No.667935

涼宮ハルヒの恋姫9

ガリ眼鏡さん

第九話じゃあーーー!!!!!

すいません。では、どうぞ。

2014-03-04 13:41:39 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:1572   閲覧ユーザー数:1518

 

???「う~ん、やっぱりお風呂はいいわよね・・・こうやって一人で静かに入っていると一日の疲れが取れるわね。」

 

???「麗羽様!! 」

袁紹「きゃあ!?何よ、猪々子!?どうしたの?まさか敵集!?」

文醜「そうじゃなくて見せたいものがあるんです!! 」

袁紹「はあ?見せたい物?」

文醜「いいからとにかく来てくださいよ。」

袁紹「ちょっと、私、裸!! 」

文醜「大丈夫ですって文字のみですから見えませんって。」

袁紹「もう・・・いいかげんにしなさい!! 」

 

ゴッチーン!!!

文醜「プギャ!?」

 

 

 

 

 

そして袁紹は部屋に戻った。その前には頭にたんこぶができた文醜と顔良がいた。

袁紹「んで、私の憩いの場を邪魔してまで見せたいものはなんですの?」

顔良「はい、蔵の中の物を虫干したときにこれを見つけたんです!! 」

袁紹「何よこれ・・・汚い地図。おまけに虫食いだらけじゃない」

顔良「それはそうなんですけど・・・・とりあえずここを見てください。」

袁紹「なになに?地図に記せし場所に我らが生涯かけし宝あり・・・・宝・・・はっ・・・これってもしかして・・・・」

文醜「そうですよ、宝の地図ですよ。掘れば金銀財宝がザクザク、これで麗羽様の無駄遣いが原因で苦しくなっている当家の台所も・・・・」

袁紹「誰の無駄遣いが原因ですって#」

文醜「あ・・いやその・・・」

顔良「まあまあお金と赤ちゃんのおむつは困らないといいますし・・・」

文醜「そうそう・・・」

袁紹「それもそうね。たしかにお金はたくさんありすぎても困ることはありませんよね。」

顔良「それじゃ・・・」

袁紹「ええ!明日の朝までには準備して、宝探しに出発よ!! 」

 

翌日、山岳では曹操、夏侯惇、荀彧が馬を連れて歩いていた

夏侯惇「しかし、よかったのですか?こんな時に我々だけで温泉に慰安旅行に行くなど・・・」

曹操「春蘭、仕事熱心なのはいいけどたまには休息も必要よ。」

荀彧「そうですよ。しっかり働いて、しっかり遊ぶ。天の運用と同じで何事も官休をつけることは必要なのですよ。」

曹操「そういうこと・・・」

荀彧「あ~あ、温泉、楽しみ。通しか知らない本当の穴場で、お湯には美肌効果があるからゆっくり使って、肌をつるつるにしてその後は・・・・・華琳様と二人で・・・・」

夏侯惇「んっ!」

曹操「春蘭、そんな怖い顔しないで貴方を仲間はずれにしないから・・・」

夏侯惇「私は別にそういう意味で・・・・」

曹操「ふふ・・・」

荀彧「ふふふ・・・」

曹操「それはともかく・・・秋蘭にはかわいそうなことをしましたね。一人だけ留守番なんて・・・」

夏侯惇「そうね。しかし、さすがに我が首脳部全員休暇を取るわけにはいかないでしょう。念のために誰か残ってもらわないと・・・」

曹操「それはそうですけど・・・(秋蘭・・すねてたりしてないといいけど・・・)」

その頃、留守番をしている夏侯淵は

夏侯惇『いやぁー、温泉っていいものだな』

曹操『そうね、気持ちがゆったりするわね。』

荀彧『本当、来てよかったですね。』

曹操『秋蘭、そんなところで一人でいて、貴方もこっちへいらっしゃい。』

夏侯淵『はい、ただちに・・・』

 

夏侯淵「・・・はあ・・・仕事するか・・・」

 

 

すぐに飽きるのであった

 

 

 

 

 

 

第九話、「袁紹、宝を掘り当てんとするのこと」

 

この時代に来て、何ヶ月が経っただろう?

