No.627829

真・恋姫無双~白き牙を持つ者~ #100

tokkeyさん

この物語はオリ主メインの外史です
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2013-10-13 21:17:39 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:4290   閲覧ユーザー数:3772

~ 第100話 †一つの終焉3† ~

 

 

俺の目の前には天の御使い北郷一刀(ほんごうかずと)

それに護衛として張飛(ちょうひ)が来ていた

俺達は洛陽(らくよう)の外れにある、とある将軍の屋敷の前だ

 

 

「お初にお目にかかるではないな、2回目だな北郷一刀

 改めて紹介しよう俺の名前は・・・厳白虎(げんはくこ)

 日本名では島津龍臣(しまづたつおみ)だった者だ」

 

「島津?龍お・・・み??」

 

 

何か考える素振りを見せる北郷、張飛の方はすぐに警戒を解いてくれた

 

 

「あー!思い出したのだ!飴をくれた仮面のおっちゃんなのだ!」

 

「久しぶりだね、張飛ちゃんは元気にしてたかい?」

 

「にゃはは!鈴々(りんりん:張飛真名)はいつでも元気なのだ!

 と言いたい所だけど、最近負けてばかりで凹んでるのだ・・・」

 

「そっか、でもね負ける事は悪い事じゃないんだよ

 生きてる事が大事なんだ、生きてたら何度でも勝つまで戦えるからね」

 

 

ちょっと顔を俯かせた張飛の頭を撫でながら、以前あげた飴を再度渡す

 

 

「分かったのだ、負けるのは悔しいけど

 何回でも戦っていつか勝てるようになるのだ!

 ありがとうなのだ仮面のおっちゃん!!」

 

「おっちゃんかー・・・まぁおっちゃんだな」

 

 

張飛はもう大丈夫のようだな、北郷の方も考えが終わったらしい

 

 

「北郷一刀、俺に対して色々と思う所があるだろうが

 とりあえず中へ入って話を聞いてくれないか?」

 

 

俺の言葉に頷き「わかった」と言って、俺の後をついてきた

勿論張飛も北郷と一緒に

門を潜り、いくつかの部屋の脇を抜け中庭へ出ると

そこには侍女服を着た者が二人居て、机と椅子にお茶とお菓子を用意していた

一人は薄紫色の髪の色に肩までのウェーブがかかっており、気弱そうで薄幸の少女の雰囲気を持ち

もう一人は肩までの緑髪に眼鏡をかけ、強気な感じで委員長タイプの雰囲気を持っている

彼女達は俺達が来たのに気づくと椅子を引いてくれる

薄紫髪の子は笑顔で迎えてくれたが、緑髪の子は不機嫌な感じだ

俺達はとりあえず、お互い席につきお茶を一口飲んで話を始めた

 

 

「手紙にも書いてたが、俺から劉備軍に対して御願いがある」

 

「なんだよ・・・」

 

「とある人物を保護して欲しいんだ

 勿論、劉備軍でどう扱うかは任せる・・・が奴隷とかにしてるのを知ったら

 まぁこの辺は言わなくても大丈夫だな?」

 

 

奴隷の部分で少し本気を気を出したら、それだけで張飛は席から一瞬で離れて武器を構え

北郷も席を立って、腰に差してる剣に手をかける

侍女の二人は「へうっ!?」とかいって二人で抱き合ってる

 

 

「落ち着け、あの子がそんなことするわけないってのは知ってるからな冗談だ冗談、座ってくれ」

 

 

俺の言葉にまだ警戒をしながらもゆっくりと座りなおす二人

 

 

「んで、保護してほしいのはこの侍女の二人だ」

 

 

北郷がその侍女二人を見ると、二人ともさらに身体を寄せ合ってる

 

 

「へうう~」「な、何そんなに凝視してんのよ!月(ゆえ)が穢れるじゃない!」

 

「何か俺ひどいこといわれてんだけど!?」

 

「その辺は今後仲良くしてくれ・・・二人とも自己紹介だ」

 

二人ともゆっくりと立ち上がって、服についた埃を払う

先に緑髪の方が紹介するようだ、コホンと咳払いをして指を北郷に向ける

 

