J 「はぁっ」
すごく鬱な気分だ
何でだって?そりゃもちろん言うまでもなく
一緒に住んでるあの2人のせいだ
最近、前にも増して行動が過激だ
もうすぐ期末テストなんだぜ
確かにあまり勉強はしたくないが
それでも人並みの成績を取っておきたいって思うだろ普通
それなのにあいつらと来たら・・・
水銀燈 「人間、暇よ。何かしなさい」
J 「はぁ?」
部屋に入ってくるなり部活の先輩みたいなことを言い出しやがった
J 「出てけ、俺は勉強で忙しいんだ」
その瞬間、俺の後頭部に柔らかい感触がきた
水銀燈 「そんなこと言っていいのかしらぁ?」
どうやら俺の後頭部に水銀燈が抱きついてきたらしい
くっそ~・・・、胸の感触が気になりすぎて勉強に集中できねぇ
J 「おい、いい加減離れr・・・」
水銀燈 「バラモン♪」
---パスンっ----
水銀燈は羽を針のように掴むと俺の頭部の秘孔を突いた
J 「き、貴様、何時そんな危な・・・い・・・技を身・・・に付けやがっ・・・た・・・」
そう言って全身を痙攣させながら何とか水銀燈の方を見る
水銀燈 「漫画で見たわぁ。でもつまんないわねぇこれ
記憶とか飛んだりしないのかしら」
J 「あとで・・・おまえ覚えて・・ろよ・・・」
水銀燈 「もう忘れたわぁ」
それだけ言うとボケ烏はどっかに飛んでいきやがった
J 「くそ~、まだ体が痺れやがる・・・」
なんとか痺れが抜けてきた
体を起こして机に向うと誰かがドアをノックした
翠星石 「にんげーん、居るですかー?」
そう言ってハタキを持った翠星石が部屋に入ってきた
またしても不幸な香りが漂ってきたんですが・・・
翠星石 「さっき人間の部屋を勝手に掃除したですよ」
J 「ん、そうか。ありがとな」
意外と気が利くじゃないか、可愛い奴め
翠星石 「ついでに『不必要そうな本』もついでに捨てといたですよ」
J 「・・・・・・・・・・・・へ?」
俺の頬に謎の汗が一筋流れる
翠星石 「だから不必要そうな本を捨てたって言ったですよ」
その言葉を聞き、俺は急ぎ机の一番下の引き出しを調べる
J 「な・・・なんにもねぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」
俺のエロ本は!?猿から賭けで奪い取ったビニ本は!?
伝説の金閣寺がなくなってるーーー!!
翠星石 「よくわかんないですけどそこにある本は全部捨てたですよ」
J 「はう・・・おう・・・えぐっ・・・なしてそげなひどい事すんだ?」
すると翠星石はさも当たり前のように
翠星石 「読んだけど全然面白くなかったからですよ」
J 「それはおめぇの観点じゃねぇか!俺にとってはメッチャ面白いんだよ!!」
翠星石 「裸の女が載ってる本がですか?」
ジロッと俺を睨む翠星石
J 「うっ、そ、そりは・・・」
翠星石 「これに懲りたらもうエッチな本を買うのやめるですよ」
それだけ言うと翠星石は部屋から出て行った
J 「お、鬼だ・・・」
10分ほど静かな時間が流れた。しかしそれも束の間
水銀燈 「あな~ただ~け見つめ~てる~出会った日か~ら今でもずっっと♪」
J 「ぶほっ」
いきなり大音量で水銀燈の美声が聞こえてきた
J 「今度は何だ?」
頭痛を覚えながら1階に降りるとそこには
水銀燈 「今ではお茶してる~ヤバイ High Tension~♪」
メッチャノリノリでマイク持った水銀燈と
翠星石 「イエー!!」
テンションの高い翠星石
って言うか何故大黒摩季!?
