結局動きの無いまま、本格的な冬を迎えた。
一応袁紹に書状を送り、紫苑と璃々ちゃんをこちらに渡してくれるように交渉を行っているものの、
渡す気がないのはまるわかり。取り付く島もないとはこの事か。
必ず助けに行こう、そう思いながら1つずつ日々の仕事をこなす。
「寒い……」
寒さが骨身に染みる。天梁にもらったマフラー、ありがたいなぁ……。
霞もさすがに袴と羽織にサラシだけ、なんて格好はやめて着物+袴+羽織、になったし。
華雄も余分に服着るようになったし。
桂花がズボンの下にパンストはくようになった。
……、恋はそのまんまだけど。
とくに晴れた朝の冷え込みは尋常じゃない、天泣は朝起こすのが大変になりそうだなーなんて思ってたけどそんなことはなく……。
布団を剥ぎ取ると一発で起きるので逆に楽になった。
「はう……」
「きゅう……」
「あう……」
「もうだめ……」
そんな感じで天泣を起こし、現在朝の鍛錬中、なんだけど……。
最近静里達が一緒にやることも多くなった。
それはいいんだ。
今日は思わぬ乱入者があったからなぁ……。
「…………、勝負、する」
「マジ?」
頷く。
そう、今日は恋が乱入してきて、勝負した4人は伸されて目を回している。
いくら訓練用の武器っていってもすっごい痛そうな音したしなぁ……。ゴンって
「うーん、一合も打ち合えずに負ける未来しか見えないんだけど……」
苦笑しながら鉄扇をかまえる。
「ふん!」
振り下ろされる一撃を頭上で両手の鉄扇をクロスさせるようにして受ける。
手がしびれるしっ!?
「あ」
受けたと思った次の瞬間、俺は空を見上げていた。
何も言わずに手を差し出して来るのでそれを掴むと、ぐいっと引っ張り起こされて。
そしてじーっと俺の顔を見つめて来る恋。
「…………きっと、頑張れば恋にも勝てる」
「は、はは。そりゃどうも」
慰められてしまった……。
いや無理だし、普通に無理だし!
それからしばらく何か考えるように俺をじっと見て、
そして何か一人で納得したように頷き
「……お腹すいた」
そういって恋は立ち去っていった。
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「以上が報告のまとめですの」
「ありがとうございます。この資料について一刀さんはどう思います?」
「んー、やっぱり兵の皆には申し訳ないけど、夜間警邏の人員を増やしたほうがよさそうかなぁ……」
現在月の部屋で、俺と月、それと静里で仕事中。
静里は尖ってこそいないものの、内政、外交、軍事と
どの分野もそつなくこなしてくれるので、各部署からの報告のまとめなんかを良くやってくれる。
俺は前回の太守の経験もあるから、月に相談役をして欲しいと言われて時々一緒に仕事をするようになっていた。
「そろそろ休憩にしましょうか。静里ちゃんからの報告は今ので最後ですよね?」
「はいですの」
「じゃあお茶入れるよ」
最近は、どちらかが提案したわけではないんだけど、
俺の部屋で仕事をしてる時は月がお茶入れて、月の部屋で仕事をしてるときは俺がお茶を入れる。
という風になっている。休みの日なんかは月がわざわざメイド服着てお茶もってきてくれることもあるし……。
詠は……、月にくっついてくる事も多々あるけど、詠の不器用さは知っての通りなので、大抵一緒にお茶飲むだけ。
「そういえば、月さんはどうしてお姉様の事をお姉ちゃんと呼ぶようになったんですの?」
「亡くなった姉によく似ているので、お願いしてそう呼ばせてもらってるんです」
そういって薄く笑う。さらっと、嘘八百を……。
「義姉妹、とかそういうのでは無いんですのね」
「そうですね、静里ちゃんの言うとおり義姉妹というわけではないです。仲良くはさせてもらってますけど」
「私にも妹が出来たかと思っていたので少し残念ですの。でも、仲良くしてるということはあの話はお聞きになりましたの?」
「はい?」
「お姉様は……」
そういって月に耳打ち、一体何を話してるんだろうか……。
月の頬に朱が刺したりしてるあたり、良からぬ話なんだろうなぁ……。
「へぅ……」
そこでなんで俺を見るの!?