 

 

キョン 「痛ってーーー」

 

諸葛亮「大丈夫ですか。スミスさん。」

 

 

腕を押さえながら歩く俺を諸葛亮が心配そうに声をかけてくれた。

 

キョン「あぁ、なんとか・・・」

関羽「すまぬ。ジョン殿。」

キョン「大丈夫ですよ。」

関羽(何故だ!私はどうしてあんなことをしてしまった?)

諸葛亮「どうしたんですか?鈴々ちゃん。」

 

馬孫「??」

鈴々「なんか臭いにおいがするのだ」

孫尚香「シャオじゃないわよ!! そりゃ、たしかにおやつで食べたお芋でちょっとおなかが張っているなと思っているけど・・・・絶対シャオないからね!! 」

 

 

そこまで聞いてねぇよ。

 

鈴々「それじゃ・・・」

関羽「私でもないぞ!断じて違うからな!」

 

すると諸葛亮がかすかに笑った。

 

諸葛亮「皆さん、違いますよ。これは硫黄の匂いですよ。」

「硫黄?」

「それじゃ・・・もしかして・・・」

諸葛亮「はい、きっと近くに温泉があるんですよ。」

 

しかし、温泉か・・・でもその割には楽しそうな声が聞こえてこないのは、何故だろう?…何故だろう??

 

 

 

 

 

 

所変わって、温泉に着いた俺達。

 

鈴々「一番乗りなのだ!! 」

孫尚香「ちょっと抜け駆けなんてずるいわよ。」

鈴々「何言っているのだぬけがけは戦場の花なのだ。」

孫尚香「ってここは温泉でしょ。」

 

何言ってるのか分からんが、風呂の一番争いをしている様に聞こえる。すると、

 

ゴッチーン!!

孫尚香・鈴々「「痛い(のだ!!! )」」

 

何かをぶつける音がした。

関羽「どうしたのだ?」

鈴々「お湯が入ってないのだ・・・」

孫尚香「どうなっているのよ!?」

 

キョン「おーい。こっちもお湯も入ってないぞ!」

 

馬孫「困ったねぇ・・・」

関羽「これでは湯につかれんな・・」

諸葛亮「風邪ひいちゃいますよ。」

 

 

どちらもお湯が無いか・・・しかし、そういうのは立て札で止めておくだろう。そんなことを考えていると隣から、

 

曹操「あら・・・」

関羽「お主は・・・・」

 

聞き覚えがある声だった。誰だったけな?

 

 

関羽「どうしてこんなところへ・・・・」

曹操「どうしてって温泉に入りにきたに決まっているじゃない。」

関羽「あっ・・・そうか・・」

曹操「ところで関羽。相変わらず下もしっとりつやつやなのね。」

関羽「////////!?」

 

 

何やら関羽さんと会話をしている。

 

 

馬孫「・・・どうやら、曹操殿がいるようだなぁ・・・」

 

キョン「え?曹操?」

 

 

微妙なメンツが揃ったもんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、俺達と曹操一行は茶店でくつろいでいた。

 

孫尚香「んもうー!?何よ、温泉にお湯がないなんてどういうこと!」

関羽「しょうがないだろ。地元の人の話では半月ほど前に起こった地震の影響でほとんど湯がわき出さなくなったって言うんだから・・・」

孫尚香「おかげでお尻にあざができちゃったわ。」

鈴々「鈴々のお尻も真っ赤なのだ!! 」

荀彧「しかし、これではせっかくの慰安旅行も台無しです。」

曹操「そうね。久しぶりに温泉に入って疲れをいやそうと思ったのに・・・残念だわ。」

鈴々「鈴々も温泉に入りたかったのだ・・・」

 

キョン「そうだな・・・」

 

俺達は愚痴を言っていた・・・すると諸葛亮が、

 

諸葛亮「あの・・・皆さん、それでしたらだったら新しい温泉をさがしてみるのはどうでしょう?」

馬孫「新しい温泉を探す?」

曹操「それってつまり他に温泉が湧き出る場所を探して掘ること?」

諸葛亮「はい、もちろん絶対見つかるとはいえませんがやってみる価値はあると思います。」

曹操「桂花、貴方はどう思う?」

荀彧「私も可能性はあると思います」

 

そう簡単に見つかるのかねぇ?

