────境目の中
「で、俺は『物』を見つければいいんだな」
紫「そうね。あ、いい忘れたけど幻想郷には貴方の常識なんて意味ないわよ」
「常識が意味ない?なんで?」
紫「幻想郷はなんでも受け入れる。
つまり、人間じゃないものでもよ」
「人間じゃないもの・・・・・それはつまり、未確認生物とか妖怪やらなんやらか?」
紫「ええ。それに魔法使いや吸血鬼
さらには神までいるわ。もちろん人間もいるわよ」
(´゚∀゚`)
紫「そんな顔しないの。でも大丈夫よ。大半の妖怪は人を襲ったりしないし。あなたが何もしなければの話だけど」
「お、おう。わかった」
紫「それと。これを持って行きなさい」
「これは?」
八雲紫から渡されたのは、3枚のカード。だが、何も書かれていないカードだった。
紫「それはスペルカード。幻想郷でもし、闘うことになったら使えるものよ」
「ほうほう・・・・・?」
紫「まあ、向こうについたら見れるわよ」
─────幻想郷「魔法の森」
境目が開き、一気に光をあびた。
眩い光が目にはいり、チカチカするが慣れればこっちのものだ。境目が開いて降り立った場所は、森の中。薄暗く、全方向に木々がたくさんある。その場から上を見上げたが、所々に光が差し込んでいる程度であった。光が差し込んでいるという事は、朝か、昼だろう
だとしたら、なるべく早く森から抜け出さないと。
「あ、どう行けば出れるか聞けばよかった・・・・・。まあ大丈夫でしょ。
だいょぶだいじょぶ」
そう言って俺は木の枝を一本折り
地面に垂直に立てた。そして人差し指で、枝の頂点から指を離し、
枝をみつめた。そう、枝が倒れた方向に向かえば出られるであろうという考えである。
「どこだーどこだー」
枝が倒れた方向は右に倒れた。倒れた方向に顔をやると、木の真正面に直撃する進行方向だ。
「・・・・・・・・・・”考える前に飛び込め”
だ!」
─────博霊神社
?「・・・・・今日もなし、か。
はぁ・・・・・いつになったら賽銭箱にお金が転がってくるのよ!」
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だんだんと、暖かくなってきました。
体には気をつけて、しっかりしていきましょう
なぜか作品種別にオリジナルをつけれない。
なんでだ?