「他にも……」
何を話してるか気になるなぁ……。
「あまり一刀さんの前で内緒話というのも良くないですし、続きはまた今度お話しますの」
「ふふ、楽しみにしてますね」
「それはそうと、一刀さんはこの後の予定は何かありますの?」
「いや、この後は特には。何にも無かったら今日作った資料を整理したり事務仕事を進めるつもりだったけど。
別に急ぎってわけじゃないしね」
「なら、休憩が終わったら少し付き合って欲しいですの」
静里の提案に頷いて、しばし他愛無い話しをして過ごし、
お茶を片付けて部屋から出る。片付けにいく途中、朱里とすれ違った。
そういえば月はこの後朱里と仕事するっていってたっけ。
そして背後から……。
「静里──!!」
なんていう朱里の叫び声が聞こえてきた。
「……、一体月に何吹き込んだんだ……」
「内緒ですの」
そういうと静里はいたずらっ子のような笑みを浮かべるのだった。
そのあと、静里に連れて行かれたのは街。特に何をするわけでもなく、適当にぶらつく、といった感じ。
「いい街ですの」
「うん、大分活気も出てきたし、皆いい顔してるとおもう」
「しばらく近くでお仕事を見せてもらってましたけど、
以前月さんが言っていた、一刀さんはかつて大国で政を仕切っていた事がある、という話し、
本当だと思いますの」
静里の言葉に苦笑する、確かに太守なんてやってたけど、主軸になってたのは、桂花や朱里、紫青達なのに。
「仕切っていた、というより、その王であったんじゃないか、と思う事もありますの。
それも含めてお聞きしますけど、お姉様の夢に出てきた『ご主人様』というのは一刀さんですの?」
まぁ、姉妹なんだし夢の話しをしてても不思議は無いか。
「答えにくいことを聞くなぁ……。つまり、静里はそのご主人様と俺が同一人物だという予想はできてるけど、
俺に直接確認してみたかったってことでしょ?」
「はいですの」
「ほぼ確信を持ってるみたいだし、白状するけど、多分その通りだよ」
「それなら色々聞きたい事がありますの。お姉様の話しはどうも頭のなかで美化している感じがあって参考にはなってもあてにはなりませんの」
はっきり物を言う子だ。朱里はそういうところ言いよどんじゃう所があったりするし。
「はは、俺が答えたくない事は答えないけど、それでもいいなら話してあげるよ」
長くなりそうなんでお茶でも飲みながら、ってことで適当な店にはいってお茶を注文して。
「まず何を思って国を統治していたか、とか気になるですの」
「んー、一言で言っちゃえばただ仲間を守りたかったのかなぁ……。
今みたいに強くも無かったし、政も不慣れだったから、その皆に助けられながら、だったけど」
「今もそうなんですの?」
「うん、友達や家族を守りたいのが一番。
今は一介の文官兼武官だけど、それでもできることは精一杯やりたいとおもってる」
俺がそう答えれば、静里は少しの間沈黙し、口を開く。
「我が身を盾にしてでも、ですの?」
「俺が人を庇って死にかけた話しも聞いたんだ?」
頷く。そして薄く笑って。
「でもそれは聞かなくても良かったのを忘れてましたの」
「ん?」
「一刀さんは会ったばかりの私でさえ守ろうとしてくれましたの」
そう言われれば確かに、盗賊と戦った時に確か矢を防いだ覚えがある。
「助けは不要な状況でしたけど、ちょっとどきっとしましたのよ?」
「からかおうとしないように」
この後、結局日が暮れる頃まで静里と話していた。
質問の内容は実務的なことから他愛ない事まで多岐にわたり、
話している間静里は楽しそうにしていた。
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「……、え?」
思わず振り返る。
今日はお風呂に入れる日だったので入ってきた、紫青が最後だったのだけど……。
紫青が出てくるのと入れ違いに、一刀様が桶と柄のついた雑巾……モップと言うらしいけど……
を持って風呂場に入る所を見てしまった。
一刀様も入るからお風呂の掃除をするのもおかしくないと思うけど、でも掃除してる所は一度も見たことが無いような……。
何だか気になって、引き返してこっそりと風呂場を覗いてみると、床を雑巾がけするでもなく、排水口へ手を突っ込んで。
ずるずると引っ張りだしたのは……。洗った時に抜けた皆の髪の毛……?