翠星石 「それじゃ次は翠星石ですね!!」
翠星石はマイクを受け取るとクルクル手の中で回す
翠星石 「それじゃ、翠星石の美声に聞き惚れるですよ!!」
J 「ちょ、その前に近所めいわk・・・」
俺の声を遮るように音が流れる
J 「おい、この曲はまさか!!」
翠星石 「鶴うまいわ きみ音痴で 家具で
誰よりも 漢字体
ソース旨いな Hit me 同人で
いつか アナルから
素直な気持ち de きしめぇぇぇぇぇん♪」
J 「おいおいおいおいおい!!」
翠星石 「イカれ合う 突起名器と皮触れる 想いを
雄牛得て クーデター
ヒント:DAKARA
ナニが 餓死でも
蕎麦 煮てくれた
あのピーカラホイが
淫乱 名器 恥メール♪」
水銀燈 「っUuuuu---♪」
翠星石 「スイーツうまいわ でんぐり返ったようね
マヨが無いで? チェンジマイナー
乳輪ラバー ホモ海老マジありえない
オ・ナ・二ーも好きだよっ☆
ルール無いわ 眩しくチビる
切ない穴と尻
豆腐旨いな パンダをよせて
きっと・・・・オナ自慰だね
重いわ 優しい きしめぇぇぇぇぇぇん♪」
水銀燈 「信じないかっ?信じないかっ?♪」
翠星石 「重いわ 優しい きしめぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん♪」
こ、こいつ何処でこの歌を覚えやがった
俺はいろんな意味で打ちひしがれた
J 「もういやだ・・・」
まだ16時だというのにもう寝てしまいたい気分だ
水銀燈 「にんげーん、喉が渇いたわぁ。ヤクルト頂戴」
翠星石 「翠星石はお茶が飲みたいですぅ」
---ぴきっ----
水銀燈 「何してるの人間?早く持ってこないと折檻するわよ」
---びきびきっ----
翠星石 「尻に花を刺して写真を撮られたくなかったら急ぐですよ」
---プッツン!!----
J 「じゃかましいわ!あほんだらー!!!」
俺はテーブルをひっくり返す
水銀燈 「きゃー!なにすんのよ人間!」
翠星石 「お菓子が飛び散ったじゃねぇですか!」
J 「お前ら完璧な少女になるんじゃなかったのか!?
これじゃ、ただの日地曜日のお父さんじゃねぇか!」
翠星石 「なんですとぉー!翠星石達のどこがおっさんだって言うですか!?」
水銀燈 「私達はアリスになる存在なのよ!
馬鹿なこと言わないで頂戴!」
自覚無く反論する2人
J 「真昼間から寝そべってお菓子食べながらテレビ見て
あまつさえカラオケやったりするのは少女のすることか?」
翠・銀 『うっ、それは・・・』
その言葉に僅かに怯む、そこで俺はたたみかける
J 「大体、人のこと殴ったり蹴ったり噛み付いたりそんなことするような奴が
アリスってのになれるなんて到底思えないけどね」
すると2人は拳をプルプル振るわせた
翠星石 「うっ、うっさいですぅ。おめぇに関係ないですぅ!」
水銀燈 「翠星石、人間にはすっこーしきついお仕置きが必要な用ね」
翠星石 「ですね」
そう言って2りは顔が極悪になる
J 「2対1か、上等だ!かかって来いやっ!」
しばらくお待ちください
べきべきどかどかごしゃぎゅーん!!
J 「あの・・・出来れば1人ずつ・・・
再びしばらくお待ちください
ぺちぺちふみふみくにくにぱちこーん!
J 「その・・・えっと、すんません」
翠星石 「ふんっ!分かればいいですよ」
水銀燈 「根性無いわねぇ」
首の骨を本来曲がってはいけない方向に曲げかけといて何を言いやがる
その後、俺は言われるがまま奴隷のごとく働きました
そしてそんな様子を黙って眺める人工精霊達
学校
J 「秀吉君!」
秀吉 「ど、どうした?」
席でエロ本を堂々と読んでいた秀吉に詰め寄る
J 「昨日の件、まだ有効ですか!?」
秀吉 「昨日のって・・・合コンの件か?」
J 「はい、その通りでございます」
秀吉 「まだ見つけてないけど・・・何故に敬語?」
俺は足を肩幅開けて後ろで手を組み
頭を45度下げる
J 「昨日失礼なことした詫びっす!!