「ったくしょうがないわね・・・白(はく)のおかげで私と月(ゆえ)は助かったんだから聞いてあげるわよ今回の事

 私の名前は賈駆(かく)字は文和(ぶんわ)よ、真名はまだ信用してないから教えないわ」

 

自己紹介が終わったらフンっと腕を組み、北郷から顔を背ける

それに対して宥めるように賈駆の服の裾を掴み

 

「もう、詠(えい:賈駆真名)ちゃんったら・・・

 すいません御使い様、私の名前は董卓(とうたく)字は仲穎(ちゅうえい)です

 真名に関しては、もうちょっと知ってから御願いしますね」

 

 

ふふっと笑みを浮かべて本郷に自己紹介をする

その微笑に北郷は少し顔を赤らめるが二人の名前を聞いて焦って俺の方を向く

 

 

「その通りだ、本来なら彼女達が今回の事に巻き込まれて死んでいた【ハズ】なんだ

 それをちょっと捻じ曲げた、だから彼女達は何もやましい事はしていない

 それにこの都を良く見れば分かるが、燃えた建物は宦官(かんがん)時代からの汚物でな

 本当に必要なモノは被害は受けていない、だから死者はほぼ0のはずだ

 一部は補償金渡す事を了承してもらって燃やしたが

 やっぱり長年住んでたモノが燃えるのは辛いようでな、悪い事をしたよ

 それとな、彼女達の夢は争いが無い世界が見たいなんだよ

 劉備・・・あの子と似た夢だろ?劉備には無い強さをもった二人だからさ

 二人が一緒になればさらに強くなるだろうし、詠が居れば軍師も増えるからいいだろ?」

 

「分かった、純粋に人が増えるのは嬉しいから歓迎するよ

 俺も桃香(とうか:劉備真名)の夢の手伝いをすると決めて御輿にはなったけど

 本当に彼女と同じ位置に立って彼女を支えれる子がいるのは助かるよ

 ウチの軍師の二人も天才だろうけど、経験が少ないから豊富な人は助かる」

 

「そうか、後は・・・二人の護衛じゃないが呂布(りょふ)と陳宮(ちんきゅう)も頼むわ」

 

「なっ・・・?!いいのか!お前も自分の夢があるとか言ってたんじゃないのか!」

 

 

俺の次の言葉で席を立ちながら北郷が怒る

 

「あるけどな、それ以上にこの二人には死んで欲しくないし

 なんだかんだいって呂布と陳宮も二人の傍を離れさせるのは忍びなくてな・・・

 だから頼む、北郷一刀・・・4人を保護してほしい」

 

 

俺も席を立ち北郷に【日本式で頭を下げる】

それを見て舌打ちをする北郷だが

 

「分かったよ・・・ただ、少しはあんたの事を教えてくれよ

 従兄弟の兄貴さん」

 

「そうだな、全部は言えないが話せる事は話そうか従兄弟であった天才よ」

 

「ふふっ、それじゃご飯の用意とお酒も用意しますね」

「はぁ~しょうがないわね・・・」

「ご飯たくさん食べていいのか?!」

 

 

こうして、今日だけは御使いと厳白虎ではなく従兄弟として北郷と接した

 

これでようやく本当の意味で【反董白連合】の戦いは幕を閉じる

それから1年間の休養の時期を経て・・・群雄割拠の時代が幕を開ける!!

 

~あとがきっぽいもの~

 

記念の100話目です、いつも観て下さってありがとうございます

コメントもいつもありがとうございます!陳腐な文ですがこれからもお付き合い御願いします・・・

ギリギリになりすいません

話を書いてたら次から次へと矛盾する部分があったので大幅な変更していたら

それはそれで会話が次から次へと頭に浮かんでいったので遅くなりました

次回辺りで諸侯の褒章などの話になって、後はチマチマとした話が続いていくと思います

後は目的だった名前を捨てない二人も書けたのでとりあえず連合話は満足しています

 

前の話を見て、やばいと思って急いで修正をかけまくってる駄文ですが次回もよろしく御願いしますm(_ _)m 


 
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