それを水で洗って、水を切って大事そうに布に包んで。
どういうこと?
「────!?」
一刀様がこっちを振り返って、思い切り目があってしまった。
思わずそこから逃げてしまった。
走って自分の部屋に戻って、息を整える。
今のは何?
あの髪の毛をどうするの?
もしかして、私達の中の誰かに呪いを……。
だとしたらそれを見てしまった私は……?
頭のなかに色々と浮かんでくる。
考えているうちに、とんとんと扉が叩かれ、飛び上がるほど驚いた。
「紫青、いる?」
「は、はい! どうぞ!」
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「いやー、すごい勢いで逃げてっちゃったから、変な誤解してるといけないとおもってさ」
「い、いえ、別にそんなことは……」
「まぁ、見ての通り髪の毛を集めてたんだけどさ」
「な、内緒にしますのでどうか命だけは……。
髪の毛が必要なら差し上げますので……!」
「ちょっと! 待って待って! 早まっちゃだめだってば!」
手で自分の髪の毛を掴んで小刀を取り出した紫青を慌てて止める。
あー、そういえば紫青って、おまじないとか好きなんだっけ。
「違う違う、まじないとかそういうのじゃないから。紐を作るのに髪の毛が欲しくてさ」
「紐ですか?」
「そ、髪の毛を使った紐って丈夫だから。でも『髪の毛頂戴』なんていいにくくてさ。
だから風呂場の排水口なんかさらってたわけ」
「……、必要です?」
「俺が髪の毛いるっていったからって、切ったら怒るよ?
紫青の髪、好きなんだから。まぁ、紫青が髪型を変えたいっていうなら俺に止める権利はないけどね」
頭に手を乗せて軽く撫でて。
「こういうので十分なんだ」
そういって、机の上に落ちていた髪の毛を拾う。
「梳いた時に抜けた髪とかね」
「天泣さんの髪を時々梳いてあげてるのもそれでです?」
「それだけじゃないよ。紫青も梳いてあげようか?」
「いいんですか?」
「いいよ」
鏡台から櫛をもってきて、遠慮がちに俺に差し出してくる。
それを受け取ると、座るように促して、後ろに回って、ゆっくりと髪を梳いていく。
「……、一刀様」
髪を梳き始めてからしばらくして、紫青が口を開く。
「いつから気づいてましたか? 紫青の嘘に……」
多分、夢でしかみてないのに、覚えてるっていったことだろうなぁ。この嘘、っていうのは。
「反董卓連合のちょっと前から、かな。
気づかない振りしてたんだけど、バレちゃったか」
「思い出したんです、全部。だから分かったんです。
一刀様にはとうに紫青の嘘がばれてる、って。ごめんなさい……。
でも、どうして気づかない振りを?」
「んー、気づいたことを言ってもどっちも得しないでしょ?