 

鈴々「よーし!それじゃ温泉さがしに出発なのだ!!」

 

鈴々が温泉さがしを出発をかけようとしたとき、

 

孫尚香「ちょっと待ったー!! 」

鈴々「なんなのだ?」

 

突然、孫尚香が待ったをかけた。何なんだ?

孫尚香「せっかく探すならシャオ達とあんた達、どっちが温泉掘り当てるか競争しない?」

関羽「競争?」

曹操「うむ・・・おもしろそうね。」

孫尚香「言っとくけどこれはただのお遊びじゃないわよ・・・もし、この競争でシャオ達が勝ったら、あんた達はシャオ様の家来になってもらうわ。」

夏侯惇「なっ!貴様!」

 

孫尚香の一言に夏侯惇は怒り出したらしく、立ち上がるが・・・

 

曹操「春蘭・・・孫尚香とやら私達が負けたら家来になってあげるわ。」

夏侯惇「なっ!」

荀彧「華琳様!?」

曹操「ただし、私達が勝てば関羽とジョンは私の物になってもらうわ。いいわね?」

関羽「え!?」

キョン「はぁ?」

荀彧「失礼ですが、華琳様!」

曹操「どうしたの?桂花?」

荀彧「関羽はともかく、何故この男が欲しいのですか?」

 

と猫耳フードを被った軍師?が俺を指さしながら言った

曹操「そういえば貴方はまだ知らなかったわね」

荀彧「何のことですか?」

曹操「彼は、春蘭を一撃を防いだことがあるのよ。」

荀彧「え!?本当なの?」

 

 

荀彧はジト目で俺を見る。疑うのは当然だよな。

 

キョン「自分でも疑うが、その通りだ。」

荀彧「信じられない・・・こんな奴が。」

 

何か、ひどい言いわれようだな。

 

曹操「いいかしら?」

孫尚香「わかったわ。」

関羽「っておい!! 何を勝手に!?」

曹操「よし!そうとわかれば出発よ!」

夏侯惇・荀彧「「はい」」

関羽「あ…いや・・その・・・え…え…えええええええ!?」

 

その一言を本気にした曹操一行に関羽さんは驚きを隠せなかったのであった。

 

 

…何でこんなことに・・・・

 

 

 

荀彧「華琳様、あんな約束してよろしかったのですか?」

曹操「虎穴に入らずんば虎児を得ずよ、関羽や高杉ほどの豪傑を手に入れるためには多少の危険もやむを得ないわ。」

夏侯惇「ですが、いくらなんでも、負けたりしたらあんな素性も知れない者の家臣になるなんて…」

曹操「私たちが、ただ勝てば良い話よ。」

夏侯惇「それはそうですけど・・・」

曹操「どうしたの、春蘭、そんなに勝つ自信がない?」

夏侯惇「いえ、そういうわけでは・・・・・」

曹操「それともヤキモチ?」

夏侯惇「なっ・・・・/////。何を・・・」

曹操「心配しなくてもいいわ。例え関羽とジョンが配下になっても貴方のことはいつもどおりかわいがってやるわ。私の寝台が広いのは貴方も知っているでしょ・・・」

夏侯惇「華琳様・・私は・・・その・・・・」

曹操「ふふ・・かわいいわよ春蘭。」

それでも赤くなっている夏候惇をからかう曹操であった。

 

 

 

 

曹操「ところで桂花。もうだいぶ歩いているが本当にそれで温泉が見つられるのか?」

荀彧「もちろんです。疑似科学を集めた推移の方法は温泉はおろか土中に埋まっている土管でさえ見つけられる優れものなんです。」

 

 

 

 

 

そのころ、離れた森の中では袁紹一行が宝探しをしていた。袁紹はかなり疲れている状態であった。

 

袁紹「う~斗詩、なんだかさっきから同じところを歩いているような気がするけど・・・まさか道に迷っていないでしょうね。」

顔良「迷ってはいないと思いますけど、この地図あちこち虫食いだらけで、どうすれば印の場所に行けるのかいまいち、わからなくって・・・・・・」

袁紹「ちょっと、それじゃあ宝の在処へ行きつないんじゃありませんの!」

顔良「あ~でもこの辺なのは間違いない・・・はずですけど・・・・」

文醜「あっ、麗羽様、あれ、あれ・・・・」

袁紹「みつけたの?」

 

そこに見えるは曹操一行であった。

 

 

