No.653816

【獣機特警K-9ⅡG】お嬢様ヒロインにできること【交流】

牧場の宣伝も兼ねてます(色々な意味で)

少なくとも遠征している人たち
陽子:http://www.tinami.com/view/647490
デビッドさん:http://www.tinami.com/view/647097

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2014-01-11 22:49:11 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:827   閲覧ユーザー数:794

「バトル戦隊シリーズ」は伝統的に有名観光地などでロケを行ってきた。「刑事戦隊パトレンジャー」も例外ではなかったが、「パトレンジャー」ではそのロケ地として、観光施設が充実していることやパトイエロー・市川マナミ役として出演している西山陽子の父親が経営していることが買われて西山牧場が選ばれたのである。

 

そして収録の日、収録現場は観光客や牧場従業員の子弟を中心とした野次馬が大挙押し寄せた。

 

「あ、本物のパトレッドだ!」

「バニラちゃんかわいいー!」

 

子供たちから歓声が上がる。

 

「お嬢様…本当に立派におなりあそばされて…。」

「あ、元スカイブラックだ。懐かしい。」

 

とこれは年配者の感想である。

 

そして初日の撮影は盛況のうちに終了した。

 

「お疲れ様でしたー!」

「じゃあホテルに帰るか。」

 

ほとんどの出演者やスタッフは投宿先であるリゾートホテルへ帰っていく。しかし…

 

「じゃあ陽子、今日はしっかり親孝行して来いよ!」

「はい監督!」

 

陽子だけは会社の配慮もあり牧場の本部近くにある実家へ帰るのであった。

 

「このリブステーキ旨っ!」

「チーズもスーパーのとは全然違う!」

「地ビールもいけるよ。敏郎君もどう?」

「止めときます…。飲んだら明日確実に起きられません。」

 

リゾートホテルで出演者やスタッフが牧場料理に舌鼓を打っている頃…

 

「お久しぶりですねお嬢様。本日はお嬢様の大好物のクリームシチューを用意しました。」

「ありがとう!」

 

陽子も実家で久しぶりに家族と食事をすることが出来た。

 

「なあ陽子…。」

 

その席で陽子の父親が感慨深げに話しかける。

 

「改めて思ったんだが…お前今凄い仕事してるんだな。」

「え?」

「いやな、取引先の人からサインねだられたり、従業員から「子供が今度のロケをすごく楽しみにしているんですよ!」と言われても「ホントに?」とか思ってたんだよ。」

「…。」

「でも今日集まった人だかりとか歓声とか…思ったよりずっと凄かった。…放映は2月までだったな?」

「うん…。」

「そのときまで全力で取り組めよ!」

「…うん!」


 
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