ギクシャクするのもイヤだったしね。だから、紫青が言い出すまで、騙されてた事にしておこうとおもってさ」
「……、全部思い出したっていうのは、やっぱり嘘だとおもいますか?」
首を横に振る。ゆるく、紫青の髪を梳きつづけながら。
「思い出したんでしょ? 泰山でのあの時の事」
紫青がゆっくりと頷く。
「紫青は内に溜め込んじゃう方だからなぁ。桂花は泣きながら俺の部屋に飛び込んできたけど」
「紫青だってそうしたかったです。でも……、紫青は嘘をついてたから……」
「その嘘のおかげで俺はずいぶん助けられたし、俺は許すよ」
紫青の顔が歪む、あぁ、これは泣いちゃうかな。
「紫青」
「はい……」
「今日は紫青の部屋に泊まっていってもいい?」
「……はい!」
俺の言葉を聞くと、どうにか笑顔を作って、こちらを振り向いて控えめに俺に抱きついてきた。
どうにか泣かさずに済んだかな。
まぁ部屋に泊まるっていうのはつまりそういうことで……。
今日の紫青はけだものでした……。
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「なあ、あれどう思う?」
「んー、やっぱり全然調子出てないなぁ……」
「そうなんですか?」
現在午後の休憩中。平常運転、というか、一般的な勤務時間だと、
朝から日が落ちるまでの間に、昼食休憩と、その前後に一回ずつ休憩取るのが普通になってる。
現代の勤務時間とあんまり変わらないんだよなぁ。
休日は基本一週間に1~2あるし。
そんな感じで、休憩中、麗ちゃんと一緒に城内を歩いてたら鍛錬する音が聞こえたので見物に向かってみると霞とばったり出会って、
一緒に鍛錬してる現場を見に行けば、やっているのは愛紗と星だった。
勝負の内容は、まぁ一言でいえば愛紗が星に遊ばれちゃってる。
「いくらなんでもちとなまりすぎではないか? 愛紗」
星の一撃で訓練用の偃月刀が愛紗の手から弾き飛ばされる。
「お、一刀殿ではないか、……ふむ、今の愛紗ならば、一刀殿が丁度いいぐらいの訓練相手ではないか?」
そういって星がこちらを見る。え、俺?
「いくらなんでもそこまでなまっては……」
「なら勝負してみればよかろう、一刀殿、かまいませぬか?」
「私が夢で見た限り、ごしゅ……、一刀様は一合とて私と打ち合えた事は……」
あー、愛紗の中で俺は相変わらず、気配を消すのがうまいだけの暗殺者系の人なのか。
「じゃあまぁ、ちょっと勝負してみますか」
愛紗の前に立って、鉄扇を両手に持って。
「では行きます。イヤアアァァ──!!」
あ、遅い……。横で見てた時以上に対峙してみると遅い。
だって星や霞とも鍛錬することがあるし、天泣は手抜きモードでも結構はやいしなぁ……。
愛紗が本調子だったら多分2~3合で負けるんだろうけど。
「ふっ!」
左の鉄扇で受け止めて見せれば愛紗が驚いた表情を見せ……。その一瞬が命取り。
一気に踏み込んで喉元に鉄扇の腹を突きつける。
「参りました」
「油断してたでしょ?」
「はい……」
しょんぼりとうなだれる愛紗。
「それに1~2日運動しないだけでも筋力って落ちるらしいし、数ヶ月ともなればね」
「ま、しゃーないわ。ゆっくり調子戻してったらええやん。うちらも協力するしな」
「ああ、よろしくたの……」「くしゅん……」
愛紗の言葉に可愛らしいクシャミがかぶる。そちらを見ればバツが悪そうに口元を抑える麗ちゃん。
「風邪ひいたらよーないし麗ちゃんはもどらなあかんな」
「俺もそろそろ休憩終わるし、戻ろうか?」
「はい」
「……、クシャミ一つで大げさな」
俺達が慌てて部屋に戻る背後で、愛紗がぽつりとそういう。
「あの子については致し方ない、命が危ういほどの大病がようやく治ったところ故な。
だからこそ、であろうな。一刀殿は特にあの子を大事にしている、下手をすれば桂花より。
もっとも、大事とはいっても、娘や妹のように見ているフシはあるが」
───────────────────────
「ぬくっ!?」
俺の部屋にはいって霞の第一声がコレ。
