No.640679

リリカルなのは~翡翠の戦士と7つの才牙~

第四話 共闘(前編)

2013-11-28 17:36:51 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:4350   閲覧ユーザー数:4072

「……殺りすぎたかな?」

 

「手加減すれば良かったですね…」

 

戦いが終わった後、剣也とウィルは少し反省した

 

「あ、ロード、"闇"のプロセス組み込み終わりました。次から使う事が出来ますので」

 

「お、サンキュー…「あの…」ん?」

 

ウィルと会話しているといきなり金髪をツインテールにした女の子が話しかけて来た。よく見ると他にも何人かいる

 

「初めまして、時空管理局、嘱託魔導師のフェイト・テ スタロッサ・ハラオウンと言います」

 

「あ、これはどうも御丁寧に、柊 剣也と言います」

 

「同じく嘱託魔導師の高町なのはです」

 

「同じく嘱託魔導師のの八神はやて言います」

 

「ヴォルケンリッター、烈火の将 剣の騎士 シグナム」

 

「紅の鉄騎 鉄槌の騎士ヴィータ」

 

「風の癒し手 湖の騎士シャマル」

 

「蒼き狼 盾の守護獣ザフィーラ」

 

「時空管理局"無限書庫"司書のユーノ・スクライアです」

 

みなさん、御丁寧に挨拶してくれた

ヴォルケンリッター?どこかの部隊かな?

 

「お話しをお聞きしたいので一緒に来て頂けると…」

 

「良いですけ「ロード!!」なんだ?ウィル」

 

「下から魔物の大軍!!」

 

「お前ら飛べ!!」

 

ウィルの言葉を聞き、敬語も投げ出して叫んだ。

緊急事態に敬語を使う暇なんかないのだよ

 

「!!」

 

それを聞き瞬時に空へ飛んだ。

さすが管理局…慣れている

 

「(大人達はまだしも、子どもが慣れているのはどうかと思うぞ…時空管理局)」

 

てか子ども働かせんなよ、腐ってんな…やっぱりあそこの上は

 

そう思いながら後に続いた

 

「な、なに…?あれ…?」

 

「イソギンチャク…?」

 

「な、なんかウヨウヨ出てきた!?」

 

「ちょっと可愛い…かしら?」

 

シャマル!?

 

「見たことないよ…あれ」

 

「…………(汗)」

 

あれ?ザフィーラ?

 

半透明の緑色(マンガで読んだが、アニメは見たことないのでイメージカラーにした)のモンスターを見て皆それぞれの反応を示した

てかフェイト……イソギンチャクは惜しいな、アレはツチギンチャクだ

シャマルよ…お前にとってアレは可愛いのか…?

ザフィーラ…苦手か?アレ…

 

その中でも全く別の思考を示したのが二人いた

 

「あんなもの、レヴァンティンの錆びにしてやる」

 

「あんな奴ら、アイゼンの頑固な汚れにしてやるよ」

 

シグナム、ヴィータの二人である

 

「やめんかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

「ブックフォーム」

 

「突っ込み専用秘技"ペンは剣より強し"(別名 知識のハンマー)!!」

 

ズバァン×2

 

それを聞いた剣也はウィルを万辞苑と書かれた分厚い本にしておもいっきり叩いた

 

「な、なにをする!?」

 

「今、すげぇ痛かったぞ!?」

 

「痛くしたんだよ!!お前らなにも考えないで突っ込む気か!?どんなモンスターかわからないのに!!」

 

「「うっ…」」

 

「彼奴等がどんなモンスターか教えるから、それまで待て、みんな~、一回集まれ~」

 

遠くから先程の攻撃を見ていた他のみんなは冷や汗をながしながら集まった

 

「さて、あのモンスターだが、"ツチギンチャク"っていって土中に潜み近くに来た人間を取り囲んで襲う。彼奴の厄介なところはな、通常の武器や風、水による攻撃は殆ど効果が無く、しかも分裂してしまうから、相手にするにはかなり厄介な魔物なんだ」

 

「弱点はないの?」

 

「あるにはある……ウィル」

 

「了解、ソードフォーム、モードダガー」

 

ウィルは短剣になり、剣也の腰には鞘が装着され、剣也はウィルを鞘に納めた

 

「固定確認」

 

「あ、そうだ……応援って来るの?」

 

ウィルが固定したのを確認し、剣也が質問した

 

「え、うん……一応来るけど時間がかかるらしいよ?」

 

「連絡しておいてくれないか?一々説明するの面倒くさいから」

 

「わかった」

 