袁紹「げぇ、何よ、どうしてあの生意気小娘がなぜこんな所に?」

顔良「あっ、もしかして、あいつらも宝を探しているんじゃ。」

袁紹「あの小娘に。またしても私の邪魔を・・・」

文醜「麗羽様。見たところあの中で腕が立ちそうなのは夏侯惇一人。一か八か飛び出してあいつらをぶっ飛ばちゃいましょうか。」

顔良「待って文ちゃん。こっちには麗羽様がいるのよ。」

文醜「ああ、たしかに・・・」

袁紹「ちょっとお持ちなさい!! その言い方だとそれでは私が足手まといみたいじゃありませんの!! 」

文醜「みたいというか・・・・ずばりそのものというか・・・・」

袁紹「何ですってぇ!?」

顔良「麗羽様、落ち着いてください。とりあえずもう少し様子を見ましょう。」

袁紹「様子を見たところでどうなりますの?」

顔良「このまま曹操達の後を付けて、奴等が宝を見つけたら。隙を見て、横取りするんです!」

袁紹「なるほど・・・・・・。それはいい考えね。」

文醜「さっすが、智力32。」

顔良「むぅ。34よ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

温泉をさがしあてると、一つの大きな石の前に反応した。

荀彧「あっここです。」

曹操・夏侯惇「「え?」」

荀彧「ここに間違いありません。」

曹操「じゃあ、この岩の下に温泉があるというのね・・・」

夏侯惇「それじゃ早速岩をどけて・・・」

曹操「あっちょっと待って、のどが渇いたわ。さっき通り過ぎた小川で水を飲んでからにしましょう。」

夏侯惇「何も今でなくても・・・」

荀彧「私も行きますね。」

夏侯惇「じゃあ、私も。」

 

 

曹操一行は岩から離れていたのであった。そして、その後を袁紹一行が見つけた。

袁紹「どうやら見つけたようね。」

文醜「でも、あいつらいなくなっちゃいましよ。」

袁紹「ぞろぞろ連れだってどこへ行ったのかしら?」

文醜「厠じゃないっすか?あたい達もよく連れだって行くじゃないッスか。」

顔良「とにかく今のうちに宝をいただいちゃいましょう。」

袁紹「そうですわね。」

 

そして、袁紹一行は岩を持ちあげ始めた

袁紹「この下にお宝が・・・」

文醜「これをどかせば・・・」

せーので岩をどかすことができた。宝を確認するために見たが・・・一同は絶句した。それは大量の虫であった

 

三人「「「いやあああああああああああああ!!!!!???」」」

 

諸葛亮「ん?」

関羽「どうした?孔明殿」

諸葛亮「いえ、何か聞こえた気がして・・・」

 

 

聞こえたな・・・曹操達じゃあなかったが、

 

温泉を掘り続けるが・・・孫尚香はさぼっていた。

 

孫尚香「ねぇー、温泉まだでないの?シャオ退屈〜。」

鈴々「だったら少しは手伝ったらどうなのだ!」

孫尚香「やだ、シャオはお姫様だからそんな汗臭いことはしないの。」

キョン「はあー…」

孫尚香「そういえば孔明、出かける前に村の人たちにいろいろと聞いて、地図に何かを書き込んだけど、あれってなんだったの?」

諸葛亮「温泉って、地脈と水脈の交わる地点に湧くことが多いんですけど。そう言う所には、よく怪異が起こると言われてるんです・・・例えば、変な雲がその上に一日中かかってるとか。怪しい光の柱が立ち上るとか、だから、村の人達にそういう言い伝えや体験談を聞いて、その場所に印を付けてたんです。」

馬孫「へぇ。じゃあ、ここもそう言う所の一つって、わけか。」

諸葛亮「はい♪ 」

へぇーそうなんだ。話は聞いていたがそういう体験談もあるんだな。

 

俺達は温泉を掘り続けるがなかなか見つからない。孫尚香も退屈であくびをした。すると・・・・

孫尚香「あっ、兎。」

 

どうやら兎を見つけ追いかけ始めたようだ。

 

関羽「おい、一人で遠くいっていると危ないぞ。」

孫尚香「こら、待て待て、待ってたら、おーい!! 」

 

関羽さんの注意を聞かずに孫尚香は森の奥に入ってしまった。すると・・・

孫尚香「ひゃあああああああああああああああああ!!!! 」

 

何かから逃げるように戻ってきた。すると・・・・

「グオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!」

 

出てきたのは大きな熊であった。・・・って熊ぁ!!?

