No.628121 真・リリカルなのは 第十一章 機動六課設立編 第九話 戦略的撤退ohatiyoさん 2013-10-14 18:41:26 投稿 / 全1ページ 総閲覧数:587 閲覧ユーザー数:579 |
古の森の入り、ロストロギアがあるか調査していた所、二手に分かれてしまったスバル&アマルとティアナ&レイン
そして、スバルとアマルの前に、巨大な剣を持ったゴリラが現れ、スバル達を襲う
よくわからない状況だが、取り合えず戦うしかないと判断したスバルとアマル
ゴリラ「ウキィィィィィィ!!!!!!!!!」
ブンッ
剣が振りかざされるたびに、風圧が襲って来る
スバル「クッ 何て力…………これじゃ、迂闊に近づけない」
アマル「…………………………………………」
アマルは、レアスキルである
アマルの影は、触手のような形となり、ゴリラを縛り付ける
スバル「ナイス! アマル!」
その隙にゴリラに近づき、渾身の一撃を叩きこむ スバル
スバルに殴られ、吹き飛ぶゴリラ
スバル「良し!」
アマル「…………………………………………………………………」
まだ、勝っていない
ゴリラ「うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!」
ゴリラは起き上がり、甲高い雄叫びを上げる
そして、その雄叫びは森中に響き渡り、ティアナとレイン、なのはとカイトさらにルナやヴィータにも聞こえた
それほどまでに大きな雄叫びを近くで聞いてしまったスバルとアマルは、耳を塞ぐ
スバル「う、う……………耳が痛い」
アマル「……………………………………………………」
アマルは何も言わないが、苦しそうな表情をしている
ゴリラ「ウッホ!!!!!」
再び剣を振り回し、襲い掛かってくる ゴリラ
力任せに戦っているものの、腕力は人間を遥かに超越しており、その斬撃に当たってしまえば、体は真っ二つになるだろう
アマル「っ!!!!」
アマルは飛んで、ゴリラに近づき、顔を狙う
ゴリラ「ウガァ!!」
しかし、片手で弾かれ、吹き飛ぶ アマル
スバル「アマル!!!」
スバルは、アマルの所まで駆け寄る
スバル「大丈夫?」
アマル「…………………………」
頭から血を流している アマル
意識はあるようだ
ゴリラ「ウキィィィィィィ!!!!!!!!!!」
しかし、スバルの判断は間違っていた
2人が一緒の所に固まっては、絶好の的でしかないのだ
ゴリラもそれを理解しているのか、チャンスと言わんばかりに2人を狙う
スバル「仕舞った!!!」
スバルも気づいたが、時既に遅し
剣は振り下ろされた…………………………しかし
ガキィィィィィィィィィン
その刃が、スバル達を切り裂くことは無かった
スバル「…………カイトさん」
カイト「……………………………………………………」
カイトは、ウィザード(銃)で、ゴリラの斬撃を受け止めていた
カイト「はぁ!!!!」
そして、押し返す
ゴリラは、全長が4mほどの巨体であり、力がとても強いのだが、カイトの力はそれを上回るようだ
カイト「さて、アレは何者か……………………………」
ただのゴリラではあるまい
スバル「カイトさん! 気を付けてください! そいつはとても強いです!!」
カイト「フン、貴様に心配されるほど落ちぶれていない」
ゴリラ「ウキィィィィィィ!!!!!!!!!!!!!!」
ゴリラは、一直線にカイトを狙う
カイト「甘いぞ!!!」
ウィザード【プロミネンスバレット!!!】
炎の弾丸で牽制する
そして、スバル達から離れる
ゴリラ「グゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!!!!!!!!!」
スバル達には目もくれず、カイトを追いかける
カイト(フン、どうやら頭は獣レベルだな)
ウィザード【ウェイクアップ! Verグラヴィティー!!】
真っ赤なバリアジャケットが黄色に染まる
カイト「さて、行くか」
グランダーフォームは、パワードフォームの後継だが、素手では戦わない
カイトの右腕には武器が握られていた
銃と剣が一体化したような武器で、剣として扱いながら敵を斬っている状態で、弾丸を撃つことが出来るという優れものである
カイト「フォールバインド!!!!」
地面にミッドの魔法陣が現れ、そこから鎖の様なものが出現し、ゴリラを縛る
カイト「終りだ」
ウィザード【カートリッジロード】
カイト「ジャンクセイバー!!!」
ウィザードの刃に魔力が溜まり、巨大な魔力刃となる
その魔力刃で、ゴリラを切り裂いた
いや、切り裂いたというより、叩きつけたと言う方が正しいか
スバル「凄い…………」
なのはさんや、ヴィータさんも相当凄いけど………………
スバル(あの人は次元が違う)
でも、私も……………………………
スバル「何時か、カイトさんや なのはさんみたいに……………」
強くなれるかな?
カイト「で?」
カイトは戻ってきて、いきなりそう言う
スバル「はい?」
カイト「何故2人だけだ?」
スバル「それは…………………」
カイト「あれだけ逸れるなと言ったはずだが?」
スバル「す、すみません………………………気を付けていたのですが」
カイトの視線が鋭く、怖気づいてしまう スバル
カイト「俺が来なかったら、死んでいたぞ……………………貴様ら2匹ともな」
シュンッ
カイトがスバル達に説教しているとき、風を切り裂く音がした
その瞬間、カイトはスバルを蹴り飛ばす
ザシュッ
スバル「な、何をするんで!?」
いきなり蹴られた為、文句を言おうとした スバル
しかし、状況を理解し、止める
カイトの左肩に矢が刺さっていた
自分を庇う為に、蹴ったんだとわかった
スバル「カイトさん! 大丈夫ですか!!」
カイト「フン、この程度も躱せんとは………………俺もまだまだ青い」
カイトは、肩に刺さっている矢を引きぬく
そして、矢が飛んできた方を見てみると
ゴリラ「………………………………………………………」
弓を持っているゴリラが立っていた
しかも、その後ろには剣や槌などの武器を持ったゴリラ達が集まっていた
スバル「そんな…………………」
カイト「さっきの雄叫びは、仲間を呼ぶものだったか」
やはり来て正解だったな
こいつらだけでは、生きて帰るのは不可能だっただろう
カイトも雄叫びの音を頼りにして、ここまでやってきたのだった
カイト「チッ 相手にするのも面倒だ…………アマル、小僧、一旦この森から出るぞ」
スバル「小僧って私の事ですか!?」
カイト「行くぞ!」
スバルの問いを無視して、飛び去っていく カイト
スバル「え!? 私は飛べないんですけど!?」
アマル「……………………………………………………」
スバルを抱きかかえ、カイトの後を追う アマル
ゴリラは空を飛べないと判断し、空中に逃げることを選択した カイト
そして、ルナが待つ出入り口を目指す
カイト「チッ これではレイン達も安心とは言えんな」
スバル「所でカイトさん」
カイト「何だ? 小僧」
スバル「なのはさんと一緒に行動していたんじゃ………………」
カイト「置いて来た」
スバル「へ?」
その頃なのはは、
なのは「マジで最悪だよ………………………せめて地図は置いていって欲しかった」
1人で森の中を彷徨っていた
次回はレインとティアナ視点です
喧嘩してしまった2人
連携は取れるのか?
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