No.638151

英雄伝説~光と闇の軌跡~ 856

soranoさん

第856話

2013-11-19 14:59:03 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:1470   閲覧ユーザー数:1367

~???~

 

我が選び、汝が選べば”契約”は成立する――――求めるのであれば、我が名を呼ぶがいい、焔を刻みし起動者(ライザー)よ――――

(そうか…………これが空の女神(エイドス)が仰っていた…………)

誰もいない謎の空間にいるリィンは謎の声を聞いて目を閉じて集中し

(……そうだ………この名前を聞いた時………俺は思ったんだ……”彼”の名を………懐かしさすら覚えるあの名前を……)

リィンが全身に集中したその時!

 

~オルキスタワー・屋上~

 

「来い―――――”灰の騎神”ヴァリマール!!」

リィンは片手を空へと掲げて叫んだ!

「兄様……?一体何を………」

リィンの行動を見たエリゼは戸惑った。

「フフ、ベルほどではないがクロイス家の当主としてこの程度は嗜んでいてね…………そして、このオルキスタワーの”霊子変換機能”を利用すれば――――こんな事も可能になるのだよ!」

するとその時ディーターは光に包まれて白き神機の中へと吸い込まれた!

「あ……………」

それを見たエリィは呆け

「吸い込まれたねー……」

キーアは信じられない表情で呟いた。そして神機は自分の手や頭を動かした。

「ふむ……視界と制御も良好だ。”至宝”の力を受けつつ自在に操る事ができそうだな。」

その時神機からディーターの声が聞こえてきた!

「お、おじさま……………」

「霊的な位相空間から人形兵器をコントロールしている……!?」

その様子を見たエリィは信じられない表情をし、ティオは真剣な表情で呟き

「オイオイ、そんなのありかよ!?」

ランディは目を細めて叫んだ。その時ディーターが乗った神機はその場で決めポーズをし

「ハハ、これぞ”正義”を体現し、世に知らしめるための白き機体……………さあ――――”証明”してみるとしようか。私の”正義”と君達の”正義”……果たしてどちから正しいのかを!」

ロイド達に回転する片腕を突き付けて叫んだ!

「くっ………望むところだ!」

「全力をもって挑ませてもらいます……!」

「そんなガラクタ、すぐにぶっ壊してやるぜ!」

対するロイドやエリィ、ギュランドロスも武器を構えて叫んだ。

「……待て!何か来るぞ!?」

その時何かに気付いたヴァイスは警告し

「へ…………?」

警告を聞いたロイドが呆けたその時、白き人形兵器―――――”灰の騎神”ヴァリマールがロイド達の目の前に降り立った!

 

「なあっ!?」

ヴァリマールを見たディーターは声を上げ

「新手の”神機”……!?」

「チッ!こんな時に限って!」

ロイドとランディは警戒し

「た、多分……違うと思う………キーアが知る限りこんな”神機”、見た事もないよ。」

キーアは戸惑った表情で呟き

「まさか”結社”が新たに作った人形兵器ですか……!?」

ティオは真剣な表情で叫んだ。するとその時ヴァリマールはロイド達に振り向いて地面に膝をつき

「い、一体何を……!?」

ヴァリマールの行動を見たロイドが戸惑ったその時、リィンが謎の光に包まれ始めた!

「兄様!?」

リィンの様子を見たエリゼが血相を変えて叫んだその時

「大丈夫だ、心配するな、エリゼ。」

リィンは優しげな微笑みを浮かべてエリゼを見つめて言った。するとリィンは光に包まれ、ヴァリマールの中に吸い込まれた!

「あ……………」

「リ、リィンもおじさまと同じように………」

「まさか……」

その様子を見たエリゼとエリィは呆け、ヴァイスは信じられない表情をした。一方ヴァリマールの中に吸い込まれたリィンは操縦席らしき場所に転送され、次々と端末を操作し始めた。

 

「凄い………勝手に頭に操縦方法とか入って来る………………刀は…………よし、ちょうどいいのがあるな…………」

端末を操作していたリィンは驚きの表情で呟いた後ヴァリマールの片手に握られてある刀を見て頷いて操作し、リィンの操作によってヴァリマールはリィンと全く同じ剣の構えをした!

「なっ!?」

「兄様と同じ剣の構え……!?」

「オイオイオイ……!まさかとは思うが……!?」

一方その様子を見ていたロイドとエリゼは声を上げ、ランディは信じられない表情になり

「リィンさんが操縦しているのですか!?」

ティオが驚きの表情で叫んだ。

「ああ――――空の女神(エイドス)が仰っていた”灰の騎神(ヴァリマール)”とはコイツの事だ。視界もいつも通り見えるし……刀もある以上、いつも通り戦える。」

「!!に、兄様の声……!」

「じゃ、じゃあその人形兵器が空の女神(エイドス)の話にあった……!」

リィンの声を聞いたエリゼは驚き、エリィは信じられない表情をした。

「ガッハハハハハハッ!まさかここに来て、こんな展開が待っていたとはな!!」

「フッ……まさか美味しい展開をここで持っていかれるとはな。」

その時ギュランドロスは豪快に笑い、ヴァイスは静かな笑みを浮かべ

「ふ、ふざけるな!!そんな物で”正義”の象徴たるこの”神機”に勝てると思ったら大間違いだ!この白き神機と似た姿をしたその人形兵器は今この場で木端微塵に破壊してくれる!!」

怒りの様子で叫んだディーターの声が聞こえてきた。

「破壊されるのは貴方の方だ!」

ディーターの声に応えるかのように刀を構えたヴァリマールからはリィンの声が聞こえてき

「――――みんな!リィンの援護をするぞ!!」

「おおっ!!」

ロイドの号令に仲間達は頷いてそれぞれの武器を構え

「――――今こそ”魔神”の力、とくと見せてあげなさい!ラテンニール!!」

「はハハハハッ!壊シがイのアるガラクタだッ!!」

ティオはラテンニールを召喚し

「エイドロンギア、召喚します……………!」

さらに異空間からオルキスタワーの探索の途中で見つけたエプスタイン財団が開発し、何者か――――マリアベルによって奪取された”オーバルギア”の新型兵器――――”エイドロンギア”を召喚し

「リンク完了………これより”灰の騎神”ヴァリマールの援護を始めます!!」

転移の光に包まれた後エイドロンギアに乗って、ティオが操縦するエイドロンギアはヴァリマールの横に滞空した!

「行くぞ、みんなっ!!」

「おおっ!!」

そしてロイドは号令をかけて仲間達と戦闘を開始し、リィンが操縦するヴァリマールやティオが操縦するエイドロンギアも戦闘を開始した!

 

今ここに!ゼムリア大陸の現代と古代の兵器がぶつかり合う戦いが始まった……………!

 

 

 

 

という事でアイオーン戦はロイド達&ヴァイス、ギュランドロス+魔神、ヴァリマール、エイドロンギアという人間、魔神、兵器編成のとんでもない混合軍で戦いますwwなお、エイドロンギアも3rd篇でオーバルギアが大幅にパワーアップしていますから、エイドロンギアもパワーアップしていますよ?例えばオーバルギアのようにファンネルも勿論あります(ニヤリ)なのでティオはただでさえ強いのに、そこにティータみたいにエイドロンギアを召喚し、エイドロンギアを操縦して戦う事もできますのでとんでもない強さになっていますww………感想お待ちしております


 
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