俺の甘さのせいで…………
蓮華が………死んでしまった………
もう容赦はしない………!!
全力で叩き潰す!!
三節 〜俺はお前を倒す男だ!!!〜
一刀「響窃……覚悟しろよ………!!」
響窃「貴様もな………北郷!!」
俺と響窃は互いを睨みつけ合い、威圧をした
っと、そこへ
思春「北郷…………」
片足を引きずって顔を顰めた思春が話しかけてきた
一刀「思春………?どうした?」
思春「私も………戦う……………」
雪蓮「思春!!?何を言ってんの!?」
于吉「その体では無理ですよ!」
于吉が言ったとおり、思春は響窃との戦い及び時間稼ぎにより、思春は数十ヶ所の骨が折れてしまったのだ
于吉の応急措置によりどうにか歩ける程度まで回復したのだが…………
あくまでも応急措置だ……戦うなど出来るはずがない
一刀「思春…………その体では無茶だ…………ここにいるんだ」
思春「貴様の情けなど無用だ!
私は……響窃により君主を失ってしまったのだ………」
一刀「思春………」
責任を感じてるんだな………
その気持ち………痛いくらいわかる………けど
一刀「思春………君の気持ちはよく分かる…………」
思春「分かるのなら…………!!」
一刀「だが……それは出来ない」
思春「っ!!何故だ!!?」
一刀「まずその体で戦闘に出れば今度は思春、君が死んでしまう………」
思春「………………」
思春は何も言わず黙っていた
一刀「そして………何より………」
一刀「響窃は………必ず俺が倒す…」
思春「っ!!」
思春は一瞬目を大きく見開いた
一刀「だから思春、俺に任せてくれ」
思春「貴様に……か?」
一刀「あぁ、俺を信じてくれ……」
思春「……………」
一刀「…………………」
俺と思春は互いの目を見合っていた
まるで心で会話をしているように……
思春「……………いいだろう」
一刀「思春!」
思春「但し………」
一刀「??何だ?」
思春「絶対に勝て…………いいな?」
一刀「…………当たり前だ」
思春は優しく微笑み
思春「頼んだぞ………『一刀』」
俺の名前を言った
一刀「任せろ、思春………っ!!?」
その瞬間、
ピュン!!
俺は背後から何かが飛んでくるのを感じ、
一刀「思春!!」
思春「っ!!」
シュンッ!!
咄嗟に思春の体を引き寄せ、『空走』を行った
一刀「くっ!…………大丈夫か?思春………?」
思春「あ、あぁ………大丈夫だ……」
一刀「??本当に大丈夫か?顔が赤いぞ?」
思春「〜〜〜っ!!大丈夫だと言っているんだ!戦闘に集中しろ!!」
ドカッ!!
思春は俺から離れ蹴ってきた
一刀「いてっ!?分かったから!」
前を見ると響窃が呆れ顔で『空立』していた
響窃「何時まで遊んでいるのだ……?」
響窃が話しかけてきた
一刀「遊んでなんかいないだろ?
それに、不意打ちに『極死の閃光』を放ってくるお前に言われたくないな……」
響窃「区切りを付けだけだ………
なんなら『極死の宝玉』を放ってもよかったのだぞ?」
一刀「そしたら、また………」
シュンッ!!
響窃「っ!?」
一刀「蹴り返すだけだ!」
フォン!!
ドカッ!!
響窃「むっ!?」
俺は『空走』をして殴りかかったが、響窃はそれに反応しガードをしてしまった
一刀「皆のためにも必ずお前を倒す!!」
響窃「ふっ………貴様に出来るのか!?」
ブォン!!
響窃は片手に『極死の剣』を出現させ
響窃「勝つのは………この響窃だ!!」
フォン!!
俺の首目掛けて斬りつけてきた
一刀「当たるものか!」
体を屈めたことにより斬撃を躱した
響窃「くたばれ!!」
フォン!!
響窃が殴りかかってきたので
一刀「お前がな!!」
フォン!!
俺も同様に殴りかかった
ドカッ!!
ドカッ!!
響窃「くっ!」
一刀「くっ!」
足や肘で攻撃を受け止める俺と響窃
響窃「おおぉぉぉっ!!!」
一刀「はあぁぁっ!!」
俺と響窃は大声を上げ、激しく衝突し
フォン!!
フォン!!
ドカッ!!
フォン!!
ドカッ!!
フォン!!
高速の殴り合い、蹴り合い、斬りつけが始まった
響窃「ぬああぁぁっ!!」
一刀「でりゃあぁぁっ!!!」
フォン!!
ドカッ!!
フォン!!
ドカッ!!
フォン!!
響窃「勝つのは……この響窃だぁ!!!」
ピュピュピュピュピュピュピュン!!
一刀「っ!!『極死の光波』か!!」
響窃は一瞬の隙をつき、『極死の光波』を放ってきた
一刀「ぐっ!!?」
咄嗟にガードしたものの、数発喰らってしまった
響窃「死ね、北郷!!!」
ピュン!!
留めに『極死の閃光』を放ってきたが
一刀「おっと!」
俺は紙一重で躱した
そして
一刀「ぬぅあっ!」
ゴオッッ!!
『龍走』を行い、高速で響窃に近づき
響窃「くっ!?しまった!」
一刀「俺は!!」
響窃の体に右の掌を添え
一刀「お前を倒す男だぁ!!!!」
響窃「くっ!!」
一刀「『掌撃波(しょうげきは)』!!」
ゴォンッ!!
響窃「ごはっ!!?」
俺の新技、『掌撃波』を放った………………
……終……
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一刀の油断により蓮華が『極死の閃光』を喰らい死んでしまった……
一刀や雪蓮達に悲しみと怒りが入り混じり
絶望に陥ったしまった……
そして怒りの一刀が新たなる技を発動する!!