・」

「そうだな、でも今はもうあの時とは違う、今の俺たちには仲間たちがいるからな」

 

提督がそういいながら窓の外を見た

 

「今は金剛や長門、加賀に赤城たちがいる、半年前とは違うさ・・・」

「でもあんたは変わらないわね、半年前も今も」

「え・・・?」

 

その言葉に提督は叢雲のほうに振り返る

 

「あんたは着任当初となにも変わらない、バカで鈍感で朴念仁で・・・」

「ひどい言われようだな、って最後の2つはなんだよ・・・」

 

叢雲は顔を赤らめながら言った

 

「っ!!この際だからはっきり言うわ!!」

「お、おう、なんでもこい」

「あんたはバカで鈍感で朴念仁で女心がわかってないけど・・・」

「さっきより多い・・・」

「でも、そんなあんただから好きよ・・・(ボソッ」

「え?なんだって?」

「だからあんたのことが好きだって言ってんのよ!!」

 

顔を真っ赤にしながらそういう叢雲をみて提督は

 

「は、え・・・」

「もちろんLikeじゃなくてLoveよ」

「・・・」

「最初は頼りなかったけど、あのときのあんたをみたら好きになってたのよ!悪い!?」

「悪くないさ、俺がちゃんとこの想いに気づけたしな」

「え?」

「俺も叢雲のことが好きだ、もちろんLoveだぞ?だからさ・・・」

「・・・?」

「これからもずっと俺といっしょに戦ってくれないか?」

 

その言葉を聞いて叢雲は頬を染めながらも

 

「あんたには私しかいないんだから!!だからこの手を離さないで・・・」

「もちろんだ・・・」

 

そういって提督と叢雲は手をつないだ


 
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