 

諸葛亮「はわわ!!?虎、虎!?」

馬孫「熊だ。」

 

すると・・・・

鈴々「あっ、あれは蘭々!! 」

四人「「「「え!?」」」」

「グオ?」

 

一同は驚き、熊も足を止めた。鈴々は熊に近づいた。

鈴々「やっぱり、蘭々なのだ!! 」

関羽「おい、鈴々、蘭々って?」

鈴々「蘭々は昔、鈴々が飼っていたクマなのだ!! ・・・・・・小熊の時からずっと一緒なのだ。でもじっちゃんが大人になったらもうお山に返してやれというから・・・泣く泣くお別れしたのだ・・・まさかこんな所で会えるなんて、感動の再会なのだ。」

 

なんかこの映像が頭に浮かぶ泣く処かな?

 

関羽「いや、しかし、その熊、本当に昔飼っていた熊なのか?」

鈴々「もちろんなのだ。その証拠に蘭々はこっちの足の脇の下に白い房があって・・・・」

鈴々はクマの左前脚を上げた。そこには白い房が・・・・・・・無かった。そして、鈴々の顔が青ざめていく。…逃げる準備は出来てるか?

鈴々「ないのだ・・・・どうやら・・熊違いのようなのだ・・・・」

 

ギランッ!

 

 

あっ・・・今目が光った。

 

五人「「「「「うわあああああああああああああああああああ!!!!!!????」」」」」

 

馬孫「おおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!!?????」

「グオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!! 」

 

熊に追いかけられてしまったのであった

 

 

 

 

 

 

 

その後、何とか逃げ切った俺達は座り込んでいた。

関羽「たく何が感動の再会だ!! 」

鈴々「よく似てたから・・・てっきり・・・・」

 

孫尚香「てっきりじゃないわよ!! てっきりじゃ!! 」

馬孫「しかし、闇雲に逃げてきたから。場所が分からなくなってしまったな。」

諸葛亮「それじゃあ、地図で調べて見ますね。」

 

そう言って、ポーチの中から地図を出して今の場所を確認する諸葛亮であった。結構可愛い。これがロリってやつですか?まぁ、それはそれとして、

 

キョン「あのー関羽さん?そろそろ離してくれませんか?」

関羽「え!?」

 

 

俺の声に反応して、見てみると、俺の腕に思いっきり抱き着いていた。それもかなり密着いたのである。それにしても・・・・・ む・・・・・胸が・・ダイレクトに当たっている///・・・朝比奈さんより大きいかな?…って何考えてんだ俺は!!?

 

関羽「っ!?す、すまぬ///」

キョン「いっいえ、大丈夫です。////」

そのころ、袁紹一行は宝探しを続けていた。

袁紹「たく・・・・・いったい何なんでしたの!! 」

顔良「きっと罠ですよ。荀彧の罠。」

袁紹「んー、あの猫耳軍師め。今度会ったらただじゃおきませんわ!! 」

文醜「腰がぬけるまでイカと玉ねぎを食わせてやりましょう。」

袁紹「鮑の肝もいいですわね。」

文醜「あと鼻先にミカンの皮を二つ折りというのも効きますよ。」

顔良「あっ、麗羽様、文ちゃん。あれあれ・・・」

 

 

文醜「どうやら、あのもの達も宝探しに来たみたいですね。」

顔良「麗羽様。あの者達の地図見た所、虫食いもありませんしあれなら宝の在処が分かるかも・・・・」

文醜「いただいちゃいましょう!! 」

袁紹「そうね。」

 

勘違いした袁紹一行は・・・・

孫尚香「きゃあ!! 」

孫尚香の悲鳴が聞こえた方に振り向くとそこには孫尚香を人質に取った袁紹一行の姿であった。

袁紹「おっほほほ!! 」

孫尚香「何するのよ!! 」

袁紹「ええい、うるさい!! 」

鈴々「あっ、お前はあの時の知力24!! 」

顔良「34よ!! 」

馬孫「けっこうこだわるんだな・・・・」

 

 

それを言っちゃ駄目だろう。

 

袁紹「えええい、そんなことはどうでもいいですわ!! 貴方達の持っているその地図を私にお渡しなさい!! 」

 

 

この人たちは確か・・・何だったっけ?

