No.631335 インフィニット・ストラトス 受け継がれる光の絆 Episode.17 授業2 -レクチャーⅡ-ジークさん 2013-10-25 22:51:41 投稿 / 全1ページ 総閲覧数:1308 閲覧ユーザー数:1284 |
一夏とシャルルは第二グラウンドに着いた。
「あら、早かったですわね」
「そうか?」
「ええ、普段よりも」
千冬が並べと言って並んだ隣がセシリアだった。
「なに?あんたまたなんかやったの?」
後ろから鈴の声がした。
「今日来た転校生の女子にはたかれましたの」
「はあ!?一夏、あんな今度はなにやったのよ!?」
「何もやってないよ」
そう言ってると
「お前ら静かにしていろ!」
バシーン、バシーン
「「いったああああ!」」
千冬の出席簿が二人の頭を直撃した。
「では、本日から格闘及び射撃を含む実戦訓練を開始する」
「「「「「「はい!」」」」」」
一組と二組の合同実習なので人数はいつもの倍。出てくる返事も妙に気合が入っている
「くうぅ・・・何かというとすぐにポンポンと人の頭を・・・」
「一夏のせい一夏のせい一夏のせい・・・」
「今日は戦闘を実演してもらう。凰!オルコット!」
二人が呼ばれた
「何で私が・・・」
「全部一夏のせいなの」
二人がぶつぶつ文句を言った
「お前らやる気を出せ。……あいつにいいところを見せられるぞ?」
「やはりここはイギリス代表候補生、私セシリア・オルコットの出番ですわね!」
「まあ、専用機持ちの実力の違いを見せるいい機会よね!」
千冬に何を言われたのか二人はやる気を出した
「それで、相手は鈴さんですの?それでも構いませんが」
「ふふん。それはこっちのセリフよ。返り討ちね」
「慌てるな馬鹿共。対戦相手は…」
キィィィィン
「あわわわぁ!ど、どいてください~っ!」
上からISを纏った山田先生が飛んできた。いや、正確には落ちてきた。そして・・・
ドカァァァン!
一夏の所に墜落した。土煙のせいで見えなかった。煙が晴れたそこには
「あ、あぶっねー」
白式を展開した一夏が山田先生を持ち上げていた。
「あらよっと」
一夏は山田先生を投げ飛ばした。
ガシャン
山田先生は地面にぶつかった。
「馬鹿者。誰が教師を投げろと言った」
千冬は呆れは顔をした。
「山田先生すみません」
一夏が山田先生に謝った
「いえ、操縦ミスをした私のせいです」
しかし山田先生は笑いながらそう言った
「お前達二人にはこれから山田先生の相手をしてもらう」
織斑先生の言った言葉に全員が驚いた
「え、二対一で・・・?」
「さすがにそれは・・・」
「安心しろ。今のお前達ならすぐ負ける」
言葉どおりセシリアと鈴音の二人はコンビネーションを上手く発揮する事ができず、
完膚なきまで叩き潰されている
「デュノア、山田先生が使っているISを説明してみろ」
「あ、はい。山田先生使用されてるISは――(以下二巻参照)――
参加サードパーティが多いことでも知られています」
「あぁ、一旦、そろそろ終わる」
その時、鈴音とセシリアが激突した所にグレネードを投擲されてしまい、二人は地面に落下した
「くっ、うう・・・・まさかこのわたくしが・・・」
「あ、アンタねぇ・・・何面白いように回避先読みされてんのよ・・」
「り、鈴さんこそ!」
二人は喧嘩し始めた
「山田先生はこれでも元代表候補生だ。これで諸君にもIS学園教員の実力は理解できただろう。以後は敬意を持って接するように」
「む、昔のことですよ。それに候補生止まりでしたし・・・・。いつもどおりに接してください」
はそう言うが山田先生がふつうに止める。
「でわもう一度やってもらおう。織斑、来い」
「あ、はい」
千冬に呼ばれて一夏は向かった。
「織斑、山田先生の相手をしろ」
「わかりました」
千冬に言われて一夏は白式を展開した。
「山田先生、宜しくお願いします」
「は、はい・・・」
山田先生が暗そうな声で返事した。
「山田先生、どうしたんですか?」
「いえ・・ちょっと思い出してしまって・・・。入試の時織斑君に瞬殺された事を・・・」
「・・そうですか」
山田先生は入試の時、一夏に瞬殺された時の事を思い出した。
「それでは始め!」
千冬の合図と共に開始された。
シュン
「え?」
山田先生は目の前の状況がわからなかった。一夏が目の前に居ないのだ。
ザシュ
するとエネルギーがいきなり0になった。山田先生が後ろを振り向くと・・
「はい、終わり」
一夏が立っていた。
「織斑君・・・何時の間に?」
「開始してからです」
山田先生の言葉に一夏はそう言った。
今の試合を見た生徒は驚いていた。
「一瞬、だと?」
「まったく見えませんでしたわ」
「何なのよ、一体」
「すごい・・・」
ラウラは睨むかのような目をしていた。
(なんなんだ今のは?あの一瞬で回り込んだと言うのか)
「織斑、記録更新だ」
「何秒ですか?」
「1、5秒だ」
「そうですか」
千冬の言葉に一夏はそう答えた。
「お前ら、コレが織斑と山田先生の差だ。覚えとけ」
「「「は、はい!」」」
「専用機持ちは織斑、オルコット、デュノア、ボーデヴィッヒ、凰だな、では五人グループになって実習を行なう。各グループリーダーは専用機持ちがやることを行なうように。いいな?では分かれろ」
千冬がそう言うと女子達が一夏、シャルルの所に詰め寄ってきた
「織斑君、一緒にがんばろう!」
「デュノア君の操縦技術を見たいなぁ」
「私も同じグループにいれて!」
千冬が低い声で告げる
「馬鹿者どもが・・・。出席番号順に一人ずつ各グループに入れ!次もたつくようなら今日はIS背負ってグランド100周させるからな!」
織斑先生がそう言うと二分もかからず班に分かれた
「最初からそうしろ。馬鹿者どもが」
ため息を漏らす織斑先生
「じゃぁ、始めるか」
授業は順調に進み無事に終わった。途中ISが高い位置で固定させた状態で降りてしまった為、一夏はお姫様抱っこをした。
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