「火鉢にどんだけ燃料くべてんねん……。あぁ……、最近麗ちゃんが一刀がおらんときもずーっとこの部屋におるんはこのせいか」
「で、霞は何しにきたの?」
「うわ、酷い言いようや。もー、一刀のイケズ」
「いけずいうな」
「いけずいけずー、桂花や紫青とは寝たクセにぃ。いつんなったらウチと寝てくれるんー?」
「ぶっ……!」
麗ちゃんの前で何て事をっ。というか相変わらず鋭いな。
「あ、私は気にしませんよ?」
「いや、俺が気にするの!」
「麗ちゃん意外と動じんなぁ、そーいうの、興味無いん?」
「子作りですか? ありますけど……。
一刀さんさえ良ければ正妻でなくてもいいのでお嫁にもらって欲しいとおもってますし……」
霞が、えっ!? っていう表情になる。しかもタチの悪いことに親公認なんだよなぁ……。
「まぁ、一刀はちっちゃい子好きやもんなぁ……。ウチにこんなんついとるから相手してくれへんのやろか。
それともタッパが高いからやろか……」
自分の胸をむにむにと両手でもみながらそういう事を言うんじゃないよ。
「で、霞の用事はなんなの?」
どんどん都合の悪い方へ話しが流れていきそうなので強引に引き戻す事にした。
「ん、真面目な話しに戻すけど、袁紹の事なんよ。
やり口汚いのは相変わらずやけど、まともに政やってんのがなぁ。
それに兵の調練やらにも力入れだしてるっていうし」
「率直な意見を言わせてもらえば、前と比べ物にならないくらい脅威だとおもうよ。
物量に質が伴ってくるならね。下手を打てば袁紹一人相手に汜水関と虎牢関で籠城するハメになるかもしれない。
……そこまで侵攻されるっていう状況にはしたくないけどね」
「あとは袁紹のオツムがどないかっちゅうはなしやな」
「そこが謎なんだよね、劉備が袁紹の代わりをたてたのか、それとも影で操ってるのか……。
こっちでも探ってはいるんだけど、袁紹が政やってるようにしか見えないっていうし……」
「袁紹はなぁ、連合軍の頭しとったし、ウチとの関係は最悪やからな。
そのせいもあるんやろけど、紫苑と璃々ちゃん渡したないっていうのは」
「そもそもあそこは袁紹からしてアレだし、文官的な仕事ができそうなのは顔良ぐらいのもんだからなぁ。
そういう意味でも手放したくないんだろうけど」
「……、いつ動くとおもう?」
「わからないよ」
両手を上に上げてお手上げのポーズを取り、苦笑。
「俺なら春を待つけどね、あっちは何考えてるかわからないし。
遅かれ早かれ衝突することにはなるとおもうけど」
「国境の警備は常に厳にしとかなあかんっちゅうこっちゃな」
「寒いし、警備の兵には申し訳ないけどね」
「まぁ仕事やおもて諦めてもらお。さて、ほんならウチはそろそろ仕事に戻るわ。
あ、麗ちゃん、ちょいちょい」
と、去り際に麗ちゃんに手招きしてなにやらひそひそと耳打ちしてから去っていった。
変なこと吹き込んで無いだろうなぁ……。
「霞に何言われたの?」
「いえ、別に……」
とはいうものの、この後何だか麗ちゃんがちょっと変わった。
何がっていうわけではないんだけど、時々すごく甘えてきたりするようになった。
仕事中はなんにも変わらないんだけどね。
……、数日後に、麗ちゃんが甘えられてる所を桂花に見られて、何故か俺が怒られた。
いやあ、久しぶりに
「変態! けだもの! 麗ちゃん相手にそんな目を向けるなんて信じられない!」
なんて全力で罵られてなんか懐かしい気分になってしまった。
あとがき
どうも黒天です。
今回は普通に拠点回でした。
一刀は今日も平常運転です。
Jackさんちの静里さんは、次の拠点あたりから本格的にいちゃつき始める予感……。
そういえば対袁紹戦で浮かんだネタをメモってたら予告編みたいのができたんですが、需要ありますか?
あるなら次話の最後にでもつけてみようかとおもいます。
さて、今回も最後まで読んでいただいてありがとうございました。
また次回にお会いしましょう。
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今回は、拠点系のお話。静里さんの話しと、紫青さんの話しと、霞+麗のお話な感じかな?