アリーナ内空中にて
やぁ読者の皆、織斑一刀だ
ハッキリ言おう!・・・・・・やり過ぎた
まだ『出雲』では試作段階のデバイスを使って白き魔王が閃光の雷刃(黄金の死神)にブチかました。極太ビームを直撃させてしまった
それを喰らってしまったミス・オルコットを抱えてピットに戻っている最中だ
非殺傷設定で撃ったけど、念のため医務室で検査しないと
俺は放心している千冬姉さんや山田先生、箒を放置してISを解除してミス・オルコットを抱えて(御姫様抱っこ)医務室に向かった
因みに今の俺の恰好は制服のままだ、これはISスーツと同じ素材を使っているからいちいちISに乗る時に着替える手間が省けて助かる
そして胸元には紅い宝玉『レイジングハート』を首から下げている
医務室
俺はオルコットを寝かせたベットのすぐ横に椅子を持って小説を読んでいる
一応検査したが全身に少し重い疲労が蓄積しているらしいが。体に異常は見られない、しばらく安静にしていれば大丈夫だと担当医に言われ俺は看護をしている・・・・・・・流石に少し負い目があって・・・・・な?
扉には立札を掛けておいたので千冬姉さんや職員の人しか入室できないようにした
中には俺と眠っているオルコットの二人だけ、静かな時間が流れ流れて夕暮時
眠っていたオルコットが目覚める
セシリア「う・・・んっ・・・・・ここは?」
一刀「ああ、起きましたかミス・オルコット」
セシリア「わたくしは一体?」
一刀「此処は医務室です、アリーナでの出来事覚えてませんか?」
セシリア「アリーナ?・・・・・・っ!そうですわ・・・・わたくしはアナタに敗れたのですね」
一刀「ええ、勝たせていただきました」
セシリア「なぜか体中にひどい痛みが走りますわね」
セシリア「それにアノ光もそうですが、アノ姿は何だったのですか?ファーストシフトとも違いますし、認証コードを使うなど聞いた事などありませんし。その・・・・・・・・素顔もすてきでした//////」
一刀「うん?(気のせいかな・・・・・まぁいいか)」
一刀「アレはデバイスと呼ばれる、現状『出雲』でも私以外は作れないし使えない欠陥品です」
一刀「人の持つ精神や意志の力・・・・そうですね。強い思いを力に変換し、使用者に力を与える者とでもいもってください」
セシリア「そうですの『出雲』製の特別な物でしたのね、道理で知らなかった訳ですわ」
一刀「ええ、私と『出雲』の主任(俺と束姉さん)と副主任(クロエ・クロニクル)しか知りません。今日各国に知られてしまいましたけど(一応箒も知っている)」
一刀「話しを戻します。このデバイスは人間が持つ精神力を力に変換すると言いましたね?」
一刀「人は雑念が多いですが心が凄く強い生き物です、コレを元に作ったのがデバイスです」
俺は胸元に下げている紅い宝玉を揺らして見せる
セシリア「綺麗ですね///」
一刀「ありがとうございます」
一刀「そしてこのデバイスで生み出した力が『魔法』と言います。俺を中心に風が吹き荒れたのは魔力を解放した余波だと思ってください」
一刀「そしてアリーナでは、デバイスの起動式を唱えISと一つになる『ユニゾンシステム』を使いました」
一刀「『ユニゾンシステム』はデバイスが持つ個人の力を、ISに融合する事によってデバイスの力を倍増しISでも『魔法』を使えるようにするためのシステムだと思ってください」
一刀「本来、『魔法』はデバイスを持たないとまず発動できません、デバイスは魔法使いの杖とお考えください」
一刀「之の利点はISでも魔法が使え、ISそのものがデバイスに変化し力を何倍にも増幅し、IS本来の武装とデバイスの両方を使えることです」
一刀「そしてこの魔法最大の利点は『相手にケガを負わせずに倒す事が出来る』事です。血を一滴も流さずにですよ?」
一刀「と言っても強力過ぎる攻撃の直撃を受けると今のミス・オルコットの様に体にダメージが残りますがね」
セシリア「素晴らしいですわ!!」
此処まで静かに俺の説明を聞いていたミス・オルコットが突然起き上がり
瞳にキラキラとさせて俺に詰め寄った・・・・・ついでに両手を握られた
セシリア「わたくし幼少の頃からアーサー王や魔法使いに憧れていましたの!その乙女が一度は夢見る魔法が今、目の前にあるなんて。そしてそれを『一刀さん』が創り出し使えるなんて凄いですわ!!?」
一刀「え~っと、光栄です?」
セシリア「先ほどの説明ですと、雑念を取り除けば私でも使えますの?」
一刀「ええっと、まぁ色々と条件が有りますけど」
セシリア「どんな試練でも潜り抜けて見せますわ!!」
近い!顔が近い!!どのくらい近いかと言うと鼻先とおでこがくっ付くくらい近い!!?