 

袁紹「早くお渡しなさい。でないとでないとこの小娘たちがどんな目にあうのか?」

 

もっとも悪党らしい言い方をする髪くるくる巻き。すると、

鈴々「別にどうなってもいいのだ!! 」

 

鈴々のズッバとした一言に関羽さんと諸葛亮と馬孫と俺はずっこける。

 

孫尚香「ちょっと待ちなさいよ!! どうなってもいいってどういうことよ!! 」

文醜「そうだぞ。そんなこと言ったらこいつを人質に取ったこっちの立場はないだろ。」

孫尚香「立場がないのはこっちのほうよ!! 」

関羽「そうだぞ、鈴々。気持ちはわからんでもないが相手にも立場が・・・」

諸葛亮「そうですよ。いくら何でも面と向かって本当言うのはよくないと思います」

 

酷い言いようだな・・・・・・ん?

 

孫尚香「あんた達ね!! 」

一行に酷い言い方をされた孫尚香が怒りだそうとするが・・・

孫尚香「あれ?どうしたのよ?」

関羽「あっ・・・・いや・・・後ろ、後ろ。」

 

顔を青ざめた関羽さん、鈴々、諸葛亮、俺は後ろへと下がり始めた。

 

袁紹「おっほほほほ、後ろだなんてそう言って、こちらが振り向いた隙に人質を取り返そうという作戦なんですけど、そんな手に引っ掛かると思うのかしら・・・おっほほほ・・・ほ」

 

三人「「「え?」」」

 

袁紹は高笑いをしながら人質を確認するが、何かを見て硬直する。そして、四人も後ろを振り向いた。

 

 

 

それは山で一番会いたくない何かであった。

 

 

「グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!」

四人「「「「熊!!!!!?????」」」」

 

袁紹一行はそのまま熊に追いかけられてしまった。孫尚香はその隙を見て、俺達と合流してほっと一息をした。

 

馬孫「おーい、そっちは危ないぞ!」

「グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!」

袁紹一行「「「いやぁー、来ないで!?」」」

熊に追われる袁紹一行。ずっと逃げ続けているが、茂みに入った。しかし、そこは・・・崖であった。

袁紹一行「「「うわあああああああああああああああああ!!!!!!!!??????」」」

 

 

 

 

袁紹が目覚めるとそこには輝かしい川辺であった。そして、その先には一人の人物が見えたらしい。

 

袁紹「まあ、あれは私が幼い時に亡くなったお婆様・・・お婆様が私を呼んでいる・・・お婆様。」

 

袁紹は川を渡ろうとするが何かに引っ張られてしまった。何とか渡ろうとする袁紹であったが、結局、引っ張られてしまった。

 

袁紹が目覚めると涙目になっている二枚看板の姿があった。

顔良「よかった。気がつかれたんですね。」

文醜「麗羽様!! 」

袁紹「ここは・・・」

 

そこは川辺であった。

文醜「麗羽様!! つねってもひっぱ叩いてもうんともすんとも言わないから死んじゃったと思いましたよ!!! びえええええええええええええん!!!!!! 」

袁紹「猪々子、斗詩(二人とも私達のことをこんなに心配してわざわざこんなところまで探しに行かなくても本当の宝は近くにあったかも。)」

 

その後

 

袁紹「さあ、猪々子、斗詩、帰りましょうか。」

文醜「え!?でも宝は・・・」

袁紹「もういいんですのよ(だって私にとって宝なんかより素晴らしいものがあったんですのよ。)」

 

しかし、次の瞬間、袁紹は岩で足を滑らせてしまった。その際に支えになった岩が崩れた。

 

袁紹一行「「「はははは・・・」」」

 

一行は苦笑いをするが、次の瞬間、足元から大量のお湯が出てきた。一行は驚き、尻もちをついた。

袁紹「暖かい。」

顔良「これって・・・・温泉?」

 

見事温泉を掘り当てたのであった。意外な所に・・・・

その後、俺達、曹操一行、袁紹一行は温泉に入っていた。俺と馬孫も居る為、後で入ろうかと思ったのだが、袁紹に「脚湯だけでいいですから!!! 」というとこで目隠しをし、はいることにした。ちなみに馬孫は最初から目隠ししていた為、問題無い。

