黄巾の乱 太平道の教祖張角が起こした農民反乱。
目印として黄色い頭巾をつけていた事からそう呼ばれていた。
霊帝は何進を大将軍としこれを討伐。
しかし大陸中に広がった反感は拭えず帝の威厳はますます減少していく。
この世界では張角達は女性である。
しかも処刑されず、むしろその民衆を寄せ付ける力を気に入った曹操が張三姉妹を自分の配下に加え集結させた。
もちろん、その事は偽りが混じり報告されている。
民が不満を露わにし君主がそれを無くすため奮闘していく、ここからが三国志の始まりとも言えるかもしれない。
そのころ将来の蜀を率いる筈の劉備たちは………
「桃香…そろそろ独立しろ」
「白蓮ちゃん…もう私の事なんてどうでもいいのね…あんなに一緒だったのに〜夕暮れはもう違う色〜……」
「いや、別にそういうわけじゃなくてだな。それとその歌いいな」
「私もふと頭に浮かんで良いなって思った」
「そうか、じゃあ近いうちに独立しろよ?」
「えっ?!本気!!」
ただいま追い出されようとしている劉備でした。
まああんなに迷惑かけたしここに来て結構立つしな。
「そろそろいい頃合いだと思ったからな。それに義勇軍も最近増えて来ただろ?兵糧は兵の分も分けてやるから」
「白蓮ちゃん…」
「一生の別れってわけじゃないんだ。それに桃香が言ってたんだろ、沢山の人を救いたいって」
「わかった。みんなと相談してみるね」
「ああ」
「じゃあいってくるね!」
「桃香!」
「ん?なあに白蓮ちゃん?」
「頑張れよ」
「………うん!!」
次の日
「悪い桃香、独立しないでくれ!」
「えー?どーしよっかなー?」
「頼むよ」
「でもなー、出ていけって言われたしなー」
「くっ…一刀頼むよ」
「俺ー欲し本がーいくつかあるんだよなー。でもー最近浪費が激しいんだよなー。あー困ったなー(棒読み)」
「……この…馬鹿兄妹がぁぁぁぁぁぁぁ」
「どこ行くんだ?」
「金取ってくるんだよ!」
買ってもらいました、一冊じゃなく四冊です。
ほんと、酷い話ですね(笑)
「桃香、白蓮が頼ってるんだ。仕方なく聞いてやれ」
「うんわかった、仕方なく聞くねー!」
「こいつら………」
「あ、一刀さんに言われたから残るんだからね!」
「わかってるよ!!」
(((うちの君主達鬼畜過ぎて不安になってくる…)))
「突然言ったことにはワケがあるんだ…袁紹からなこれが届いたんだ」
そういって白蓮は桃香ではなく朱里に檄文を渡す。
真名は交換済みだぞ、見えないところで済ましておくのが俺の流儀です。
縁の下の力持ち格好良くない?関係ないですね、すいません。
あ、趙雲は朝議にほとんど出席してないぞ!
「…………」
「朱里ちゃん?」
そっと朱里は雛里に渡した。
「…………」
「雛里?」
そっと雛里は俺に渡してきた。
「いや読めよ!」
「ご主人様が読んでください私達は読みたくありません」
堂々と職務放棄しやがった。
俺も難しい文章はまだ読めないんだが。
中身を開いて俺はそっと閉じた。
「よし、白蓮見捨てて独立しよう」
「やめてくれー!」
「いい加減読んでくださいご主人様!」
愛沙が怖いのでちゃんと読みますごめんなさい。
だって…こんなん読みたくないし…。
軍師二人が読みたくないって言ったんだぜ?
そんなもん俺も読みたくねーよ!
