No.634726

ハンニバルになってリリ狩るマジ狩る

皆さん、ハンニバルというキャラクターをご存知でしょうか?
特攻野朗Aチームに出てくるリーダーの名前なのですが転生特典で
彼の様になりたいと願ったらトンでもない化け物になれるようになっておりました。

2013-11-06 17:55:53 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:2750   閲覧ユーザー数:2689

 

???サイド

 

 

拝啓、読んでいる貴方は今どこで何をしていますか?

私は今・・・・・・。

何もない白い空間でみかんのダンボールに一人で愛する家族への手紙を書いている。

 

「誰が此処から手紙を送るんだよ!!」

 

ビリビリに書いていた途中の手紙を破り捨てる、大声を出した所為でなんだかすげえ疲れたわ。

 

「何だお前?」

 

声がするほうを振り向くとそこには白いローブを着た金髪の美少年が立っており年上である俺の事をお前と年上への敬意のかけらも見せずに俺のことをジロジロを見る。

兎に角このガキンチョには・・・・・・。

左手を握り少年の頭上に向け拳骨をしようとすると。

 

サッ。

 

ガキンチョは少し右にズレテ俺の拳骨を避ける。

何・・・・だと!

俺の黄金の左を避けただと!?

 

「お前たちみたいな人間の思考なんて簡単に避けれるんだよ。例えるなら旦那のスーツから他の女の匂いを感じ取る正妻の様にな」

 

な、なんて耳年増なガキンチョだ。

 

「それで、なんでお前のようなガキンチョが俺の考えが読めるのだ? まるで妖怪のサトリみたいじゃないか?」

 

俺の言葉を聞くとガキンチョは。

 

「・・・・・・ップ」

 

ムッカーーッ!

何だその可哀相な虫を見るような顔は。

 

「おいこらガキンチョ、年上にはもっと敬意を払えってパパとママに教えられなかったのか?」

「その言葉そっくりそのまま返すよ虫けら。僕を誰だと思っている?」

「ああ? 見たとおり糞生意気なガキンチョに見えるがな?」

「はぁ、これだからお前ら人間はいつまでたってもゴキブリと同じなんだよ」

 

手の手の平を肩の高さまで置きため息を吐きながら更に返してくる。

 

「誰がゴキブリだ!」

「そうか、それは済まなかった。これでは害虫の王様であるゴキブリに失礼だったな」

「この糞ガキは! ぶっ殺してやる!」

 

その瞬間、俺の背中からいやな汗が一杯に流れ出す。

そうまるでガキンチョが巨大なグリズリーで俺が牙も持たないウサギの様に身を竦んでしまった。

そしてガキンチョの頭には黄金の輪に背中には十二枚の純白の羽を生やしはじめた!

 

「おい、お前何者だよ?」

 

感じたことのない恐怖と戦いながら賢明に声を出すとガキンチョ、いや少年はニヤっと笑い出す。

 

「やっと面白いやつに会えたよ。僕の名前は大天使ミカエルだ」

「ミカエル? 大天使? マジすか?」

「マジだ」

 

ああ、オワタ。

俺の人生オワタァアアアアア!

 

「うん、終わってるよ。そこに気づくことが出来たか。よかったな、これでお前は三葉虫からトカゲに進化できたぞ?」

 

どうやらミカエルの中での俺のランクが上がったようだ。

 

「それで俺を如何するつもりだ?」

「そうだね。如何しようか? お前日本人だろ。ならこのまま閻魔のおっさんの所に送るのもいいかもしれないな」

「イーヤダー!」

 

て言うか俺死んでるのかよ!

 

「やっと気づいたかこの間抜け目。だけど・・・・面白い。このままお前を生き返してやるよ」

「え? どういうこと?」

 

絶望に打ち引かれてる中での俺にとっては言葉通りまさに神からの祝福を受けれたあのように思えた。

 

「最近さいろんな神がとあるアニメの世界に転生させてるんだよ。そこで僕もその仲間に入ろうと思ってさ」

「え? アニメの世界?」

 

アニメって言えば何がある?

NA○UTOにト○コ?

何それ怖い・・・・。

 

「大丈夫だよ、そのアニメは美少女でウハウハなアニメだから♪」

「なんと! 美少女にウハウハ?」

「うん、ウハウハ♪ そこでね君に他の転生者と同じように何でもいいから何か欲しいアニメでもいいから能力を言ってよ。その通りの能力をあげるから」

「それは海外ドラマでもいいの?」

「もちろんだ」

「ならさ、ハンニバルの様にして欲しいな」

 

あの人はマジで男前過ぎる!

戦車で空中で飛行する様な人だぜ?

かっこよすぎるだろ!

 

「ふーん、いいよ。なら『ハンニバル』の能力と姿に変身出来るようにしてあげるよ。あと神機も普通は一つだけだけど転生特典で二本あげるよ」

「ん? 神機? いやいや。俺が言っているハンニバルっていうのは・・・・」

 

このガキンチョは何を言い出しているんだ?

ハンニバルの姿に変身出来るようにする? ジョージ・ペパードになれるってことか?

それに神機って何?

 

「そうだどうせならオラクル細胞を持たせて不老不死にしてコアの回復力も通常種、侵食種の数倍にして、なんだか楽しくなってきたぞ!」

「あのう、ミカエルく~ん? 僕の話を聞いてます?」

「聞きたまえ! お前はこれから転生する世界でもっとも災厄な生物に生まれ変われることが出来るのだ!」

「お前はいったい何をするつもりだ!」

「さあ行くのだ、人類の敵となり全てを焼き払うのだ! アハハハハハハ!!」

 

最後にミカエルの狂気に満ちた笑い声に引きながら俺の意識はシャットダウンしていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミカエルサイド

 

フゥ、ああ可笑しい。

こんなに笑ったのは何時振りだろう?

それにしても自分で設定しておいてなんだけどトンでもないバグキャラが出来上がってしまったよ。

イヤハヤ自分の才能に惚れ惚れしてしまいそうだ。

 

「貴方は一体何をやっているのですか!?」

 

透き通った綺麗な美声が聞こえその方向を振り向くとそこには月の女神と言われている女神アルテミスが立っていた。

 

「ほう、どうやらお前も気が付いたか様だなアルテミス?」

「ミカエル貴方はなんて事をしたのですか!?」

「そんな事自分で考えるのだな。おっと済まなかった蓄えられるその栄養は全てその駄肉にいってしまっていたのだったな?」

 

駄肉というワードに反応してアルテミスは自分の胸を隠すようにしながら僕に反論してくる。

 

「あんな言葉通り化け物をあの世界に送ってたら大きな改変が起きてしまいますよ!?」

「なに、先ほどカラカイという名の観察をしたが問題はない」

「何がないんですか?」

「あれは完全な悪にはなりきれん。なれたとしてもB級アクション映画の黒幕までだ」

「なんですかその例えは!?」

 

全く反応に一々大げさな女神だ。

 

「まぁ見ていろ。|俺(・)が送り出した転生者がこれから人類の敵になるか、それとも・・・・」

 

さて、見せて貰おうか俺の転生者、雨宮朧君

 

 
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