慧音「成る程な。いきなり特徴的な女にこっちに来てもらうと言われて、空に放り出されたと」
リーナ「ざっくり言うとそうなります」
私は、覚えているかぎりの事を話した。
慧音「・・・文々。新聞に書いてあった、二人の内の一人ということか」
リーナ「はい? なんですか?」
慧音「いや、なんでもない。とりあえず、君に伝える事がある。この世界は幻想郷といって、君が住んでいた世界とは違う世界ということだ」
リーナ「・・・はい? 」
私は、慧音さんにこの世界の事を聞いた。
人間だけでなく、妖怪なども住んでいること
こっちの世界ほど技術が発展してないこと
そして弾幕や魔法というものがあること。
慧音「今すぐ理解しろとは言わない、が、なるべく早く理解してくれ」
・・・え〜、私って異世界に来てたの?
慧音「それとちょうど朝食が出来てる。あっちの部屋に用意してあるから食べるといい。お腹が空いているだろう。さっきからなっているぞ」
リーナ「え!? 」
気づかないうちにお腹がなっていたらしい。うわ〜、恥ずかしい!
慧音「食べ終わったら、また言ってくれ。会わせたい人物がいるから」
リーナ「分かりました」
案内された後、慧音さんはそう言って出て行った。
さて、お腹も空いたし食べよう。私は用意されていた食事を食べ始めた。
・・・数分後
リーナ「ふぅ、おいしかった。そういえば、食べ終わったら呼ぶようにいってたっけ」
・・・あれ? どこにいるの?
慧音「食べ終わったか? 」
・・・何この人。タイミング良すぎる。
リーナ「はい、おいしかったです」
慧音「なら良かった。さっきも言ったが、会わせたい人物がいるからこっちに来てくれ」
リーナ「はい」
会わせたい人物って誰だろう? あの変な女の人かな? そう思いながらついていくと、縁側に座っている、少しチャラそう? な人がいた。
慧音「妹紅。連れてきたぞ」
彼女・・・妹紅は、おう、といいながら立ち上がり私に挨拶してきた。
妹紅「私は、藤原 妹紅。迷いの竹林で道案内をしている」
リーナ「私は、リーナ・サエリズムです。初めまして」
慧音「リーナ。彼女が君をここまで運んできたんだ」
あ、この人が私を運んでくれた人なのか。
リーナ「運んでくれて、本当にありがとうございました。おかげさまで、助かりました」
妹紅「いや、いいよ」
慧音「リーナのことは、すでに妹紅に話してある」
リーナ「あ、そうなんですか」
妹紅「あぁ、話しは聞いた。色々大変だな」
リーナ「いや〜、それほどでもないですよ」
実際は死にかけましたけどね〜、とは言わなかった。
今、こうして無事だから気にしてないしね。
妹紅「お前はこれからどうするんだ? 」
リーナ「とりあえず、この世界を色々周ってみようかと思ってます」
異世界にきちゃったもんは、しょがないよね。それに異世界って楽しそうだし。
慧音「それなら幻想郷の地図をやろう。無いよりましだろう」
そういうと部屋からこの世界の地図らしい物を持ってきてくれた。
リーナ「ありがとうございます」
慧音「こっちの世界に来てしまったんだ。一度、幻想郷がどういう場所なのか把握しておいた方がいいだろう」
リーナ「はい」
こうして、私は幻想郷を巡って見ることにした。早速私は寺子屋を出ることにした。
慧音「気をつけるんだぞ。また困ったことがあれば、ここへ来るといい。私か妹紅が、助けてやるからな」
リーナ「ありがとうございます。お世話になりました」
妹紅「元気でなー」
こうして私は幻想郷を知るべく寺子屋を出発した。
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リーナはとりあえず、やることを決めました