「それと……」

 

「?」(全員)

 

「俺が戦ったあとは絶対触るな、いいな?」

 

「?わかった(の)」(全員)

 

全員が頷いたのを確認して降りていった

 

「さて…始めるか」

 

「咄嗟の防御はお任せを」

 

「お願いね」

 

そう言いながら、手を上にかざし…

 

「ミルファさん直伝、"天撃の落雷"」

 

空から落雷を…

"自分"に落とした

 

「………えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!?」(全員)

 

「自分に落とした!?」

 

「失敗!?」

 

「待て、良く見ろ」

 

なのは、フェイトは焦り、ザフィーラはそれを落ち着かせた

 

「スゲー……」

 

「綺麗やなぁぁ……」

 

「まぁ……」

 

「ほぉ……」

 

ヴィータ、はやて、シャマル、シグナムの順に感嘆していた

 

そこにいたのは……

 

「さぁて……」

 

翡翠色の雷を纏った

 

「大掃除の……」

 

剣也がいた

 

「始まりだ」

 

そう言いながら回し蹴りを放った

 

「武天流体術、斬鎌脚(ざんれんきゃく)」

 

自分が編み出したモンスターとの戦いを想定した流派を使い、ツチギンチャクを次々と倒していった

 

「剣斬手(けんざんしゅ)!!」

 

手刀で斬ったり……

 

「鉄球頭(てっきゅうとう)!!」

 

頭突きで消し飛ばしたり……

 

「棍突拳(こんとつけん)!!」

 

突きで消し飛ばしたりした

 

全ての攻撃に雷が付いているのである……消し飛ばない方がおかしい

 

「止めの……雷轟裂波(らいごうれっぱ)!!」

 

雷を伴う衝撃波を生み出し、残りのツチギンチャクを吹き飛ばした

 

「ふぅ……」

 

剣也は一息つき、皆の元へ向かった

 

「お待たせ~」

 

「す、凄いね……」

 

フェイトは呆然としながら言った

 

「そうか?……此れからがほんとの戦いだぞ」

 

「?どういう事?」

 

なのはの質問に剣也は指さして答えた

 

そこにはツチギンチャクが一匹土に潜っていき、なんか段々大きくなっていった

 

「なんやあれ!?」

 

「(゜ロ゜)ポカーン……」(はやて、剣也以外)

 

何故だろう……シグナムのポカーンとした顔を見てみたいのは作者だけだろうか……?

 

「ツチギンチャクは普段は小さく分割して、強い敵を相手にしたり、大きい物を捕食する為に集まって大きくなるんだ」

 

「スライムか!!?」(剣也以外の全員)

 

どんどん大きくなっていく……

 

「大きくもなるし、力も強くなるけど一匹だけになるから此方としては好都合……」

 

そして巨大化が終わる頃……

 

「(゜ロ゜)ポカーン……」(剣也含む全員)

 

ツチギンチャクは……

 

見上げる位大きくなりました

 

因みに今剣也達は地上100mにいる

 

つまり少なくとも100m以上はあるという事である

 

「デカ過ぎ(るわ)(なの)(や)(るよ)(だ)(よ)!!!!」(全員)

 

何匹集まりゃそんなでかくなんだよ!?

 

「あの大きさは見た事無いぞ!?」

 

剣也も思わず突っ込む程の大きさであるという事をわかって欲しい……

 

「まぁ、倒しかたは同じだから良いけど」

 

「どうするの?」

 

ユーノの質問

 

「熱のある攻撃で奴を溶かす」

 

「溶かす?」(剣也以外の全員)

 

「うん、この中で"電気"又は"炎熱"の変換資質持つ人は?」

 

「私だよ」「私だな」

 

ふむ……フェイトとシグナムさんか……

 

「二人はミドル、又はロングレンジから攻撃して、クロスレンジは自殺に近い」

 

「「わかった」」

 

「あと、カートリッジシステムの付いたデバイス持っているのは?」

 

「私(だよ)(なの)((だ))」

 

「高町、ヴィータはカートリッジ貸して」

 

「?うん」「どうすんだ?」

 

カートリッジを渡された剣也は魔法陣を展開、雷の紋章をまん中に移動させ、カートリッジの中の魔力の性質を変えた

 

「はい、これで電撃が付与されるよ」

 

「ありがとう!!」「あ、ありがとう……」

 

「他のみんなは防御や回復、補助に専念して」

 

「「「了解!!」」」

 

「行くぞ!!」

 

巨大ツチギンチャクvs剣也達

 

今、戦いが始まる


 
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