No.63977

指先の虹(詩)

長月 秋さん

詩に挑戦してみました。

2009-03-18 19:47:31 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:470   閲覧ユーザー数:459

虹色の夢の橋消えてくのを

 

君は悲しそうに空を見上げてる

 

 

僕の手で君の目を覆ったとしても

 

君のこころ地面に染みを作ってゆく

 

 

明日にはもう一度太陽のような

 

陽だまり咲くようにと祈りを歌うよ

 

 

 

交わした言葉の一端 手繰り寄せれば君がいた

 

なんて幸せなことだか 気付かずにいた

 

 

願うことは単純で だけどその分遠くて

 

もがいて伸ばした指先 今も震えているよ

 

 

世界の名を忘れたとて 僕は君を覚えていて

 

世界が眠りにつく中 僕は君を愛そう

 

 

 

あの日交わした約束が 色あせることなどなくて

 

隣に空いた空白が 胸に響いていたい

 

 

震えた指先に僅か 残る願いのぬくもりを

 

手放すことなどできずに 生き続けている

 

 

 

世界の名を忘れたとて 僕は君を覚えていて

 

世界が眠りにつく中 僕は君を愛そう


 
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