これでご容赦願いたい」
そう言って俺はさっきよりも深く頭を下げる
秀吉 「わかった。そこまで言うならメンバーに入れるが
何故いきなり心変わりしたんだ?」
俺は昨日の出来事を思い出し涙を流す
J 「自分は『優しい』女性と交際したいであります。
暴力的なのは嫌であります!!」
秀吉 「なんか知らんがわかった。それじゃ明日の夜
駅前に集合な。それより問題は
相手は3人で来るらしいってことだ」
J 「つまりあと1人必要ってことか・・・」
秀吉 「いえ~す」
俺は腕を組んで考える
その時、教室のドアが開いた
岡田 「おっす」
J・秀 『決定』
俺と秀吉は同時に指を指す
岡田 「・・・は?」
こうして合コンのメンバーが決まった
翌日の夜
J 「今日晩飯いらないから」
翠星石 「へっ?」
水銀燈 「なんか用事なのぉ?」
J 「ああ、ちょっとな」
何故か『合コン』と言い辛くて言葉を濁す
水銀燈 「『ちょっと』てなによ
詳しく言いなさいよぉ」
水銀燈が俺の頭に飛び乗って拳で眉間をグリグリする
それを見ていた翠星石も便乗して
俺の足を踏んでグリグリする
J 「え~い!離さんか馬鹿たれども!!」
2人の首根っこを掴んで引き剥がす
水銀燈 「隠すなんて男らしくないわよ!」
翠星石 「カツ丼やるから白状しやがるですぅ!」
J 「うっさい!とにかく飯はいらないからな
それじゃ、行ってくる」
そっけなく言うと俺は玄関から出て行く
翠星石 「逃げるなですぅ!」
水銀燈 「そうだわ。『メイメイ』いらっしゃい!」
翠星石 「なるほど。人工精霊達に監視させるんですね?」
水銀燈 「当たり・・・って、メイメイいないの?」
翠星石 「スイドリィーム?どこですか?」
なにやら玄関先で騒いでいる2人を無視して
俺は待ち合わせの場所へ向う
秀吉 「おまた~」
J 「おかま~」
岡田 「時間ピッタリだな」
駅前で3人が揃う
岡田はラフな格好で俺も似たような格好だが
秀吉は・・・
秀吉 「どうした?」
腕に細い布をぶら下げながら首をかしげる
岡田 「えっと・・・『にしきのあきら』のコス?」
秀吉 「エルビスだ!」
J 「どっちにしても痛いよ」
一緒にいるのが嫌になるんだけど・・・
周りの視線を気にしながら女子高生達との
待ち合わせの場所に行く
秀吉 「えっと確かこの場所だ」
そこは小さな飲み屋
岡田 「言っとくが未成年だからな
酒は飲まないぞ」
秀吉 「わかってるよ」
相変わらず硬いね岡田君は。
そして俺達は店に入る
??? 「もしかして秀吉君ですか?」
店に入るなり女の人が秀吉に声をかけてきた
秀吉 「あ、はい。そうですけど」
??? 「よかった~違ったらどうしようかと思った」
胸を押さえて安堵のため息をつく女性
秀吉 「えっと、なにか用ですか?」
??? 「あっ、そうそう、実は今日『ゴーコン』するはずだった子が
急にこれなくなって私達が変わりにする事になったの。
ごめんね、ダメだった?」
そう言って謝るように手を合わせた女性はとても可愛かった
秀吉 「べ、別に大丈夫ッスよ!なぁ?」
J 「お、おう」
岡田 「問題ないよ」
いきなり同意を求められて
動揺する俺とあまり感心なさげな岡田
??? 「よかった~、それじゃこっちでみんな待ってるから」
案内されるまま奥の座敷に向う
そこにはすでに別の2人が座っていた
??? 「はじめまして、『光』といいます。よろしく」
目つきの少しきつい黒髪でセミロングの女性
??? 「ど、どうも。『めい』です」
浅黒い肌に白・・・というより銀髪に近いロングヘアーの女性
??? 「そして私が『由愛』っていいます。よろしく」
最初に俺達を案内した、茶髪でショートの胸が一番大きい女性
俺の横で『ジュルリッ』と涎を拭う秀吉を軽くシバく。
合コンというものをしたことがない俺達は
どうすればいいのか分からないので
とりあえず、男女交互に座る事にした
光 「へぇ、サッカー好きなんですか」
岡田 「あ、はい。見るのもやるのも好きです」
光 「サッカーのルールってよくわかんないんですけど
オフサイドってなんですか?」
岡田 「それはですね・・・」
なにやら話が盛り上がってるお向かいさん
由愛 「なんか顔色悪いよ。
最近なんか疲れてることあるんじゃない?」
J 「ええ、まぁいろいろと・・・」
めい 「そういうのって溜め込まないで
キチンと発散させないとダメだよ」
J 「ええ、わかっちゃいるんですが・・・
悩みが後から後から出てくるんですよ
主に人為的に・・・」
由愛 「ダメダメ、そうやって溜め込んでるから
変なところで爆発したりするのよ」
めい 「相手だって言えば分かってくれるんだから
変に拗れる前に解決しないと」
俺の悩みを親身になって聞いてくれる2人
そして・・・
秀吉 「この焼き鳥うめぇ~!!」
おじさん 「そうだろう、なんせ秘伝のタレだからな!」
誰にも相手にされず、店のおっちゃんとカウンターで
焼き鳥の味を熱く語る秀吉・・・あっ、目に涙溜まってる。
しばらくして、女性陣が立ち上がった
光 「ちょっと化粧直してきますね」
そう言うとそそくさとトイレに向う一行
それを見送ってから秀吉がカバンから何かを取り出す
J 「何だそれ?」
秀吉 「盗聴器」
---ぶー!----
岡田と俺が同時にジュースを噴き出す
岡田 「お前・・・それでどうするつもりだ?」
秀吉 「もちろん、彼女達の会話を聞く!