 

袁紹「いいですこと?この温泉は私達が見つけたんですからね。ちゃんと感謝してはいってくださいましね。」

 

袁紹一行は自信まんまに温泉につかっていると

 

曹操「ふん、見つけたといっても偶然でしょ。」

袁紹「あーらー、そこの貧乳小娘がなんか言ったみたいですけど・・・斗詩、聞こえまして?」

顔良「ええ、何かひがみっぽいこと言いましたけど、胸が小さいと心もせまくなるでしょうかね?」

 

袁紹と顔良に嫌みを言われて、そっぽを向く曹操

 

袁紹「それにしても服を脱いでの勝負は我々の圧倒の様ね」

文醜「むむ~」

顔良「はい、まあ猪々子はおまけみたいですけど・・・」

「え!?」

「物量なら圧倒的かと・・・・」

と胸を自信まんまにしている袁紹一行だが・・・・

荀彧「量だけで質を問わないとは・・・・・・。いかにも、いくさベタな袁紹軍らしいこと。」

袁紹「何ですってぇ!?」

荀彧「本当の事を言ったまでですわ。それとも無駄な胸の脂肪に栄養を取られて、回転の悪くなった頭では理解出来ないのかしらぁ~~」

 

袁紹が切れて、立ち上がり、口論となる。

袁紹「胸が大きいと頭が悪いなんてとんでもない俗説ですわ!! 」

夏侯惇「そうだぞ。それでは私も頭が悪いということになってしまうではないか!! 」

荀彧「って春蘭はどっちの味方なのよ?」

曹操「ちょっと仲間割れはよしなさい!! 」

諸葛亮「そもそも胸の優劣を大きさでつけること自体間違いなんです!! もっと色とか形とか・・・・感度とか・・・・////」

孫尚香「あら、感度ならシャオのほうが上よ。」

文醜「それならあたいだって!!」

荀彧「いえ、感度なら華琳様が一番です。そうですよね、華琳様?」

曹操「そ・・・それは・・・その・・・・」

袁紹「だったら誰が一番か試してみましょう!」

 

胸のことで大騒ぎになりやがった。

 

関羽「み、見るんじゃないぞ。これは子供も見るもではない。」

 

聞いてたらこっちがおかしくなってくる。そんな事を思っていると、

 

 

袁紹「そうですわ!こうなったら貴方に決めてもらいましょうか!」

 

それはどちらに言ってるのやら。

 

荀彧「ちょっと待ちなさいよ!男に見られたら妊娠しちゃうわよ!」

 

見られたら妊娠はしません。

 

 

袁紹「あーらー負けるのが怖いと言いますの?」

 

 

馬孫「カッカッカー!愉快愉快。」

 

キョン「のんきな事言ってないで、お前からも何とか言ってやれよ。」

 

馬孫「あぁ〜、いい湯だなぁ〜。」

 

 

どうやら上の空らしい。

 

 

袁紹「さあ、目隠しをとってください。」

キョン「だが断る!?」

 

 

とその時

 

???「そこまでだ!!! 」

 

一同は振り向くとそこには全裸の仮面少女の姿が居たとか、ちなみに見えていないからな!嘘ではない!

 

???「乱世の中で力を合わせなければならぬ者たちがこのことで仲間割れするとは・・嘆かわしい。」

袁紹「そういう貴方は何ですの?」

???「私か・・・私の名は・・・・」

鈴々「変態仮面なのだ!! 」

華蝶仮面「変態仮面ではない!! 華蝶仮面だ!! 」

関羽「いや・・それでは変態仮面にしか見えないのでは・・・・」

 

関羽に指摘された華蝶仮面は・・・

 

華蝶仮面「まあ、それはそうとして・・・」

 

 

と華蝶仮面は温泉に入る音がする。

 

華蝶仮面「ジョン殿!」

 

キョン「!?」

 

 

華蝶・・・いや、星が俺の名を呼んだ瞬間、顔に何やら柔らかいモノが・・・

 

関羽「き、貴様何をしている!?」

 

 

関羽さんが叫んでいる。

 

華蝶仮面「何とは・・・」

キョン「んぐぐっーー!! んぐーーーーーー!!! 」

華蝶仮面「あっ♡!ジョン殿・・・」

 

頼むから、そんな変な声を出さないでくれ!?・・・服着ていない状態だと思うから、ダイレクトに柔らかいモノの感触が・・・温かくて、すごく良い・・・・って何を考えてるんだ俺は!! 自重しろっ!!!

