「理想の父親とは何だろうか?」
「・・・・・・は?」
横になっている一羽を見ながらの一刀の発言に、麗羽は呆けた声を出した。
「いや、子供がいる以上教育方針やら何やらも考えないといかんだろ?そのうえで、俺はどういう父親でいるべきかと思ってな」
「まあ、分かりますけど。貴方自身はどんな父親になりたいと思ってるんですの?」
「うん。例えるなら、矢島金太郎、もしくはチャック・グリーンのような父親になりたいと思う」
「・・・・・・誰ですの?」
「元暴走族の世界をまたにかけたサラリーマンと、娘のために不死者の群れを突っ切って薬を探しに行ける男・・・・・・かな」
「全く分からないんですが・・・・・・」
「まあ、気にするな。とにかく、俺なりのイメージはあるが、俺の視点だけで決めてもいいのか悩んでてな。そこで、だ」
「?」
「アンケートを取ってきたんだが・・・・・・」
「強い親父だな!」(猪々子)
「常識を弁えた優しいお父さんがいいかと・・・・・・」(斗詩)
「真の漢に決まっておるわ!!」(卑弥呼)
「・・・・・・」(無回答・思春)
「娘は甘やかすくらいで丁度いいんじゃないですか?」(七乃)
・・・・・・
「とまあ、様々な意見があったわけだ」
「三人ほど足りないのでは?」
「ああ、あいつらはみんな同じだったからな」
「お兄さんはそのままでいいと思いますよ」
「一刀はそのままでいいよ」
「そのままでよいと思うがのう」(上から風、小蓮、美羽)
・・・・・・
「以上がアンケートの結果だ。麗羽はどう思う?」
「・・・・・・」
麗羽は少し考え込んだが、
「そのままでいいと思いますわ。きっと親バカな教育パパになると思いますし・・・・・・」
「・・・・・・それでいいのかなあ?」
首を捻る一刀だったが、その肩にポンと手が置かれた。
「そんなに焦って方針を決める事はないわん。親っていうのは子供と一緒に成長していくものなのよん♪」
「うおっ!貂蝉!?」
いきなりの登場に驚く一刀。
「びっくりした。いつ戻ってきたんだよ・・・・・・」
「ついさっきよん♪ご主人様の顔を見に来たら、興味深い話をしてたからつい口出ししちゃったわん♪」
一刀にウインクしながら言う貂蝉。
「そ、そうか。しかし、確かにお前の言うとおりかもしれないな。急に変わったりしないで、こいつと一緒に、成長していくとするか・・・・・・」
そういいながら一刀は、一羽の頭をゆっくりと撫でるのだった・・・・・・
どうも、アキナスです。
毎度おまたせしております。
早く投稿するとか言って、結局変わってないんですよね・・・・・・
しかも短いし・・・・・・(汗)
さて、おまけも終わってそろそろストーリーも進みます。
これから何が起こるのやら・・・・・・
では、次回に・・・・・・
「召鬼!風刃!!」
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一刀、悩む・・・・・・