その事を指摘するとバッ!っと手を離してベットに座り込んだ
顔が真っ赤になっているが幾分落ち着いたところで彼女は俺に対してこの前の非礼を詫びて来た
コレに俺は了承して、先ほどの続きを話す
一刀「魔法を使えるようになる条件とは大きく分けて三つほどあります」
一刀「一つ、『自分と向き合い・自分を知り・自分を受け入れ・自分を律する』事です。此処で自分と心
を否定したり認めないと力が暴発したり使えず、コントロールが出来ません」
一刀「二つ、『揺るぎない祈り・誓を魂に刻め』之は精神論ですね。心が乱れると力も乱れてしまいます」
一刀「三つ、『己の力に溺れること無かれ・勝利の美酒に溺れること無かれ・戦いに溺れること無かれ』之は条件と言うよりは。使える者への規則の様な物ですね」
セシリア「騎士道精神や貴族の在り方に近いモノを感じますわね」
セシリア「長々と説明してくださってありがとうございます一刀さん」
一刀「いえ、例には及びませんよ。ミス・オルコtt『セシリア』・・・・・はい?」
セシリア「わたくしの事はセシリアと御呼びください。変わりにわたくしも一刀さんと呼ばせて頂きます」
一刀「解かりました、『セシリア』それで今日衆目にされしてしまったので問題ありませんよ」
セシリア「あら、敬語も入りませんことよ?それにアリーナでの話し方や姿の方が素敵ですのに。どうしてそのような恰好を?」
一刀「見たならわかるでしょう?アノ状態ですと無用な争いや面倒事が向こうからやってきますから。幼少の頃からこの格好になりました」
一刀「御蔭で外見に関わらず私と親しくしてくれるクラスメイトや友達と『タダの一刀』として接してくれるんです」
セシリア「そうでしたの、優れた容姿と言うのも大変ですのね」
一刀「キレイな貴女に言われても説得力がありませんよ」
言ってすぐにやっちまったと気付いた、セシリアはトマトの様に真っ赤になって俯いている
おまけに頭から蒸気が・・・・・・!?
頭から湯気を出し始めたセシリアを落ち着かせた俺は医務室を後に部屋へと戻る
その後部屋に戻った俺は待っていた箒と夕食を一緒に作りを始める
すると何処かからかのほほさんが某電気鼠のキグルミを着て部屋に押し掛けるようになって何時も三人で夕食を取る様になった
のほほさん曰く『おりむーのご飯は美味しくて匂いにつられちゃったのだ♪』との事
ついでに食後のお茶と共にお茶請けも食べるのだが食べ過ぎないように注意しなくてはならない
翌日、食堂や教室で昨日の事で質問攻めに会うと思っていたのだが、一部の女生徒が俺を見ると顔を背けたり、顔を赤くしている娘が大多数だった・・・・・・素顔を晒すんじゃなかったよ。山田先生が顔を真っ赤にして俺と目を合わせてくれないし狼狽して授業がグダグダに
それでも俺に話しかけて昨日の事を聞いてい来る女生徒には「国を通じて『極東武蔵』と交渉すれば情報を貰える」と言って置く。対応は基本的にクロエに任せている・・・・・・束姉さんには無理だからね。それに人員不足だしorz
めでたく?クラス代表になった俺を祝して明後日。食堂を借りてパーティーが開催される
・・・つづく?
あとがき
どうもアサシンです
魔砲を喰らった英国淑女が堕ちました、NさんとFさんが海上でドンパチやった後、仲良しになった時と同じですね♪
そしてデバイスの説明を入れました、一刀が持っているのは完成形です。As編ではなく無印編を元にしてあるのでまだマガジンは付いていません
更にオリジナル性を出す為にリンカーコアではなく精神力で魔法が使えるようにしました・・・・・・・これが普及したらISとは別の意味で凄い事になりそうです、特に警察機関が
では次回予告へ
次回 真・恋姫IS学園編 第三話
祝賀パーティーとツインテール
ではでは
再来~~~
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セシリアを吹っ飛ばした一刀は彼女を医務室へ送り届ける
しかし彼は魔王の一撃の本当に怖い力を忘れている