 

関羽「・・・・・・・」

鈴々「何か、愛紗凄く怖いのだ。」

諸葛亮「はわわ!?」

キョン「離れろって!! 」

 

 

と何とか抜け出した・・・が

 

馬孫「お?」

俺は誰かの脚に躓き倒れそうになる、そのとき手を伸ばした・・・が

 

ムニッ

 

左手に柔らかい感触を感じた。何だこの感触は?目隠しをしていて、分からない。

 

袁紹「ちょっと何私の胸を触っているですか!?」

 

なっ!?この感触は袁紹のか!!

 

 

キョン「すんませんっ!!?」

 

 

慌てて、手を放した・・・・・・が

ムニッ

 

また左手に柔らかい感触

二人「「ああああああ!?」」

 

ふぅえっ!!!?

 

夏侯惇「貴様!?華琳様の胸を触るとはどういうことだ!?」

荀彧「離しなさい!?変態!?」

 

今度は曹操かっ!!?これ以上は・・・・・・ん?

 

 

キョン「何だか袁紹より大きいような・・・・?」

二人「「!?」」

袁紹「なっ!?ちょっと待ちなさい!?何ですの今の!?」

曹操「あら、私の方が大きいそうよ。」

袁紹「どう見たって私の方が大きいわよ!?」

夏侯惇「というより、早く離れろ!?」

キョン「おわぁっ!すいません!! 」

 

 

手を離し、後ろに下がる。

 

すると、

 

関羽「じょーんーどーの!! 」

キョン「その声は!か、関羽さん!?」

関羽「随分とお楽しみなりましたね・・・」

 

後ろを向かなければよかった。そういう気持ちが二分の一ある。

 

関羽「覚悟は良いですか?」

キョン「ちょっと待って下さい!?」

関羽「問答無用!!?」

 

殴られる覚悟は出来ていた。

 

 

だが、

 

キョン「・・・?」

 

 

なんと関羽さんは俺の両手を掴み、自分の胸に押し当てていた。

 

キョン「か、関羽さん!?」

関羽「・・・ずるいです。私にもしてくれても良いのに・・・////」

 

何かいつもの関羽さんと違う!?

 

 

それにしても柔らか・・・違うっ!! 自重しろっ!!!

 

鈴々「ずるいー!鈴々にもしてー」

諸葛亮「はわわ!だ、だめでしゅ!鈴々ちゃん」

袁紹「こんな貧乳小娘に負けるわけありませんわ!?もう一度、確かめてなさい。」

曹操「あら、何度やっても同じよ。・・・ジョン、さっきの御礼にまた触っても良いわよ。」

荀彧「か、華琳様ーー!?」

夏侯惇「うらやましいー///」

 

俺はどうすればいいんだ!!!??

 

 

しかも馬孫は笑ってるし、

 

華蝶仮面「面白くなってきたが、私は退散する・・・諸君・・・・さらばだ!! 」

 

 

と華蝶仮面は去って行きやがった。

 

 

キョン「逃げるなーーーーーーーーーーーーーー!!!!??」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あとがき

 

 

あいどうも今日は、ガリ眼鏡でーす。

 

 

キョン「同じくキョンです。」

 

 

・・・・・・・・・・・・・

 

 

キョン「・・・?どうした?」

 

 

実は気になることがあってだなぁ。

 

 

キョン「聞こうじゃないか。」

 

 

貴方の本名を教えてくれないか?

 

 

キョン「・・・禁則事項です♪ 」

 

 

・・・・・・・・・チッ!!

 

 

キョン「本当だ。たとえ教えようとしても・・・「キョンさーん!」・・・あっはい!今行きまーす!」

 

 

・・・聞くことも出来ないまま仕事行きやがった。・・・まぁいい、ということで次回、涼宮ハルヒの恋姫、第十話。「孫策、命を狙われるのこと」

 

 

???「見ないと呪うぞ♪ 」

 


 
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