「えー………オーッホッホッホッホ!」
「ふざけてないでちゃんと読んでください!!」
「俺は真面目だ!そう書いてあるんだから仕方ねーだろ!」
てか笑い声(?)なんてかくなよ…。
読みづらいわ…それになんて笑い方してんだよ…。
「つまりだな童貞……じゃなかった。董卓って人が調子こいて悪政してるらしいから一緒にやっちまおうぜっ!っていう誘いだ」
みんながここで考えつつ桃香の答えを待ってる状態だ。
間違えたことに関してはスルーですさみしいな。
鈴々は何も考えてなさそうだが。
いや何食べようか考えてるのかもな。
「困ってる人がいるなら助けに行かなきゃ!」
「まあお前ならそういうと思ってたけどな、いろいろ複雑なんだよ」
「どういうこと?」
「朱里、説明頼んだ」
「…分かりました。まずこれが本当のことかどうかですね。これを確かめるにはもう時間がないのです。次にこれが罠という可能性です。これは袁紹さんが自分たち程度の事は目にも留めてないと思いますので限りなくないと思います。最後に袁紹さんから来たということです。多分かの有名な孫家や今絶好調の曹操さんのところにも届いてることでしょう。他のところにも届いてるでしょう、そして皆賛成の姿勢を見せるはずです。これを無視するということは反董卓連合を敵に回すということですのでウチも賛成の姿勢を取らざる負えないのです」
「えーっとつまり?」
「こちらの意思は関係なくコレが届いた時点で反董卓連合に参加しないといけないということです」
「まあ董卓が本当に悪政してたら倒せばいいし、して無くても連合に参加してたら少しぐらいは領地もらえるかもしれないってわけだ」
「良い政治をしていたら董卓さんかわいそうじゃない?なんとかできないの?」
また難しいことをすんなり言ってくれる。
言うは易し行うは難しという言葉を知らんのか…知らんのだよな。
「こっそり保護するしか無いだろうな、着いてくるかは別として。バレたら連合に消されるけどな」
「じゃあ助けようよ!出来ることはなるべくしたいから」
…成長したのか?
いや、変わってないな。
分かり合えるとしんじているだけか。
董卓イコールすんげーでぶってイメージが付きすぎてる。
さて実際はどうなることやら…
さて、やってきました反董卓連合。
人が多すぎて酔いそうだ、まるで人がゴミようだ。
「桃香と一刀ついて来てくれないか?各諸国の代表が集まって話し合うところに行くんだよ」
「桃香と朱里だけついて行けばいいだろ、しっかり勉強してこいよ。確かに江東の小覇王を見たかったけど!見たかったけども!!予想だと全員女の子なはずだから男の俺が行くと浮いてしまいそうだから行かない!」
「……適当に理由つけてごまかしたな?まあいいや、じゃあこっちは頼んだぞー」
「あらほらさっさー」
いや、任されても俺はやることなんて無いし。
やるとしても読書か運動ぐらいだな。
「隊長、我らはどうしていましょう」
「……隊長?」
「はい、北郷隊長です。親衛隊の隊長です」
「…聞いてないんだけど。誰が言ってた?」
「北郷さまと劉備さま以外の方々です。到着するまで言うなと言われてましたので…」
「……親衛隊ってことはウチの中で優秀な人材ばかりのところにおれいらんだろ…」
「それが、なにぶん私たちには知力がなさ過ぎて…」
「まあいいや、つまり桃香のそばから離れなきゃいいんだろ?」
「簡潔に言うならばそうです」
「…むしろ願ったり叶ったりだわ…」
「何かおっしゃいました?」
「別に。てかお前名前はなんて言うんだ?」
「関平です。副隊長の任を授かっております」
「関平って…前はもっと口調荒くなかったか?」
「関羽様を見習いました!」
そういえばこいつ愛沙に賊から抜かれてきたんだったな…。
賊だった自分を引き抜いてくれたことに感謝して慕ってたんだっけ。
「まあこれからよろしくな」
「はい」
俺たちは白蓮に着いてるというからって弱い勢力と認識されるはず。
だから前線ってことはまずないし、あったとしても攻めるのはまだまだ先なはずなので部隊に休む支度をさせた。
流石に俺らみたいな弱小を前線を任せるわけないだろ…。
てか汜水関か、でっけーなー。まだかなり遠くにいるはずなのに少しだけ見えるや。
あんま覚えてないけども確か三国志演義だけ虎牢関と汜水関が別の場所にされてるんだっけ。
本来は同じもののことだったはず。
さっき朱里に聞いたところ別々にあるって言ってたから演技が元になった世界観なんだろうな。
となると、華雄と張遼が汜水関の防衛かな?
まあ前線ってわけじゃないから考えてもどうしようもないけどな。
俺も腰から下げてるだけのお飾り日本刀でも掃除しよう……。
「おにいちゃぁぁぁぁぁん前線任されちゃったよーーー><」
「なん………だとッ?!」
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投稿間隔ながっ!?
……すいやせん。
ほんとすいません…
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