それによって誰が誰を狙ってるか分かるだろ」
ダメだこいつ・・・犯罪を何のためらいもなく犯してやがる
岡田 「いつの間に仕掛けたんだよ」
秀吉 「チャンスはいくらでもあるんだぜ
俺から目を離したら一瞬で終わる」
そんなんだから女にもてねぇんだよ
とは、言えないな。人として・・・
秀吉 「よしっ、聞こえてきた」
岡田 「これ聞いたら俺達も同罪なんだよな」
J 「それでも聞かずにはいられない。それが人間てもんだ」
そう言って俺達も盗聴器に耳を傾ける
由愛 『それで誰にするの?』
光 『そうですねぇ、あの岡田って子がいいかな』
めい 『そ、それじゃ、わ、私はもう1人の方で!!』
由愛 『え~、私だけ相手いないじゃん~』
めい 『これだけは譲らないからね』
由愛 『ぶ~、どうせまたやった後、貢がせてポイッなんでしょ?』
めい 『あ、あたりまえでしょ。ああいう坊やに
本気になるわけないでしょ』
光 『それもそうね。こっちもそうしようと思ってたし』
由愛 『前もそうだったしね』
光 『大体平凡な中学生に貴重な体験をさせてあげたんだから
それくらいの見返りは必要でしょ?』
めい 『そ、そうよね』
そこまで聞いて俺達は無線を切った
J 「な、なんて女達だ・・・」
岡田 「まったく、最悪だな」
秀吉 「そ、それよりも・・・存在すら忘れ去られていた
この僕に何か慰めの言葉を・・・」
壁の方を見てプルプル震えている秀吉
俺と岡田はアイコンタクトをしてから
秀吉の肩に手を置く
J・岡 『ガンバッ!』
秀吉 「ほっとけ!!」
俺達は泣きじゃくる秀吉を連れて勘定を済ませ店を出た
もちろん彼女達には何も言わず
帰り道、少し重い空気の中、岡田が口を開く
岡田 「やっぱり俺達には合コンなんてまだ早かったんだよ」
J 「そうだな」
秀吉 「ああ、これからは今しかできないことしよう」
何かふっ切れたような顔をする
J 「よしっ!その調子だ。それで何するんだ?」
秀吉 「強姦」
---べきばきごしゃっ!!----
俺と岡田のタック技が見事に極まる
J 「そりゃ今できることじゃなくて
今なら少年Aで許されることだ!」
岡田 「こいついつか絶対犯罪犯すぞ」
すると、秀吉は笑みを浮かべながら立ち上がる
秀吉 「へへ、だから俺が馬鹿やらないように
いつまでも一緒にいてくれよ」
J・岡 『・・・・・・』
しばらく沈黙した後、俺達は同時にため息を吐く
J 「仕方ないから、もう少しだけ付き合ってやるよ」
岡田 「馬鹿やるのもあと数年だかな。」
秀吉 「それまで馬鹿な思い出作っていこうぜ!!」
そう言った後、俺達は肩を組んで馬鹿笑いしながら
通行人の目を気にせず駅まで歩いていった
帰宅
あいつらと別れて駅を降りたら
夜の11時を回っていた
あいつらもう寝てるだろうな
それにしても最悪だった
女って生き物はみんなあんなのばっかなのか?
