No.66301

北郷一刀争奪戦勃発?(華琳VS夏候姉妹)

叢 剣さん

仕事が忙しすぎて何もできませんでした、久々に更新です、若干ヘタレた分になってしまいました。
蜀は誰VSにしたほうがいいですかね?個人的には愛紗を考えています

2009-03-31 23:56:03 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:30474   閲覧ユーザー数:23177

「何で縛られているんだろう?」

 時をさかのぼること数刻、最初に会ったのは華琳だった。

「あら一刀、どうかしたのかしら?」

「どうかしたかって、どうもしてない、この書簡を持ってきただけだ」

「そう、それじゃ見せてもらうわ」

 受け取ると、すぐに見始めた。

「一刀、来なさい」

「え?」

「いいから来て、座りなさい」

 先ほどまで自分が座っていた椅子に座るように促す。

「あぁ・・・・・」

「こことここ、字が間違っているわ」

 背中から抱きつくようにして、誤字の位置を教えていく。

「か、華琳さん・・・・・なぜ、俺は縛られているんでしょうか?」

「決まっているじゃない、あなたをここから逃がさないためよ」

「な、なぜ?」

「あら、分かっていないのかしら?」

 すでに華琳のコメカミが動いている。

「最近、私のところに来る回数が減っているんじゃない?」

「そうか?」

 昨日から一緒に閨を共にしたものを思い浮かべる・・・・・凪、霞、真桜、沙和、季衣、琉々。

「そ、そうだな」

「どういうことかしら?」

「え・・・・・いや、その・・・・・・」

「どういうことかしら?」

「ご、ごめんなさい」

「謝罪は誰だってできるわ、これから」

「こ、今週は・・・・・華琳とずっと一緒にいるから」

「ばっ!馬鹿じゃないの!ど、どうしてずっとなのよ!」

「ごめん、寂しかっ・・・・・」

 突然扉が大き音を立てて吹き飛んだ。

「北郷!その話待ってもらおう!」

「あ、姉者、やりすぎだ」

「そうは言っていられるか!北郷、お前私たちの相手を先延ばしにする気か!」

「あら、春蘭に秋蘭どうかしたのかしら?」

「か、華琳様・・・・・北郷を私たちに譲ってください」

 はじめてのことに、華琳はおろか、秋蘭、一刀も目を丸くした。

「ど、どういうことかしら?事と次第では譲ってもいいわ」

「私たちはもう15日ほど北郷と閨を共にしていま・・・・・」

「ダメね」

「ど、どうしてですか、華琳様!」

「私は20日だから」

 珍しく、春蘭が華琳に食ってかかっている間に、秋蘭が一刀を縛っている紐を切った。

「姉者!行くぞ!」

「おぉ!華琳様、すみません」

「なっ、ま、待ちなさい!」

「今日だけはすみません!」

 一方、一刀は荷物のように秋蘭に担がれてどこかへと運ばれている。

「な、なんで俺こんな感じで運ばれているんだろう?」

「少し我慢してくれ」

「秋蘭がこんなことするなんて、珍しいね」

「お前のせいだぞ、北郷、お前が私たちにあんなことを教えるから・・・・」

 頬を赤く染めて答えを出す、後ろから春蘭が追い付いてきたが、さらにその後ろから凄まじいスピードで華琳が追いかけてくる。

 その顔は、今まで過ごしてきたはずの彼女達すら恐怖を感じたようで全速力で逃げ始める、その間も秋蘭は一刀を放そうとしない。

「まちなさ~い!」

「はぁ、はぁ・・・・・・姉者、このままでは、追い付かれてしまう」

「そう、だな・・・・心苦しいが、秋蘭、放してくれ」

「すまんな、北郷」

 走っているそのまま落とされた一刀、そのまま地面を転がって行き、華琳を巻き込む。

「きゃぁぁぁぁ!」

 転がるのが止まると、一刀が華琳を押し倒したようになっていた。

「華琳・・・・・・」

「いつまでそうしてるつもり?」

「ご、ごめん!」

「もう・・・・・帰るわ、ついてきなさい」

 何も言わずについて行くと、そこは珍しい温泉であった。

「入るわよ」

「え?俺も?」

「あたりまえじゃないの、貸し切りにしてあるから」

 先に入って待っていると、きちんと前を隠して華琳が入ってきた。

「久しぶりね、こうやって二人でいるのは」

「そうだね」

「ちょっと、もう少し足を開きなさい」

 言われたとおりにすると、足の間に華琳が入り、胸に体を預けてくる。

「これくらいいでしょ?」

「じゃ、じゃあ・・・・」

 こっそりと抱きしめようとすると、その手を両脇に引かれる。

「一人占めはだめですよ、華琳様」

「あ、あなた達・・・・・・」

「そうです、私達にも権利はあります」

 両脇から腕を引っ張り、自らの豊かな二丘に一刀の腕を押しつける。

「一刀、何か腰に当たってるけど?何かしら」

 わざとソレを握る。

「ちょ、華琳・・・・・・くぁっ!」

「華琳様!」

「私たちも・・・・」

「ダメよ、一刀は5日は私のそばにずっといると言ってくれたんだから」

 頬を赤く染めると、一刀から目をそらし、そう言い放った。

「か、華琳様~」

「甘えた声を出しても駄目よ、秋蘭、今回は逃げられないわよ」

 不穏な動きを察知したのか、先に動きを制する。

「申し訳ありません」

 そのままの緊張感を維持したまま、全員が上がった、一刀のあれはびんびんだった。

結局、その後市へ下り華琳の買い物に付き合うと、そのまま華琳の部屋に行き、そこから一歩も出られる筈もなく、そのまま夜になると閨を共にした。

「一刀・・・・・もう、放さないんだから、ずっと、ずうっと一緒だからね・・・・・・」

「華琳・・・・・って、寝言か」

 


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
155
16

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択