なんか、2次元に走る奴の気持ちが分かってきたぞ
いっそのこと俺も・・・
そんなことを考えながら家の前にたどり着く
俺は起こさないようにゆっくり鍵を開け
静かに茶の間まで行くと・・・
水銀燈 「あっ、人間お帰り・・・」
翠星石 「お帰りですぅ・・・」
目にクマを作って眠たそうにソファーに座っている2人
J 「た・・・ただいま・・・」
なんでこいつらまだ起きてんだ?
ちょっとびっくりした。
J 「夜の9時になったら寝るんじゃなかったのか?」
すると、翠星石と水銀燈は無言で俺の前まで歩いてくる
J 「?」
翠星石 「昨日は、あの・・・悪かったですぅ」
水銀燈 「最近あなたにひどいことしてたなぁって
思って反省したのよぉ」
はんせい?
水銀燈 「昨日ひどいことしたから
今日一緒にご飯食べなかったんでしょ?」
翠星石 「何回でも謝るから翠星石達の事
きらいにならないで欲しいですぅ」
テーブルを見ると夕飯が手をつけずにそのまま残っていた
銀・翠 『夕飯、一緒に食べよ?』
胸に熱いものが込上げてきて
思わず俺は2人に抱きついてしまった
翠星石 「ちょ、何するですか人間!」
水銀燈 「どこ触ってるのよ!」
J 「うわぁぁぁ~~~ん!!ごめんよ翠星石、水銀燈!!
やっぱりお前らの方がましだ!
女子高生なんてもういやじゃぁ~~~!!」
状況が飲み込めずお互いに目を合わせて
困った顔をする
俺達3人はかなり遅めの夕飯を食べる事にした
翠星石 「食べた後、すぐに寝ると体に悪いんですよ
3時間くらい待たないといけないらしいですぅ」
J 「へー」
水銀燈 「お菓子もダメなのぉ」
翠星石 「あったり前田ですぅ。前にテレビでやってたですよ」
J 「じゃぁ今日は夜遅くまで起きてないとな」
水銀燈 「それこそお肌に悪いわぁ」
翠星石 「難しいですねぇ」
J 「それより翠星石、お前のその格好なんだ?」
翠星石 「金糸雀のミーディアムに無理やり着せられたですよ」
J 「金糸雀ってだれだっけ?」
ただの何気ない会話なのに癒されるなー
やっぱりこいつらと居ると癒される
翠星石 「そういえば人間?」
不意に翠星石がこちらを見る
J 「なんだ?」
翠星石 「さっき言ってた『じょしこうせい』って、なんですぅ?」
J 「・・・・・・」
笑顔だけど俺には分かる、こいつの心の中が・・・。
翠星石の後ろには今、阿修羅の幻影が立っている
水銀燈 「あらぁ、その話私も詳しく聞きたいわぁ」
その横で大魔神が参加しやがった
J 「えっとですね・・・」
翠・銀 『な~に~?』
その後、3時間ほどじっくり魂を絞れられました
そんな光景を鏡の中から見つめる3つの影
由愛 「これで仲直りできたんじゃない?」
光 「よかったですね」
めい 「まったくご主人にも困ったものだよ
おかげであたし達がこんな事しなきゃ
いけなくなったじゃないか。」
由愛 「またまた~、結構ノリノリだったじゃないですか。
めいお嬢さん?」
めい 「か、からかうんじゃないよ」
光 「まぁまぁ、私は結構楽しかったですよ
あんなことしたの初めてでしたし・・・
それにまさかあなたと、あんなことするとは
思っても見なかったですよ」
めい 「ふんっ」
光 「主の今のミーディアムのおかげですかね」
由愛 「ホントだね・・・200年前には考えられない事だったよ」
・・・・・・あっ、もうそろそろ帰らなきゃ」
めい 「あたしもご主人の所へ帰らないと」
光 「ええ、私も帰りますね」
由愛 「今日はありがとね『光』」
光 「こちらこそ、楽しかったですよ『由愛』。
『めい』もまた合いましょう。今度はお茶でも飲みましょうね」
めい 「ふっ、気が向いたらね」
そう言うと彼女達は本来の姿に戻り
それぞれの主の下へ帰っていく。
翠星石 「スイドリーム、どこ行ってたですか?」
水銀燈 「メイメイも呼ばれたらすぐに来なさい」
蒼星石 「レンピカお帰り、何してたの?」
精霊達は満足そうに主達の周りを飛び回っていた
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ローゼンメイデンの小説です